この記事では、こんな疑問を持つ人に向けて次のような内容をお伝えします。
- 漢検準1級の難易度
- 漢検2級・3級と比較した難易度
- 漢検を受験する意味
これから準1級の受検を考えている人には参考になるかと思いますし、準1級の受検経験のある人なら共感してもらえるはず。
ぜひ最後までお付き合いください。
目次
漢検準1級の難易度は「カオス」なレベル
![困惑してる人の画像](https://yamaki-pme.com/wp-content/uploads/2020/04/0D1F5AA5-B21B-40F0-BF36-C070E6A4FAC7.jpeg)
表題のとおりです。
冗談抜きで漢検は準1級から難易度がカオスになります。
漢字マニアでなければ漢検準1級は受験すべきじゃありません。本当に。
漢字能力検定協会のサイトに「受験のレベル」は「大学・一般程度」なんで書いてあるからって、
こういうノリで受検すると普通に撃沈します。
- 3級:1,623字
- 2級:2,136字
- 準1級:約3,000字
こんなふうに書いてあるからって、
とか考えたらダメだからね。
「約3000字」って書いてあるけど感覚値としては、3,999字くらいは覚える気でいないと普通に落ちるからね。
更に言うなら、
- 2級:18.0%
- 準1級:15.4%
こんな数字を見て「お、結構いけそうじゃん!」とか思っちゃダメだからね。
これまた漢字能力検定協会のサイトを見てほしいんだけど、2級から準1級に上がると、応募者数が1/10くらいに減ってるんだよね。
準1級の問題を見て「あ、これ無理だわ」と思った人が全員消えたと考えるなら、準1級の受験者は全員が「本気で合格しにきてるガチ勢」
つまり、
- 2級より下:適当な人も含めた合格率が18.0%
- 準1級より上:全員が本気で受験して合格率が15.4%
こういうことだからね。難易度は格段に上がってるという事実に気をつけてね!
僕が受検したときの話
僕の受検したときの様子を話します。
勉強を始めたのは検定日の3か月くらい前で、毎日2時間以上は漢字と向き合ってました。
ただ、勉強をはじめて2か月くらいで漢字を見るのがイヤになりました。
それでも、既に2か月も勉強時間を投下してたので、途中で止めるのも勿体ないし、落ちてもう一度勉強するのがイヤだったので、
「これで落ちたら次は漢字時点を丸暗記するしかないな。笑」
って思えるくらいに漢字を頭に叩き込みました。
そしたら、普通に落ちました。笑
「あと3問解けてたら…」なんてレベルではなくて普通に落ちました。笑
参考書2冊を文字通り完璧に暗記したし、なんなら、隣の人の答案用紙を少しカンニングしたんだけどな。
![漢字検定の参考書](https://yamaki-pme.com/wp-content/uploads/2020/04/E0577DE5-FBAB-4E9A-A557-F571F9168150-215x300.jpeg)
でもね、試験が始まった瞬間に「あ…この漢字見た事ない…」って問題がかなりの数を見つけてしまいました。
あのときの絶望感は半端なかった。直感的に「あ、これ無理なヤツだ…」って思ったもの。
受験予定者に伝えたいこと
とりあえずこれから漢検準1級を受検しようと考えている人に伝えたいのは、
「漢検準1級の難易度レベルは控えめにいってマジでカオス」
ということです。
準1級と2級の難易度の差が意味不明レベル
![格差を表してる画像](https://yamaki-pme.com/wp-content/uploads/2020/04/9AC85E62-996D-4853-8449-44260B8CC12C.jpeg)
というか、漢検準1級と2級の間にあるレベル差がおかしすぎませんか?
