こんな疑問を持つあなたに向けて、
- プロテインでは太らない理由
- ボクサーがプロテインを飲まないとヤバい理由
- おすすめのプロテイン
栄養学の観点も踏まえつつ、これらを分かりやすく解説するよ。
ちなみに僕のボクシング経験や筋トレ歴は、
- 週5のジムワークを2年継続
- 対外試合に出場した経験あり
- 筋トレは5年以上継続中
- ベンチプレス最高は120㎏
このとおり。
ボクシングも筋トレも一通り経験してるので、参考になるはず
目次
プロテインは飲んでも太らない
プロテインを飲まないボクサーが一番心配してることはこれだと思う。
結論から言うと、プロテインは飲んでも太らない。
まずはその理由を解説するよ。
人が太る原因は糖質
まず、知って欲しいのが、人が太る直接の原因は糖質(ブドウ糖・炭水化物)だということ。
お菓子やケーキ以外にも、白米やパンなどの「主食」も糖質が多い
その一方、肉やタマゴに含まれている、
- 脂質
- タンパク質
これらは食べても太らないと言われてる。
そもそも、「太る」という現象は次のように起きる。
- 糖質(ブドウ糖)を食べる
- その結果、インスリンホルモンが分泌される
- インスリンは、ブドウ糖を筋肉や肝臓に貯蔵する
- しかし、筋肉や肝臓に取り込めない分は脂肪細胞に取り込まれる(つまり太る)
要するに、太る原因は糖質で、タンパク質や脂質は関係がない。
つまり、
タンパク質や脂質はいくら食べても太らない
と言えるんだ。
この「太るメカニズム」はプロテインを飲む上でも理解しておきたい話なので、ぜひ自分でも調べてみてほしい。
個人的には「マンガで分かる糖質制限」が分かりやすくてオススメ
プロテインの主成分はタンパク質
タンパク質を摂っても太らないことを理解した上で、プロテインの成分を確認するよ。
これは英語の翻訳そのままに、プロテイン(protein)の主成分はタンパク質。
タンパク質をいくら食べても太らないというのは先ほど解説したとおり。
つまり、
「プロテインは飲んでも太らない」
と言えるんだ。
ボクシングの練習メニューでは筋肉量は増えない
こう考えるボクサーもいると思うけど、実はこれも間違い。
一般的なボクシングの練習メニューならプロテインを飲んでも体重は増えない
厳密には筋肉量は”少しだけ”増える可能性はある。
とはいえ、100g単位のギリギリな減量をするプロボクサー以外は無視して構わないレベルかと。
筋肉量を増やすのに必要な負荷
そもそも筋肉を大きくするには次の3つの要素が必要になる。
- 7~10回しか持ち上げられない程に高負荷な「運動」
- タンパク質を中心とした豊富な「栄養」
- 充分な「休息」
ここで注目したいのが「運動」の部分。
一般的なボクシングジムでの練習メニューは次のとおり。
- アップ
- シャドーボクシング
- サンドバック打ち
- ミット打ち
- スパーリング
- 補強運動
- ランニング
このメニューに「7~10回しか持ち上げられない程に高負荷な「運動」はあるだろうか?
「補強運動」は該当する可能性はあるけど、一般的にボクサーの補強運動は、
- 腕立て伏せ:100回
- スクワット:100回
- 腹筋:100回
こんなふうに、「7~10回しか持ち上げられない程に高負荷な「運動」」に該当しない。
こんな理由から、
ボクサーがプロテインを飲んでも筋肉が増えて増える可能性は著しく低い
と言えるんだ。
それでもボクサーがプロテインを飲むべき理由
これは誤解を恐れずに言うなら、
「ボクサーは深刻なレベルでタンパク質が不足しがちだから」
というのがその理由。
ボクサーはタンパク質が不足しがち
まず大前提として知っておいてほしいのが、「そもそも現代人はタンパク質が不足しがち」ということ。
厚労省の「日本人の食事摂取基準」という発表によると、成人男性なら60gのタンパク質を一日に摂るべきと言われている。
一方で、「タンパク質」と言われてイメージする食材と実際の含有量は次のとおり。
- 牛乳:3.3g
- 木綿豆腐:6.6g
- 牛肉(サーロイン):11.7g
牛乳だけで摂るなら、1日に1800mlも飲む必要が…
まぁ、牛乳は冗談にしても、牛肉なら500gくらいだしギリギリいけそうに感じるかと思う。
じゃあ、その実際の量がどんなものかと言うと、
↑こんなかんじ。
注意したいのは、これだけのタンパク質を「特別な日」ではなく、毎日、当たり前に摂るべきってこと。
しかもこれは、サラリーマンとして働くような普通の成人男性が食べるべき量。
アスリートであれば、当然、一般の人以上にタンパク質を摂る必要がある。
「アスリートは運動しない人の2倍はタンパク質を摂るべき」って言われてる
それにも関わらず、ボクサーには「減量」があるので、そもそもの食事の量自体を減らさざるを得ない。
つまり、
タンパク質が足りない現代人の中でも、特にボクサーのタンパク質不足は深刻になりがち
こんな事が言えるんだ。
タンパク質が足りないボクサーは弱くなる
たんぱく質が不足するとどうなるか。
筋肉に限らず、髪、肌、臓器にいたるまで、人間の身体の大半はタンパク質でできている。
そんなタンパク質が不足すると様々な不調が生じるけど、ボクサーにとって特にヤバいのが、
「筋肉量が減少する」
という事態。
練習をすればするほど筋肉量が減るので、
こんなふうに「練習を頑張ってるのにパフォーマンスが低下する」なんて事態に陥る。
それに、筋肉量の低下に伴って基礎代謝も低下するから、運動しても痩せにくい&リバウンドしやすい体質に近づく。
だからこそ割と強めに主張するけど、
強くなりたいなら、もっとたんぱく質を摂ろう!
