格闘技に興味を持つ人ならば、誰もが一度はこんなことを考えたことがあるかと。
そこでこの記事では、
- ボクシングはストリートファイトで役にたつのか
- 路上で喧嘩するならどの格闘技が一番強いか
について、ボクシング歴3年以上の僕が、独断と偏見で解説するよ。
ちなみに、特定の格闘技をけなしたり喧嘩を推奨するなどの類の記事ではないので、その点はご承知おきを。
どんな格闘技も一流になればものすごく強いし、殴り合いの喧嘩ってハイリスク
目次
喧嘩の前提条件
各格闘技の強さを考えるにあたり、まずは前提条件を設定するよ。
具体的には、
- どこで戦うか
- 道具の有無
- 体重制限
これらについて設定するよ。
喧嘩の設定①:どこで戦うか
喧嘩をする場所は様々なシチュエーションが考えられる。
ここでは「喧嘩」って言葉でよくイメージされる、
- 室外(繁華街)
- 狭い空間(裏道)
- 地面がアスファルト
こんな状況で戦う設定とするよ。
喧嘩の設定②:道具の有無
格闘技の強さを検討する場合、道具の有無は大事になってくる。
というのも、
- 剣道
- なぎなた
- 杖道
などの武具を使う格闘技では道具の有無が強さに関わってくるから。
この点について、実際のストリートファイトであれば、落ちている様々な物を使えるかと思う。
モップ、石、木の棒…。武器になりそうなものは色々あるよね
とはいえ、
- 「男のロマン」は拳と拳のぶつかり合い
- 何でも道具が使えるなら刃物を持つのが最強
- そもそもこの記事自体が空想
などの理由から、「道具は一切使用禁止」という設定にするよ。
喧嘩の設定③:体重制限
そして、最後に体重制限について。
一般的に格闘技においては、体重は重ければ重いほど有利になる。
なぜなら、パンチやキックなどの打撃系のワザの威力は次の公式で決まるから。
パンチ力 = 1/2 × 体重 × パンチの速さ × パンチの速さ × 威力が残る割合
この公式の考え方はコチラの記事で解説しているよ
そのため、通常の格闘技であれば、実際に対峙する際は細かく体重で区分されている。
ただし、それは「格闘技」という世界での話。
もし路上で喧嘩をふっかけられたら、
「フライ級の僕にヘビー級のキミが戦いを挑むのはアンフェアだよ」
なんて言ってられないかと。
なので、
- 体重制限はなし
- 各スポーツで一番重いウエイト
こんな設定で考えてみるよ。
ボクシングは喧嘩ではそこまで強くない
こんな設定で考えてみると、
- 武具を使う系の格闘技は喧嘩では負ける
- コンタクト系の格闘技ではボクシングは弱い
- 総合格闘技、柔道、相撲などが強い
こんな結論が見えてくるかと思う。
武具を使う系の格闘技は喧嘩では負ける
まず分かることは、武具を使う系の格闘技は先ほどの条件下では弱いということ。
たとえば、
- 素手のボクサー
- 竹刀を持たない剣士
これらを比較すれば、どちらが勝つかは一目瞭然。
ただこれはこれはある意味で当然と言える。
たとえば、
- バットやボールがない野球選手
- 自転車がない競輪選手
などと同様、本来の実力を発揮するのに必要な道具がない状態で勝てるわけがない。
ボクシングは格闘家同士の喧嘩では負けるかも
先ほどの設定で「喧嘩」をすると考えた場合、ボクシングは比較的に下の順位かと思われる。
というのもボクシングでは、寝技や蹴り技が認められていない。
そのため他の格闘技と比較すると、
- 攻撃のリーチは短くなる
- タックルで倒されたら終わる
など、どうしても不利になる。
だから「喧嘩で使えるか?」という観点で考えると、どうしてもボクシングは下位に位置することになるんだ。
同じ理由で、リング上であってもキックボクシングや総合格闘技には負けてしまうと考えられるね
総合格闘技、柔道、相撲などが強い
結局、喧嘩という観点で考えると、
「パンチやキックだけでなく、投げ技や寝技など、様々な技術を習得できるか」
という部分が勝敗を決めると考えられる。
そして、その上で考えると、
- 総合格闘技
- 柔道
- 相撲
これらが喧嘩においては最強だと個人的には考える。
特に地面がアスファルトであれば決定的。
