読書・勉強

【知らないと時間を無駄にする】「資格は無意味」という意見の正しい理解

紙に書き出してる女の子

「資格なんて取っても無駄だよ」って話をチラホラ聞くんですが、やっぱり資格って必要ないんでしょうか?

こんなふうに悩んでる人に向けて、資格を取ることの意味を説明するね!

僕自身、これまで色々な資格の取得に向けて勉強してきました。

これまで挑戦した資格一覧
  • 漢検準1級
  • 漢検2級
  • 漢検3級
  • 宅建
  • FP3級
  • 簿記3級
  • 第1種狩猟者免許
  • バイクの運転免許
  • 車の運転免許
  • マイクロソフト・オフィス・スペシャリスト(MOS)
  • 秘書検定
  • TOEIC

そんな経験をもとに「資格を取ることは無意味」という意見が正しいのか説明します。

ソウ

当たり前だけど「医師免許」みたいに、そもそも、それが無いとやりたいことが出来ない場合は別だからね。

「役に立ちそうだから」で取る資格は無駄

紙に書き出してる女の子

資格を取ることが無意味がどうかは、「どういう理由で資格を取得しようと考えたか」によるよね。

一概に、「こういう場合は無価値」って判断するのは難しいけど、自分の経験上、

「何かの役に立ちそうだから」って理由で取る資格はマジで無価値

これだけは間違いないと断言できる。

「資格」って、特定の分野の知識を網羅的にまとめたものだから、何かを勉強する上ではすごい効率的。

それでも、資格を取る目的が不明確だったら本当に無駄になるよ。

理由①:使わないから内容を忘れる

まず第一にね、目的が明確じゃない知識は日常生活や仕事で使わない。

当たり前だけど知識って使わなきゃどんどん忘れるじゃん?

学校のテストや大学受験のために、学生時代に必死で勉強したかと思うけどどれくらい覚えてる?って話と一緒だよね。

ソウ

僕自身、数年前に勉強した宅建や簿記の知識は、ほとんど抜け落ちたからね。笑

理由②:頭デッカチな知識だけが残るから

それでもさ、宅建とかはそれなりに必死で勉強したからさ、参考書を読めば「あー確かにこんなこと書いてあった」って思い出せはするよ?

でももう一つ別の問題があってさ、

「実際にはその知識が使えない」

ってことなの。

知識は頭に入ってるんだけど、本当に自分の理解が合ってるか分からないから、知識が使い物にならないんだよね。

実際に使った経験がない知識だからさ、まぁしょうがないよね。

こんな頭デッカチな知識だから、資格を取得する上で学んだ知識を使うとしても、せいぜい人に質問をするくらい。

だから、頑張って手に入れた資格も本当に役に立つ機会がない。

何となく取った資格は無駄になる

そんな自分の経験から断言するけど、

「何となく取った資格は本当に意味がない」

これは間違いないから覚えておいて欲しい。

ちなみに僕が一番失敗したと感じてるのが、漢検準1級を受検したこと。

そのときに感じたことを「漢検準1級の難易度が「嫌がらせレベル」で意味が分からないって話【2級・3級とは桁違い】」にまとめたから、ぜひ見て欲しい。

目的が明確な資格は意味がある

決意を固める女の子

じゃあどういう場合に資格をとるのが有効かって話だよね。

それは「目的が明確なとき」なんだ。

事務職の女の子
事務職の女の子
エクセルが苦手で困ってるから、MOS資格を勉強する中でエクセルの基礎を勉強したいな

こういう理由ね。

目的が明確だと知識は生かされる

何がいいってさ、学んだ知識を間違いなく使うところだよね。

ソウ

なんなら、資格を取得する前に、覚えた知識を順番に使ってそうじゃない?

こういったケースだと、覚えた知識が頭デッカチな知識で終わらないで、使える知識として、その人の資産として残るわけよ。

だから、目的がハッキリしてるような人であれば、資格の勉強をすることは非常に効率が良いわけ。

本を読むだけの勉強は止めておこう

ただ、資格を取得する目的が明確な人でも注意して欲しいことがあってね。

それが「本を読むだけの勉強は止めておけ」ってこと。

なんでかっていうとさ、本を読むだけだと、自分の知識が正しい自信が持てない原因になるんだよね。

自分の知識への自信ってさ、

  • 実務で使う
  • 誰かに話す

こういった経験を通じて、少しづつ確信に近づくイメージなんだよね。

例えばさ、

俺、サバイバルに関する知識は豊富だよ。なんなら資格も持ってるよ(実際の経験はないけど…)

こういう人がジャングルに放り込まれたら、自分の知識だけで生きていけると思う?

まぁ確実に死ぬよね。笑

絶対に「あれ…?思うようにいかない…」とか「えーと…どうやるんだっけ…」ってなるよね。

結局のところ、あーでもない、こーでもないと試行錯誤して、自分でサバイバルをした経験があって初めて、「あーこういう事か」と知識に自信がつくわけですよ。

資格の勉強も一緒でさ、学んだ知識を使うから身につくわけよ。

だから、「本を読むだけじゃなくて実際に使え」って話です。

先生に質問をするのもあり

宅建みたいに、すぐに試せない場合はどうしたらいんですか?

そういう場合は先生に質問するのが効果的かな!

