今回はこんな疑問を持つ初心者ボクサーに向けて、「初心者ボクサーが気を付けたいミット打ちのコツ」を解説するよ！
ミット打ちって地味に難しいよね！
ただ、トレーナーが持ってる的を殴るだけなのに、いまいち綺麗なフォームでパンチを打てない。
それこそ、
- シャドーボクシングはサマになってきたけど、ミット打ちでは動きがバラバラになる
- 力んで１ラウンドでバテる
- ガードが下がったり、がら空きになる
- 「距離が近すぎる」って何度も指摘される
- パンチがうまく当たらない
- パンチがミットにしっかりヒットした感覚がない
- パンチが当たったときの音が鈍い
- いまいちリズムが悪い
こんな悩みはボクシングを始めたばかりの人なら誰もが持っているはず！
こんな指摘を受けた経験のあるボクシング初心者に向けて、今回はミット打ちで押さえるべきポイントを解説するね！
この記事に書いてある内容で、基本的に意識すべきポイントはおおよそ全て網羅してるので、ぜひ最後まで読んでいってね！
また、解説の前に僕のボクシング歴を説明すると、
- 週５のジムワークを２年継続
- 対外試合に出場した経験あり
- お世話になったジムは計４か所
こんなかんじ！
それなりに、ボクシングの練習は重ねてるので、きっと初心者ボクサーには参考になる情報のはず！
目次
ミット打ちとは
当然、知ってるだろうけど、一応解説しておくね！
ミット打ちは、トレーナーにミットを持ってもらい、トレーナーの指示どおりにパンチを打っていくメニュー！
ミット打ちの特長
そして、このミット打ちの特長としては、
- 的(ミット)が小さく、位置も動くので、パンチを当てるのが難しい
- 自分のペースで動くことが出来ず、トレーナーの指示に素早く反応する必要がある。
こんなかんじね！
だから自分のペースで好き勝手に動けるサンドバック打ちと比較すると練習のレベルはかなり上がるんだ！
でも難しいからこそ、ミット打ちの上達が、ボクシング技術の向上に繋がるよ！
使用するグローブの大きさ(オンス)
ミット打ちで使用するグローブは、サンドバック打ちで使用するグローブと同じ大きさで問題ないよ！
具体的な大きさとしては８～10オンス！
これが12オンス以上になると、パンチを打ったときの感覚が鈍くなるから、あまりオススメはできないかな！
プロボクサーの人は試合が近くなると、身体を慣れさせる意味で、12オンスのグローブでミット打ちを行ってるけど、初心者のうちは真似しないようにね！
ミット打ちの効果、消費カロリー
ミット打ちで得られる効果としては、
- 当て感が向上する
- 実戦的な動きが身につく
- スタミナ向上
- 相手の動きへの反応速度の向上
こんなかんじかな！
サンドバック打ちよりも更に実践的な動きになっていくから、よりボクシングのスキルが身につくよ！
一方、消費カロリーだけど、
- シャドーボクシング
- サンドバック打ち
これらと比較すると運動強度は上がるから、当然、消費カロリーは増える！
とは言っても、２ラウンド程度のメニューだから、実際に消費するカロリーはそこまで多くないかな。
ミット打ちが上達するコツ
ミット打ちを上達するコツとして意識したいことは、
- 少し距離を遠くする
- 拳い一つ分の撃ち抜くイメージ
- 前のめりにならない
- 素早く反応する
- ナックルを当てる意識
こんなかんじかな！
それぞれ解説していくよ！
コツ①：少し距離を遠くする
まず、言いたいのが、
とりあえず、多くのボクシング初心者はミットを打つときの距離が近い！
「それフックの間合いですよ！」って間合いでストレート系のパンチを打ってる人は本当に多い
例えば、ストレート系のパンチの理想的な間合いは、「肘が伸び切った距離」なんだけど、肘が曲がってる人が多い！
肘が曲がった状態でパンチが当たると、
- 威力が半減する
- リーチが短くなるので、実戦では不利
- 「押すパンチ」になるので、ナックルを痛めやすい
こんなデメリットがあるんだ。
だからしっかり距離を開けてパンチを打つちたいところ！
そのために練習で意識すべきポイントとしては、
- ミット打ちの際には、距離を伸ばすことを意識する
- サンドバック打ちの際には、肘が伸び切ったところでパンチを当てる練習をする
