こんなあなたに向けて、この記事では「自分を操る超集中力」をもとに「今日から実践できる集中力を高めるコツ」を解説するよ。
この本をザックリと説明すると、
「集中力を爆上げするコツを学んで、時間の密度をうんと濃くして、人生を思い通りに生きていこうぜ!」
こんなテーマのもと、集中力を高めるためコツが15点以上も書かれた本だよ。
著者のDaigoさんは有名人なので知ってるかと思うけど、
- メンタリストとして数々のメディアに出演
- 外資系企業への研修やコンサルの経験あり
- 大学の特任教授を務める
などなど、超絶にすごい人。
そんな雲の上のようなDaigoさんだけど、子ども時代は学習障害を疑われるほどに集中力が欠けてたらしい。
集中力もないから勉強も出来ず、成績は学年227人中224位。
周囲の人と同じように、じっとしてられず、8年間もいじめられ続けた経験もあるんだとか。
今の姿からは全く想像もできない…
そんなDaigoさんが、どうして今のような超人になったのかというと、
「すべては集中力のおかげ」
とのこと。
集中力が高いから、
- 1年を13カ月分にできる
- 1日に20冊の本が読める
- 疲れている状態でも集中力をコントロールできる
こんなことも実現可能になるとのこと。
本書では、そんなDaigoさんが、
- 集中力の常識
- 科学的な集中力の回復法
- 素早く集中するためのコツ
などについて解説してくれている。
この本に書かれてる内容は僕も実践済みだし、実際に試したところ、すぐに成果は現れた。
仕事がデキなさ過ぎて、残業が100時間くらいをしてた当時の僕。
それが、この本に書かれた集中法を実践したところ、最終的には残業を10時間程度にまで減らすことに成功した。
さて、そんな僕の実体験を踏まえた今回の記事では、
- 集中力に関する2つの誤解
- すぐに使えて効果も高かったと感じた個人的にオススメの集中法
この2つを解説するけど、本書の内容を全て網羅することはできなかった。
なので、もし今回の内容に興味を持ったら、ぜひ本書を読んでほしい。
一生使える集中法が手に入るので、後悔しないはずだよ
また、本書は「Kindle Unlimited」を使えば、無料でスマホから読むことが出来る。
もし、「この本を読んでみたいけど、お金が…」って人はぜひ試してみてね。
目次
集中力に関する誤解
まず最初に、集中力に関する誤解を2つ説明するよ。
- 「集中力は、生まれつきや根性で決まる」というのは大ウソ
- 「できる人」は、短時間の集中を繰り返している
それぞれ詳しく説明していくよ。
誤解①:「集中力は生まれつきや根性で決まる」は大ウソ
集中力における最大の誤解とは何か。
それは、
「集中力は生まれ持った資質である」
だよ。
この誤解のせいで、集中できない自分を「人より劣っている」と悩んだり「怠け者と思われるのでは?」と自信が持てなかったりする。
でも、「集中力=才能や資質」というのはただの思い込みで、
「集中力の仕組みを知り、トレーニングを積むことで、だれでも集中力を高めることは可能」
と本書では語られているんだ。
この「集中力の源」は、あなたの額から2~3cm奥にある「前頭葉」にあるんだ。
僕ら人間は進化の過程で前頭葉を大きくして、他の動物にはない、「思考や感情をコントロールする力」を獲得したんだ。
ちなみに、この「思考や感情をコントロールする力」は「ウィルパワー」と呼ばれてる。
ウィルパワーは前頭葉の体力のようなもの。
ドラクエなどのRPGでは魔法を使うたびにMPが減っていくよね?