ちなみにタンパク質は腹持ちもいいので、減量にもオススメ
おすすめはプロテインを飲むこと
タンパク質を摂る上で一番に重要なのは、「普段の食生活を改める」ということ。
たとえば、
- 朝食にタマゴを追加する
- 昼食にサラダチキンを加える
- 夕食を焼肉にする
こんなかんじで3食に少しづつタンパク質を加える意識を持とう。
ただ、これでもタンパク質が不足するかと思うので、併せてプロテインも積極的に飲む必要がある。
プロテインは、300mlのジュースを飲むようにごくごく飲めるし、1度に20gくらいはたんぱく質を補給できる
こんなふうに、ボクサーであっても、
- 食生活の改善
- プロテインの摂取
この両方からアプローチすれば、タンパク質不足は解消できるはずだよ。
プロテインはドラックストアやコンビニで買わないように注意
プロテインを買う際に1つだけ注意したいことがある。
それは、
「コンビニやドラックストアでプロテインを買わない」
ということ。
「コンビニやドラックストアは、ネットで買うよりも高額になる」というのがその理由。
イメージとしてはこんなかんじ。
- ドラックストア:約5,000円
- Amazon等のネット:約3,500円
ネットよりもお店で買った方が高い理由としては、
- 人件費
- お店の利益
これらのコストが上乗せせざるを得ないのが、その理由だと思う。
プロテインは毎日飲むものだから、なるべく安く買わないと続かない。
なので、プロテインを購入する際は、Amazonなどのネット経由で購入することをオススメするよ!
ボクサーにオススメのプロテイン
プロテインは大きく分けて、
- ホエイ
- カゼイン
- ソイ
この3つに分類される。
それぞれ特長もあるけど、個人的には誤差の範囲。
それよりも、まずは「プロテインを習慣化する」ってことに注力してほしい。
繰り返すけど、大半のボクサーは圧倒的にたんぱく質が不足してる可能性が高い。
なので、まずは1日でも早く、
- 食生活の見直し
- プロテインの習慣化
これらに取り組もう。
そんな場合は、「ビーレジェンド」ってプロテインを選んでおけば、まず間違いはない。
僕が実際に飲んだ感想は次のとおり。
- 単純に「美味しい」
- 味の種類が豊富
- 値段が比較的お手頃
- 国内製造だから信用できる
- 複数のプロ野球チームのスポンサーも担ってる
こんなかんじで割とオススメ。
それと、プロテインは水に溶かして飲むので、シェーカーも忘れずに。
ちなみに、
- 「プロテインを選ぶ際に見るべきポイントを知りたい」
- 「他にオススメのプロテインはないの?」
- 「ビーレジェンドを飲んだ感想をもっと聞きたい」
こんな人は次の記事で、詳しく解説してるので、ぜひ読んでみてほしい。
プロテイン選びに悩むボクサーには、日本で一番参考になる記事だと自負してる
ボクサーこそ積極的にプロテインを摂ろう
今回は「ボクサーがプロテインを飲むべき理由」を解説したよ。
もしここまで読んでも、プロテインを飲むべきか悩むなら、まずは3ヶ月だけプロテインを飲むことをオススメするよ!
プロテインなんてただのタンパク質。
「身体に合わなくて激太り」なんて、まずあり得ないから、積極的に試して欲しい。
自分の身体で試して、その結果をもとに判断するのが確実だしね!
こんなかんじで僕のブログでは他にも、
こんな記事もあるから良かったら読んでいってね。
じゃあ練習頑張って!
それでは!