格闘技の世界では、パンチ力を上げる方法について、色々な主張が飛び交ってるかと思う。
この記事では、中学・高校で習う方程式を用いて、
- パンチ力を求める公式
- 何がパンチ力を決めるのか
こんなことを解説するよ。
「この練習でパンチ力は本当にアップするのかな…?」
こんなふうに悩むあなたにとっては、きっと参考になるはず。
目次
パンチ力を決める方程式
結論から先に言うと、パンチ力を求める計算式は次のとおり。
パンチ力 = 1/2 × 体重 × パンチの速さ × パンチの速さ × 威力が残る割合
詳しく解説していくよ
方程式の考え方
まず、「パンチ」は「相手にぶつけてダメージを与えるもの」って性質から「運動エネルギー」があると考えられる。
そして、「運動エネルギー」を求める公式は次のとおり。
運動エネルギー = 1/2 × 質量 × 速さ × 速さ
これだと少し分かりづらいので、この公式を「パンチ力」に置き換えて考えると次のようになる。
パンチ力 = 1/2 × 体重 × パンチの速さ × パンチの速さ
ただ、この計算式には「物体(つまり「拳」)の硬さ」が考慮されてない。
つまり、この計算式でパンチ力を考えると、
- 拳の先端をコンクリで固めたパンチ
- 拳の先端をスポンジにしたパンチ
これら両方が同じ威力という結論になってしまう。
だから、その点を考慮して「威力が残る割合」という要素を加えてると、
パンチ力 = 1/2 × 体重 × パンチの速さ × パンチの速さ × 威力が残る割合
こんな計算式になるんだ。
車両が2台あるとして、
- 同じ速度で衝突するなら、軽い車両の方が衝撃は弱い
- 同じ重量の車両が衝突した場合、速度が遅い方が衝撃は弱い
- 同じ重要の車両が同じ速度で衝突した場合、車両前方にクッションがある方が衝撃は弱い
要するにこういうこと。
そしてこの公式から分かるとおり、「パンチ力」は、
- 体重
- パンチの速さ
- パンチの威力が残る割合
これら3つの要素で決定するんだ。
握力がパンチ力に与える影響
「パンチ力を鍛えたいなら握力を鍛えろ」
こんなアドバイスを聞いたことがあるかと思うけど、さっきの方程式だと、このアドバイスの正しさも確認できる。
握力を鍛えるとパンチの衝撃が逃げなくなる
パンチを打つ際にもっともスピードが出るのが拳。
そんな拳にもっとも近い、手首の関節は前後左右に動くので、しっかり固定しないとパンチ力が分散するんだ。
でも、その手首を固定するものは、
- バンテージ
- 手首周辺の筋力
この2つしかない。
そして、バンテージには手首を固定する力には限界がある。
だから、パンチの衝撃を逃さないためには、筋トレによって握力や手首周辺の筋肉を鍛えることが効果的なんだ。
握力と全身の筋肉量は比例する
また、握力は全身の筋量と比例する傾向にある。
そして、筋力が増えれば、
- 体重
- パンチの速度
などパンチ力に影響を及ぼす数値の改善に直結するんだ。
つまり、握力を鍛えることで、
- 体重
- パンチの速さ
- パンチの威力が残る割合
これら3要素の全てが改善するので、結果的にパンチ力のアップが期待できるんだ!
パンチ力を決めるその他の要因
ちなみに、実戦では、
- パンチをもらう角度
- 相手から感じる威圧感
- 相手選手のスタミナ
こういった要素もパンチ力を決める要素の一因になる。
ただ、これらの要素は意図的に操作できないので、この記事では省略するよ
ただ僕が言いたいのは、
「パンチ力をアップさせたい」
と悩むなら、これらの要素はいったん無視して、先ほど伝えた3要素の改善に取り組むべきってこと。
結論から言えば、次の2つがパンチ力のアップには効果的だよ。
- 筋トレ
- パンチを打ちまくる
このことについては、別記事で詳しく解説したので、ぜひ読んでみてね。
パンチ力を上げる方法にここまで言及した記事はなかなか無いかと
パンチ力を求める方程式について解説したよ
今回の内容をまとめるよ。
まず、「パンチ力を求める方程式」は次のとおり。
パンチ力 = 1/2 × 体重 × パンチの速さ × パンチの速さ × 威力が残る割合
そして、この公式から、パンチ力を上げたいのであれば、
- 体重
- パンチの速さ
- パンチの威力が残る割合
これら3要素の数値を改善することが効果的なんだ。
そして、これら3要素の数値を改善するための効果的な練習法はコチラで解説しているよ
こんなかんじかな!
ということで、この記事はここでおしまい。
ここまで読んでくれてありがとう。
こんなかんじで僕のブログでは、
こんなボクシングに関する様々な情報を発信してるので、よければ覗いてみてね。
この記事があなたの参考になれば幸いです。
それでは!