それと同じように、ウィルパワーにも上限が決まっていて、集中力を使うたびに少しづつ消耗していくんだ。
ちなみに、宿屋に泊まればMPが回復するように、ウィルパワーも良質な睡眠をとるなどの方法で回復できるよ。
また、このウィルパワーには二つの特長があるんだ。
- 総量には限りがあり、集中力を使うことによって消耗する
- ウィルパワーの出どころは1つしかない
特に大事なのが②。
僕らは、
- 仕事
- スポーツ
- 勉強
- …
こういった別の行動には別の集中力を使っていると考えがち。
でも実際はその考えは誤っていて、実際は、集中に要するエネルギーは全て前頭葉から出てるんだ。
だから「仕事に行き詰ってるからダイエットが続かない」なんてことも起こりうる
このように、「ウィルパワーの出どころは1つだけ」と事実を理解すると、集中力を鍛える方法は2つしかないことが分かってくる。
それが、
- ウィルパワーの総量を増やす
- ウィルパワーを節約する
このいずれかの方法。
これらの具体的な方法は後ほど解説するから、今はとりあえず、
- ウィルパワーの総量を増やす
- ウィルパワーを節約する
いずれかが、集中力を高める上では重要になることを理解してほしい。
誤解②:「できる人」は、短時間の集中を繰り返している
集中力に関する二つめの誤解は、
「集中力はずっと続くもの」
だよ。
何となく、高い集中力を持った人って、長時間、高い集中力を維持してるイメージがあるけど、実際はそんなことない。
そもそも、人間の脳は集中力を持続させないようにできている。
というのも、はるか昔、野生に活きていた記憶が僕たちの本能に残っているからなんだ。
少し考えてみてほしい。
もし、あなたがサバンナで生きる草食動物だとして、何かに集中することは生きる上でプラスになるだろうか?
答えはNO。
例えば、
- オアシスの水源で水を飲むこと
- 若草を腹いっぱい食べること
これらに没頭したら、肉食動物が近くに来ても気づくことが出来ないよね?
そんなふうに、自然界においては集中してない方が生き残る確率が高くなるんだ。
色々なものに注意を払うことが出来れば、危険を回避できるからね
つまり、そんな環境を生き抜いてきた記憶が人の集中力を散漫にさせているんだ!
これに関しては、集中力を鍛た人でも「120分」が限界とされているんだ。
一見、集中力が続いて見える人ほど、うまく休憩を挟み、短時間の集中状態を繰り返しているもの。
短時間だから疲れないし、疲れないから高い集中力を生み出せる。
だから集中力が持続できないっていうのはある意味で健全なことなんだ。
高い集中力を発揮するための3つのコツ
ここまで集中力に関する誤解を解説したけど、本書では、これらを踏まえて、集中力を高めるコツが15個ほど紹介されてるよ。
今回はその中でも個人的な主観に基づいて、
- 今日から実践できて
- 「あ、これ効果あるわ…」ってすごく実感できる
こんな方法を3つだけ厳選して解説するよ。
具体的には、
- 環境を整える
- アイリ―・ビー・メソッド
- 超早起き
この3つ。
それぞれ解説していくよ。
コツ①:環境を整える
集中したいと願うなら、まずは作業を行う場所の環境を整えよう。
本書では、
- 作業机の上に鏡を置く
- 作業環境の騒音を調整する
- 作業内容に応じて照明の色や天井の高さを変える
- …
など、様々な方法が提唱されている。
ただ、紹介されている方法の中には、普通の人にはハードルが高いものもある。
サラリーマンが職場で照明の色を変えるなんて無理だよね
そこで、老若男女問わず、誰でもできる方法を解説するよ。
その具体的な方法が、
- 机の上から書類を全てなくす
- パソコンのデスクトップを整理する
- 机の引き出しの中の不要なものを全て捨てる
この3つ。
- 机の上がキレイに整理されてない
- 書類がバラバラで必要なときに出てこない
こんな状態では、作業のたびに小さな選択(探し物)が連続で発生するから、肝心な作業の前にウィルパワーを消耗してしまうんだ。
実際、ある実験では、
- 散らかった部屋で作業をするグループ
- キレイに整理された部屋で作業をするグループ
両者を比較すると、前者の方が集中力が低くなっていたという結果もある。
そもそも人は、集中しはじめるときに多くのウィルパワーを使う。
だから、「さぁ、やろう」って思ったときに、
それに机の上やデスクトップがキレイだと、
- 対面や横の人と話がしやすい
- 書類を紛失するリスクが減る
- 「仕事がデキる人」という印象を持たれやすい
など、副次的なメリットがある。
机の上やPCのデスクトップが汚いことのメリットは一つもない。
もし、心当たりがあるようであれば、まずは作業を行う環境を改善してみよう!