  • 「〇〇って要するに××ってことですか?」
  • 「〇〇ってケースでは××は成立すると考えたんですが、この考え方で間違ってませんか?」

こんなかんじで質問したら、先生は考え方が合ってるかも含めて返答してくれるわけじゃん。

だから、反応が返ってくるってのが本当に大事なんだよね。

就職や転職では「資格」より「経験」の方が有利

内定をもらった女の子

それと、資格を取る上で多いのが、

就職で有利になるって聞くし、〇〇の資格を取ろうかな

こういう理由の人ね。

こういう理由で資格を取得しようとしてる人に言いたいのは、

「その資格は無駄ではないけど、その業界に近い経験を自分でやってみた方が効果的だよ」

ってかんじかな。

分かりやすい例でいうなら、

  • 事務職で働きたい → 資格を取る前にインターンへ行く
  • エンジニアになりたい → 資格を取る前に何かアプリを作る

こんなかんじね。

もちろん業種によっては難しい場合もあるけど、できるなら実際に動いた方がいいよ。

「資格」より「経験」の方が魅力的

社会人を何年もやって、面接官をやった経験もあって、転職活動をした経験もある自分の経験則から言うんだけど、

「資格」と「経験」だと段違いで「経験」の方が強い

これは間違いないと思うんだ。

例えば、ゲーム会社で働きたいとして、

  • 「〇〇の資格を手に入れました」
  • 「××というゲームを自分で作ってSNSで公開して×人に遊んでもらいました」

どっちが印象が良いかってことだよね。

方向性が定まってなくとも経験を重視

特にやりたい事がないので、とりあえず資格を取ろうかと思うんですが…

そういう場合でも何らかの実務経験を積んだ方がいいと思うよ。

例えば飲料メーカーに面接へ行ったとして、

  • 「〇〇の資格を持ってます」
  • 「自分でゲームを作って〇人に遊んでもらいました」

どちらの方が魅力的かという話です。

仮にその職場が、エクセルのスキルを重視してるなら、前者も少し魅力的かもしれないけどさ、

  • 自分で最後までゲームを作り上げた行動力
  • 制作中に起きたエラーへの問題解決能力
  • 作った作品を世の中の人に遊んでもらった自信

こういうのを考えると、後者の方がよっぽど魅力的じゃない?

まぁ僕なら確実に後者をとるよね。

要するに「実際に行動したって話はどの分野でも魅力的」だってこと。

だから心配しないでガンガン行動しようね。

持ってる資格が多いとマイナス評価の場合も

ちなみに言うと、あまりにもたくさんの資格を持ってると、

「コイツ方向性が定まってないな」

って逆にマイナス評価になる場合もあるらしいよ。

そうならないためにも、学んだ知識はどこかで役立てるという心づもりは持っていようね。

権威性という意味では資格には意味がある

自信ありげな女の子

あとは資格を取る理由として「権威性が増す」っていうのはあるよね。

ミルグラム実験」なんかが分かりやすい例だけど、人間って権威にマジで弱いからね。

例えばさ、

  1. 「東大生が教える必勝の勉強法」
  2. 「Fラン大学生が教える必勝の勉強法」
  3. 「必勝の勉強法」

どの本を買いたいかって話だけど、当然①だよね。

だから、「特定の分野で権威性が欲しい」って理由で資格を取るのは、決して無駄ではないんだ。

ただ、その場合もまずは実績が必要だよね。

やっぱり、中身が伴ってないと絶対にどこかでボロが出ちゃうからね。

さっきの例でいうなら、東大に裏口入学で入った人が「東大生が教える必勝の勉強法」を書いたとしてもさ、

  • 本の中身はペラペラな内容しか書かれていない
  • 内容の質問をされたら答えられない

こんなかんじで、分かる人は一発で「あ、コイツ、実はそんなに頭よくないな」ってばれちゃうよね。

だから、権威性のために資格をゲットするっていうのはいいと思うけど、その分野でしっかり実績を積むことを優先すべきだけどね。

そうじゃなきゃ、せっかく手に入れた資格も無駄になっちゃうからさ。

理由が「何かやらなきゃ」なら別の行動を

走ってる女の子

自分の経験上、「とりあえず資格を取ろう」って考える人の根幹にあるのは「何か行動をしないとマズイ」って気持ちだと思うんだ。

そういう気持ちで資格を取ろうと考えている人に向けてアドバイスするなら、

  1. 本業に注力する
  2. 副業をやってみよう
  3. 自分の好きなことで結果を出そう

こんなかんじかな。

「何となく」勉強する資格よりも、毎日8時間以上行ってる本業にコミットした方がコスパ的にもいいし、

0から自分で副業を始めたって経験は、どんな資格よりもずっと魅力的な経験だし、

自分がいくらでも時間とエネルギーを割けるような好きなことなら、いくらでも努力できるから成果が出やすいはず。

下手に無意味に資格をとるよりも、これらにコミットした方がよっぽど深みのある人間になるし、役立つ知識も手に入るよ。

まとめ:資格は無駄ではないが、理由が明確でなければ無意味

「まとめ」と書かれた画像

じゃあ最後にこの記事をまとめるね。

Point
  • 「役に立ちそう」って理由で取る資格は必要ない
  • 明確な目的があれば資格の取得は意味がある
  • 本を読むだけの資格の勉強は無駄になる
  • 「資格」より「経験」の方が就職や転職には有利
  • 「権威性」という観点では資格は無駄にならない
  • 「何かやらなきゃ」という理由で資格を取るのは勿体ない

ザっとこんなかんじ!

資格を取ろうと考える人は勉強が好きな人が多いかと思うけどさ、勉強すること自体が目的になったらいかんよね。

やっぱり知識は使ってなんぼ。

しっかりと実践を意識した上で、必要な資格だけ取るようにしたいよね。

それでは!