「道具は使用禁止」というルールでもアスファルトは凶器に成りうる。
そして、アスファルトに叩きつける技がある、総合格闘技、柔道、相撲が喧嘩ではもっとも最強だと言えるんだ。
特にぶつかる衝撃に慣れている相撲はヤバいかと…
とはいえ実際の喧嘩でボクシングは強い
ただし誤解のないように補足したい。
「もっとも強いのは総合格闘技、柔道、相撲」
こんなふうに書くと、剣道やボクシングが弱いような印象だけど、それは誤解。
まず「武具の使用は一切禁止」って制限は、
- 剣道
- なぎなた
- 杖道
などにとって、致命傷レベルの大きなハンデになる。
武道の世界には「剣道三倍段」という言葉がある。
これは、空手や柔道の有段者が武具を持った剣道有段者と拮抗した実力を有するには3倍の段位が必要ということ。
つまり、剣道初段の相手であれば、柔道は三段以上が必要になる
もちろん、厳密に三倍の強さがあるのかどうかは分からない。
とはいえ、長年語り継がれている格言なので、一定の信用はあると考えられる。
それにも関わらず、「武具が必要な格闘技はケンカでは使えない」っていうのは、少し乱暴な話かもしれない。
また、「ボクシングは喧嘩に弱い」なんて言ったけど、これも少し極論だと思ってる。
確かに蹴り技や寝技を習得できないボクシングは「喧嘩で使えるか?」と考えると、どうしても少し不利になる。
とはいえ、これは「格闘家」という上位数%が喧嘩するという非常にレアなケース。
実際、ボクシングは、ある程度習得すれば素人との間には、
- 素人:30点
- ボクサー:90点
- 総合格闘家:95点
こんなかんじで雲泥の差が生まれる。
ウソだと思うのなら、一度ボクシングを習ってみてほしい。
それこそボクシングを一年も習えば「素人のパンチなんか当たらない」という自信が手に入るはず。
つまり何が言いたいかというと、
「格闘家同士の喧嘩」なんてレアなケースを考えず、興味のある格闘技を選ぼう」
ということ。
どんな格闘技であれ、1年も続ければ相当に強くなっているのを実感できるはずだよ。
ボクシングを始めるために必要な道具は次の記事で解説してるよ
強くなりたい人にオススメの一冊
また、どんな格闘技をやるにせよ、身体を鍛える必要がある。
- オフェンス
- ディフェンス
いずれにおいても、筋肉が多いに越したことは無いし、良質な筋肉を付けるべきなんだ。
そして、こちらの記事で解説してるとおり、筋トレを行うのであれば、
- ダンベル
- バーベル
などを使って、がっつりとウエイトトレーニングを行うほうが効率的ではある。
ただ、自分の体重を負荷にする「自重トレーニング」でも筋力をアップできる方法はある。
自重トレーニングについて、詳しく知る上で参考になるのが、「プリズナートレーニング」という一冊。
この本に従ってトレーニングに励めば、最終的には片手腕立て伏せまで出来るようになるはず
「ボクシングは喧嘩で強いのか」って悩みについて考えてみたよ
今回の内容についてまとめるよ。
この記事では「ボクシングは喧嘩で強いのか?」って疑問を考えるために、
- 室外(繁華街)
- 狭い空間(裏道)
- 地面がアスファルト
こんな状況で格闘家が喧嘩をするという設定にした。
その結果、
- 武具を使う系の格闘技は喧嘩では負ける
- コンタクト系の格闘技ではボクシングは弱い
- 総合格闘技、柔道、相撲などが強い
ということが分かった。
とはいえ、
- 「武具が必要な格闘技はケンカでは使えない」って考え方は少し雑
- ボクシングを1年も続ければ素人との間には雲泥の差が生まれる
などの観点があるのも事実。
なのでもし、「格闘技に興味があるけど、実戦で役立つ格闘技がいいな」って考えているのなら、
「格闘家同士の喧嘩」なんてレアなケースを考えず、興味のある格闘技を選ぶ」
って考えるのが正解かと思う。
ちなみにどんな格闘技でも鍛えることは必須。そしてオススメはプリズナートレーニング
こんなかんじかな!
この記事を最後まで読んでくれてありがとう。
こんなかんじで僕のブログでは、
こんなボクシングに関する様々な情報を発信してるので、よければ覗いてみてね。
この記事があなたの参考になれば幸いです。
それでは!