こんな初心者ボクサーの悩みに答えるために、今回は「ボクシングで脱力する方法」を解説していくよ!
先に僕のボクシング歴を紹介すると、
- 週5のジムワークを2年継続
- 対外試合に出場した経験あり
- お世話になったジムは計4か所
こんなかんじ!
僕もトレーナーから「力むな!」ってよく指摘されてたから、きっと参考になるんじゃないかな!
目次
本題に入る前に一つ質問

この記事を読んでるあなたは、
- ボクシングをやっている
- 筋トレに興味がある
このいずれかに該当するかと思う。
そんなあなたに質問したいけど、
「タンパク質は足りてますか?」
普通の成人男性であれば1日60gのタンパク質を摂ることを厚労省は推奨してる。

↑これがタンパク質60gの目安。
これだけのタンパク質を毎日、当たり前のように摂ってる人はあまりいない。
こんなかんじで、現代人は基本的にタンパク質が足りてないし、ボクサーにいたっては、もはや深刻なレベル。
タンパク質が不足すると、
- 毎日練習してるのにパンチ力が上がらない
- 頑張って減量してるのに痩せない
- 筋トレを続けてるのに筋肉が全くつかない
こんな悩みの原因にもなる。
なので、「十分にタンパク質を摂れてるぜ!」って断言できる人以外は、先に次の記事を見て欲しい。
- タンパク質不足は何が問題か
- タンパク質不足を解消すべきための具体的な方法
- プロテインでは太らない理由
これらを分かりやすく丁寧に解説してるので、有益な記事かと。
特に「ボクサーがプロテインを飲むべき理由」としては、日本で一番参考になる記事だと自負してる
ボクシングで脱力すべき理由

さて、ここから本題。
そもそも、なんで脱力をしないといけないか、その理由をまずは解説するよ!
ボクシングで脱力すべき理由は、
- パンチ力の向上
- ディフェンス力の向上
- スタミナ減少を抑える
こんなかんじ!
それぞれ解説していくよ!
パンチ力の向上
脱力することで強いパンチを打てる理由は二つあって、
- 全身の筋肉を連動させられる
- 筋肉の収縮できる幅が伸びる
こんなかんじね!
強いパンチって、全身の筋肉をうまく連動させることで打てるんだ。
でも、身体が強張ってると、動きがぎこちなくなって、どうしても身体がうまく連動しないんだ。
その結果、パンチ力が上がりづらい!
それから当たり前だけど、筋肉は伸びた状態から縮むまでの間しか力を発揮することができない。
一方、「力が入ってる」って言い換えれば、筋肉が収縮してる状態だよね。
言い換えれば、「力んだ状態」だと、筋肉の収縮の余地が少ないってこと。
要するに、
- 脱力してる状態:全く筋肉が収縮していない状態
- 力んでる状態:50%ほど筋肉が収縮している状態
どっちの方がより強いパンチを打てるかって話!
こういった理由から、脱力するとパンチ力のアップが期待できる!
ディフェンス力の向上
うまく脱力できるとディフェンス能力のアップも期待できるんだ!
っていうのも、
「力んでる」=「動きにキレがない」
こんなかんじだからね。どうしても相手の動きに反応するのが遅くなるんだ!
相手の動きに反応するスピードがディフェンス能力に直結することは言うまでもないよね!
だから「脱力」ができれば、結果的にディフェンス力の向上するんだ!
スタミナ減少を抑える
更にいうと、脱力ができるとスタミナの減少を減らすこともできるよ!
力んだ状態っていうのは、「血液のポンプ」としての役割を果たす筋肉が凝り固まった状態でもあるんだ。
その結果、血液中の酸素が隅々まで行き届かなくて、スタミナの消耗が激しくなってしまうんだ!
だから、うまく脱力することで、スタミナの減りを和らげる効果も期待できるよ!
- 脱力の効果①:パンチ力の向上
- 脱力の効果②:ディフェンス力の向上
- 脱力の効果③:スタミナ消耗の軽減
ボクサーが脱力する方法

ボクシングが上達する上で、脱力が効果的なことが分かったところで、脱力する方法を解説するよ!
具体的には、
- ボクシングの動きに慣れる
- 下半身からの動きを取得する
- 緊張が原因ならとにかく動く
こんなかんじ!
対策①:ボクシングの動きに慣れる
ボクシングを始めてまだ日が浅いのなら、そもそもボクシングの動きに慣れていない可能性があるよ!
それこそ、ジムに通い始めて3ヶ月も経っていないなら、まずはボクシングの動きに慣れることに注力するようにしよう!
この場合、基本的にはジムに通い続ければ力みは取れていくよ。
でも、もし少しでも早く上達したいなら、自宅でも自主練でシャドーボクシングを行おう。
慣れてない動きはぎこちなくなりがちだからね。少しづつ慣れていって、「力まないフォーム」を習得しよう
対策②:下半身からの動きを取得する
ある程度の期間、ジムに通ってボクシングの動きに慣れたはずなのに、力みが抜けない。
こういう人に多いのが、上半身だけでパンチを打とうとするケースね!
別のスポーツの野球では、打撃フォームについて、
下半身主導のスイング = 力みのない打撃フォーム
こんなふうに言われてるけど、これはボクシングも一緒!
野球とボクシングを両方経験した僕の感覚では、どちらのスポーツも非常に動きがよく似てるよ!
だから、上半身の力みが抜けた良いフォームでパンチが打てるようになりたいなら、下半身で打つパンチを体得しよう!
下半身で打つパンチは、「下半身」ではなくて「腰の回転」でパンチを打つ感覚だよ!
具体的には、
- ファイティングポーズをとる
- 腰を回す
- 回転で生まれたエネルギーだけでパンチの形を作る
- 腕が伸び切ったら腰を逆に回転させる
- 回転させたエネルギーだけで元の姿勢に戻る
こんなかんじ!
コツとしては、③と⑤は腕を伸ばす(縮める)意識はせず、腰の回転だけで腕を動かすこと!
これが出来れば脱力した良いパンチが打てるはずだよ。
最初はゆっくり動いて、「自然に腕が伸びる感覚」を感じてみよう!
対策③:緊張が原因で力むなら「とにかく動く」
肩の力が抜けないその他の理由としては、「緊張」かな!
特に試合直前のミット打ちでリラックスができないなら、緊張が原因の大半だよ
試合前に脱力が出来ない場合、対策は色々あるけど、とにかく動こう!
- シャドーボクシング
- ミット打ち
- ランニング
- スクワット
- 腕立て伏せ
別にメニューは何でもいいから、とにかく身体を動かして、凝り固まった筋肉をほぐしていこう!
試合前にヘトヘトにならないようにだけは注意しようね!
ボクサーが肩の力を抜く方法を解説したよ!

今回は「ボクサーが脱力すべき理由と具体的な方法」について解説したよ!
記事中で解説したとおり、力みを抜くことができれば、
- パンチ力
- ディフェンス
- スタミナ
これら全ての能力の向上が期待できるよ!
「〇〇について考えるな」と言われたら〇〇について考えてしまうように、「力むな」と言われたら力んでしまうのが人間というもの。
だからこそ、今回の記事を参考に、少しでも脱力をするコツを体得してもらえたら嬉しいな!
こんなかんじで、僕のブログでは、
- ボクシングをやったらモテるって本当?
- ボクシング選手ってパンチを受けても痛くないの?
- ボクシングって独学でも学べるの?
こういった「ボクシングに関する様々な情報」を発信してるから、ぜひ他の記事も読んでいってね!
それでは!