- シャドーボクシングでは、しっかり肘を伸ばしきる意識を持つ
こんなかんじかな！
いずれにせよ、「腕を伸ばしきる」って意識をしっかり持つことが、パンチの距離を伸ばす第一歩だよ！
コツ②：実際より遠くの的を打つイメージを持つ
居合抜きって知ってる？
立てたワラなんかを真剣で切るアレね。
居合抜きはコツがあって、それが「的を切るイメージを消す」ってことなんだ！
コマ送りで考えるなら、「刀を鞘から抜いた次の瞬間は、刀を振り切ったコマになってる」ってイメージを持つことね！
「的を切る瞬間をイメージすると、刀のスピードが遅くなる」っていうのが、その理由らしいんだ。
これって、ボクシングでも同様のことが言えるんだ！
「ミットを打つ」
この意識だと、ミットにパンチが当たる瞬間、無意識のうちにパンチのスピードを遅くしてしまいがち。
だから、ミットの奥に仮想のミットをイメージすることで、パンチを振り抜くことが出来るんだ！
居合抜きと同様に、実在するミットは頭から消すイメージね！
コツ③：前のめりにならない
コツ①とコツ②で、遠くにパンチを打つアドバイスをしたけど、そうすると必ずいるのが、「前足にすごい重心が寄る人」ね！
当然だけど、ボクシングは一つのパンチを打って終わりじゃないよね。
- 相手の反撃をディフェンスをする
- 次のパンチを打つ
- 相手と距離を開ける
こんなかんじで必ず次の行動があるはず！
だから基本姿勢であるファイティングポーズに戻る必要があるんだけど、上体が突っ込んでいたら、それが難しい！
更に言うと、上体が突っ込んだ状態だと、腰でパンチを打つことができない！
腰の回転で打たないといわゆる「手打ちのパンチ」になってしまい、威力の無いパンチを打つことになる。
試しに前のめりになった状態になってからパンチを打ってみてほしい
だから、上体を突っ込まないようにしたいところ！
このときに意識すべきが、頭のある位置ね！
パンチを打ちながら「自分の頭の位置が両足の中心にあるか？」って確認すると、突っ込まなくなるよ！
コツ④：トレーナーの指示に素早く反応する
今まで説明したコツが守れていれば、けっこうサマになっているかと思う。
その上で意識したいのが、
トレーナーの指示に素早く反応する
ってことね。
素早く反応するとパンチにリズム感が出て、ミットを打った際に出る音のリズムが非常に心地よいものになるよ！
そして何より、スタミナがつく！
やってもらえば分かるんだけど、トレーナーの指示に素早く反応し続けると、もの凄いスタミナを消耗する。
本気でやれば２ラウンドでもヘトヘトだよ！
そして、その分スタミナがものすごい強化される！
ボクシング初心者が最初の試合で勝つためには、何よりも試合でパンチを打ち続けるスタミナが大事になってくるんだ。
そして、パンチを打ち続けるためのスタミナは、ミット打ちなどの「パンチを数多く打つメニュー」もっとも効率的に鍛えられる！
だから、「試合で勝ちたい」と考えるのなら、トレーナーの指示には素早く反応していこう！
コツ⑤：ナックルを当てる意識を持つ
また、余裕が生まれてきたら、「ナックルを当てる意識」を持つようにしたい！
ナックルがしっかりミットに当たるようになると、
- パンチ力が上がる
- 手首をケガしなくなる
こういったメリットがあるんだ！
ミット越しに伝わる感覚が少し良くなるので、「おっ？笑」って良い気分になれるよ！
今回紹介したコツを意識すると、音が格段に違ってくるよ！
今回解説した、「ミット打ちで意識したいポイント」は、
- 少し距離を遠くする
- 拳い一つ分の撃ち抜くイメージ
- 前のめりにならない
- 素早く反応する
- ナックルを当てる意識
こんなかんじね！
これらのポイントが押さえられると、「パンッ！」と心地よい音がジム内に響くミット打ちができるようになるはず！
ぜひ、ミット打ちの際は意識してみてね！
さて、今回は「ミット打ちのコツ」について解説してきたけど、僕のブログでは他にも、
- どうやったら強いパンチが打てるようになるの？
- ボクサーはプロテインを飲むべき？
- ボクシングって独学でも学べるの？
こういった「ボクシングに関する様々な情報」を発信してるから、ぜひ他の記事も読んでいってね！
それでは！