漢検3級は適当に勉強しても合格した
漢検3級は中学2年生のときに受検しました。
自分で申し込んでおいたにも関わらず、申し込んだことをすっかり忘れてました。
だから、検定日2日前になって、「やべぇ明後日は漢検じゃん」と思い出して、その日の夜に参考書を1冊買ってきて勉強を始めました。
![漢検3級の参考書](https://yamaki-pme.com/wp-content/uploads/2020/04/5826ED12-9705-4D50-A3D3-8DE8E8396A5E-211x300.png)
結局、その参考書すらも勉強し終えなかったけど、それでも無事に漢検3級は合格することができました。
こんなかんじで、漢検3級は1週間もあれば十分に合格できるレベルなわけです。
漢検2級は参考書1冊だけ覚えれば合格できる
一応、参考書1冊を完璧に仕上げれば合格ラインには達します。
漢検2級は準1級に落ちた後に受けました。
「ここまで漢字の勉強したのに何も残らないのは勿体ないな…」
って思いで、あんまりやる気はなかったけど、とりあえず受検をしたかんじです。
ただ、参考書1冊を丸暗記したのもあって無事に合格しました。
![漢検2級の参考書](https://yamaki-pme.com/wp-content/uploads/2020/04/53E9D610-29C6-4DDF-BFA8-BC44EAC4BD32-212x300.jpeg)
勉強時間としては毎日2時間程度を1か月くらいですかね。
「参考書1冊を暗記したら合格できる」って、検定として結構妥当なレベルだと思うんですよね。
漢検準1級・2級・3級の難易度の差
つまり僕の経験をまとめると、
- 3級:2日ほど頑張れば合格できる
- 2級:1か月ほど頑張って参考書を1冊仕上げたら合格できる
- 準1級:3か月間頑張って参考書を2冊仕上げても合格できない
これだけ差があるわけです。
明らかに嫌がらせでしょ。笑
しかも準1級が出来た経緯って、1級と2級の難易度の差が凄すぎるから、その間を埋めるために作られたらしいじゃん?
でもさ、準1級と2級の間も大分カオスだよね。
準1級と2級の間にもう2つくらいレベルを設けるべきってくらいに難易度の差がカオスです。
「漢検は2級と準1級で別次元」
本気でそう考えておいた方がいいですよ。じゃないとマジで難易度の違いにビビるので。
そもそも漢検を受検する意味はあるのか
![勉強のノートを広げてる画像](https://yamaki-pme.com/wp-content/uploads/2020/04/78DD7E1E-E7E7-4601-8872-0CCD14F1C0E3.jpeg)
そもそも論ですが、漢検って普通の人が受検して何の役に立つのかね?
それで気になって日本漢字能力検定のサイトを見てみたんですが、
- 入試の予行練習に役立った
- 合格して自信がついた
- 入試や採用試験でプラスになる
- 児童のやる気アップ
- 一人ひとりの個性を伸ばす
- 頑張ったことが形に残る
まぁ、他の資格やら技能で十分かなと感じました。
もし漢字以外の何かを探すつもりなら、個人的にはプログラミングがオススメです。興味のある人はぜひご覧ください。
話を漢検に戻しますが、「パソコンあるし、準1級を受検する意味ってなくね?」と思うわけです。
もちろん漢字が好きな人が受検するのは別です。
自分が好きなものを突き詰めるのは良い事だし、好きなものを追求する毎日は本当に充実しますしね。
でもね、漢検準1級は、漢字マニアでもない人が迂闊に手を出してはいけない領域ですよ。本当に。
ちなみに、受験に向けて必死こいて漢字を覚えたんですが、数年経った今、ほとんど忘れました。笑
まとめ:漢検準1級の難易度はレベル違いなので迂闊に手を出すべきではない
![「まとめ」と書かれた画像](https://yamaki-pme.com/wp-content/uploads/2020/04/AA55FEE1-7315-40B1-BC8C-97E120AE7571.jpeg)
この記事についてまとめます。
- 準1級の難易度はレベルが桁違い
- 準1級と2級の差もカオス
- 受験は漢字が好きな人だけにしておけ
- その時間を使って他のことをしたほうがいい
ザッとこんなかんじですね。
もし思考停止で漢検準1級に挑もうとしてる人に最後に言いたい。
資格ゲッターになったらダメだよ?
いわゆる「お勉強」になるだけだから、その行動は何の価値も生まないよ。
その時間とお金を使って、別の経験をすることにお金を使った方がいいからね。
そして、漢検で必死こいて勉強しても定期的にその漢字を使わなきゃ、5年もたてば完全に忘れちゃうってことだけは忘れないでね!
それでは!