今回は、「これからボクシングを始めようか悩んでる人」が抱えるこんな疑問に答えていくよ!
質問に答える前に、僕のボクシング歴を話すと次のとおり!
- 週5のジムワークを2年継続
- 対外試合に出場した経験あり
- お世話になったジムは計4か所
低レベルボクサーだけど、試合の出場経験もあるし、多少は参考になるかと思うから、ぜひ最後まで見ていってね!
護身のためにボクシングを習う事を検討している人
目次
結論:ボクシングは護身術としての効果は期待できます…が
とりあえず先に「ボクシングが護身の役に立つか」という質問に対する結論を伝えるね。
- 素人のパンチなら避けられるようになるから一定の護身の効果は見こめるよ!
- とは言っても、ボクシングに限らず、「護身術」に過信をしてはダメ!
- 護身を考えるなら、未然の防止に注力をしつつ、防犯ブザーを携帯しよう!
こんなかんじかな!
もう少し詳しく説明するね!
ボクシングを「護身」という観点で考えた場合の効果
これはボクシングに限った話じゃないけど、パンチ系の格闘技を習えば、護身術の観点からは、次の効果が期待できるよ。
- 素人のパンチなら避けられる
- パンチに対する恐怖心が減る
①素人のパンチなら避けられる
素人のパンチってボクサーと比べると、本当に隙が大きいんだよね。
特に普通の人が相手を殴るときって、頭に血が上ってる場合がほとんどじゃん?
そういうときって、「相手を思い切りぶん殴ってやろう」って気持ちが強いから、相手に振りかぶる動作が大きいの。
こういうかんじね。
こういうパンチは、ボクシングで予備動作の少ないパンチに慣れていたら避けるのは楽勝!
だから「相手のパンチを避けられるようになる」って意味では護身の効果は期待できると思う。
②パンチに対する恐怖心が減る
ボクシングって相手をパンチするスポーツでもあり、相手からパンチされるスポーツでもあるよね。
だから、ボクシングを続けてると、パンチを受けることに慣れていくから、結果的に、パンチに対する恐怖心が減っていくよ。
例えば、口論になった際に、過度に殴られる恐怖を感じることなく、毅然とした態度でいられるようになる!
口論みたいな一触即発の状態で相手から攻撃を受けるのは、「コイツ、ビビってんな」って相手にナメられた場合が多いからね。
だから毅然とした態度で居続けられたら、結果的にトラブルに巻き込まれなくなるよ!
そういう意味でいうと、「パンチに対する恐怖心が無くなる」のは護身として意味のあることだと思う。
護身術の過信は危険
じゃあ、「ボクシングを習ってれば安全なのか?」と聞かれたらそうじゃない。
むしろ中途半端な護身術はかえって危険だとすら思ってる。
- キックボクシング
- 空手
- 柔道
- テコンドー
ボクシングに限らず、護身のためにこういった格闘技を習ってるからといって、過度な自信は持たない方がいいよ。
理由を説明するね!
路上トラブルはボクシングとは状況が異なる
格闘技っていうのは、相手と同じ条件で戦う「スポーツ」じゃん?
でも、路上でトラブルに巻き込まれる場合、基本的に相手と同じ条件になることはない。
相手から攻撃を仕掛けられるってことは、
- 性別
- 体格差
- 武器の有無
- 人数
相手はこれらのどれかで「自分が有利だ」と踏んでいる場合が大半なんだよね。
例えばだけどさ、
- 性別:男性
- 年齢:20歳
- 体重:70㎏程度
- 運動歴:高校時代まで運動部に所属
こんなスペックの人がいるとするじゃん?多分これが一般的な日本人男性だと思うんだよね?
極端な話、この人が護身のためにボクシングを習っていたとしても、
- 体重は90㎏
- 武器にナイフを所持
- 人数は複数
- 筋骨隆々の黒人男性
こういう人に襲われたら反撃できると思う?
腕とか掴まれたら、もはやボクシングとか関係ないでしょ?
今のが極端なケースだっていうなら、こういうのはどう?
- 相手はナイフを持っている
- 相手との体重差は20㎏以上
- (自分が女性の場合)相手が男性
これくらいなら普通にあるでしょ。
この圧倒的に不利な状況で相手を制圧するのって、結構なスキルが必要だと思わない?
トラブルは不意に訪れる
しかもこの状況って、いきなりやってくるわけですよ。
ボーっとしてたり、完全なオフモードのときに相手はいきなり全力で向かってくるわけ。
完全な不意打ちだったら、
- 既に一発攻撃をされてダメージを受けている
- 相手にマウントをとられた
こういう状況になってるかもしれないね。
不利な条件に更に不利な条件が加わるのよ。
実際の現場の緊張感
さらに、実際にトラブルに巻き込まれたときは「緊張」っていう要素も加わるじゃん?
- 自分を死に物狂いで制圧しようとしてる敵が目の前にいる
- 失敗したら冗談抜きで何をされるか分からない状況
想像しただけで超怖いよね。
こんな状況で、普段のジムでの動きが発揮できるかって話だよね。
多分僕はできない。
プロ級になれば反撃できる…かも?
もちろん、「何年もボクシングをやっていてプロテスト目前です」って状態ならある程度反撃することも出来るかもしれない。
でも、そもそもプロレベルに達することができるのは極わずか。
最短でも1年間はかかると考えておいたほうがいい。
それに仮にプロレベルのボクサーになっても、リングの上とは全く違う状況で実力を出せるかも分からない。
そうやって考えたら過度に期待はしないでおくことが一番かな。
ボクシングを習うよりも護身で大事なこと
こういった「護身」という意味で何かしたいと考えるなら、ボクシングなどの格闘技を習うより、「巻き込まれないようにするための行動」をとることをオススメするよ!
消防や警察が良い例だよね。
「そもそも火事(事件)が起きなければ被害は起こりえない」
彼らはこんな考えから、消化(捜査)と同じくらいに防災(防犯)に力を入れてるらしいね!
考え方としてはそれと全く一緒!
個人でトラブルを未然に防ぐための方法としては、
- 暗がりを一人で歩かない
- 戸締りは二重で行う
- 襲われたら戦わずに逃げる
- いざというときは防犯ブザーを鳴らす
こっちのほうがよっぽど効果的!
とりあえず自分の身や大事な人の身を守りたいって話なら、防犯ブザーを買う事から始めてはどうかな?
まとめ:ボクシングは護身術になるけど、過信は禁物!
今回の記事をまとめると、
- ボクシングは護身術になり得る
- しかし、路上とリング上は条件が異なるので過信しない
- 大事なのは事前にトラブルを回避すること
ザっとこんなかんじ!
実際は実力の半分も出せない
「向かって来る悪いヤツを叩きのめすこと」って、特に男なら誰でも一度は夢に見るかと思うんだ。
「勇気ある青年の行動!」みたいに新聞やテレビに取り上げられたいしね
でもさ、相手は自分を死ぬ気で抑え込もうとしてるわけじゃん?
超怖いからね。
護身のためにボクシングを習おうと考えているなら、本番では実力の半分も出せないと思っておいた方がいいよ。
だから、「どうしたらトラブルに巻き込まれないで済むか」って考えるのを忘れずにいようね!
さいごに
さて、今回は「ボクシングを護身の目的で習う有用性」について説明したけど、このブログでは他にも、
こういったことも解説してるから、よかったら見ていってね!
それでは!