コツ②:アイビ―・リー・メソッド
先ほども言ったけど、僕たちは本能的に複数のことが同時に気になってしまう生き物。
とはいえ、現代では「一つのことに集中しない」という性質は、現代では不要なブレーキとなってしまう。
というのも、
- 「あの作業も終わっていない」
- 「この作業もまだだ…」
こんな感覚が強くなるので、ウィルパワーを消耗させてしまうんだ。
仕事が忙しいときは特にこういう状態になりがちかと
こうした状態から抜け出すには 、「何をすべきか」を明確にすることが有効。
そして、そのためにToDoリストを作成してる人は多いかと思う。
そんなToDoリストだけど、本書では、「やることリストづくり」の元祖とも言えるアイビー・リー・メソッドと呼ばれる方法が解説されてるよ。
アイビー・リー・メソッドの具体的な方法は次のとおり。
- 紙に 「明日やるべきこと 」を6つ、メモする
- その6項目を重要だと思われる順に1から6まで番号を振る
- 翌日 、このメモの順番に従って仕事を進める
- もし全部できなかったら 、悔やむことなく忘れる
- その後 、明日のための 6つの項目を新しくメモする
- 1~5をくり返す
ココでのポイントは2つ。
1つ目は、
「一つのタスクが終わるまで、次のことは一切しない」
ということ。
色々なタスクを抱えているときって、他のタスクが気になるものかと。
だけど、そこで次の作業に関しては一切考えないことが大事。とにかく心の外に追い出す。
そうすることで、「あれもこれも」な状態を抜け出すキッカケになるので、集中力を高めることが出来るんだ。
そして2つめのポイントは、
「作業の結果、途中までしか終わらなかったら、その日は、それ以降のタスクのことは忘れる」
ということ。
書いたタスクが全部終わらなくても気にしない。
「1つか2つしかできなかったとしても、その日に一番大切だと思っていた仕事を済ませた」
こんなふうに考えて、また明日に向けたリスト作成を始めよう。
ちなみにだけど、
これに関して個人的に思うのは、
「どれだけタスクが多くても、必ず6つに絞るべき」
ということ。
少し想像してほしい。
「やるべきこと」が書かれたリストに、
- 6つしか項目がない場合
- 50個の項目がある場合
どちらが「今日中にタスクを終えてやる!」を高い集中力を発揮できるだろうか?
あまりにも数が多い「やるべきことリスト」は集中力を高めるトリガーにはならないのが、実際のところかと思う。
なので、「やるべきこと」をたくさん抱えているのであれば、
- 「やるべきこと」リスト:やるべきタスクを全て列挙して、備忘録として使用
- 「今日やること」リスト:今日中にやりたいタスクを6個だけ書く
こんなふうに2つのリストを使い分けることをオススメするよ。
そして「プラスα」として推奨したいのが、やる気を引き出す「0番」の項目を加えるというテクニック。
リストに書かれたタスクは最重要事項であるので、本当はすぐに取り組むべき問題かと。
だけど、重要だからこそ、難易度の高い作業になっている場合も多い。
例えるなら大きな薪のようなもの。いきなり火をつけるには少し無理がある。
そこで、焚き火における種火と同様、「やる気」の着火剤となる「0番」の項目を用意するのをオススメするよ。
そのため、「0番」の項目は取り組みやすい作業であることが望ましいんだ。
例えば、「メールを全て返信する」「机の上を拭く」などが当てはまるかと。
何が自分の集中力の着火剤になるか、色々と試してみてね
コツ③:早起き
- AppleのCEO ティム ・クック
- スターバックスのCEO ハワ ード ・シュルツ
- Amazonの創業者 ジェフ ・ベゾス
- Yahoo!のCEO マリッサ ・メイヤ ー
- …
この錚々たる面々には、「早起きである」という共通点があるんだ。
彼らはなぜ、早く起きて、朝の時間を大切にしているんだろう?
その答えは、やはり集中力にあるんだ!
脳科学の研究によると、脳は、朝起きてから 2時間の間に最もクリエイティブな力を発揮することが分かっている。
彼らはその2時間をフル活用するため、誰にも邪魔されない早朝に起き 、睡眠で回復した十分なウィルパワーを発揮してクリエイティブな発想に費やしてるんだ。
ところが、朝の2時間の価値を知らずフイにしている人はとても多い。
「あと5分だけ寝たい…」なんてダラダラと目覚めた結果、
- 通勤時間ぎりぎりの時間に目覚まし時計の騒々しい音で起きて
- 慌ただしく準備した後、朝食もそこそこに家を出る
- 職場まで朝のラッシュに巻き込まれて、運動とは異なるイヤな汗をかき
- 学校や職場に着くと仕事を開始する
これでは勤務開始前に既に多くのウィルパワーが失われていて、集中できないのもやむを得ない。
朝の時間を有効に活用しつつ、勤務開始と同時に高い集中力で業務に取り組む。それには早起きをすることが有効なんだ。
これに関しては本書よりももっと詳細に解説された本があったので、そちらを参考にしてほしい。
「早起き」というより、「短眠」に関係する内容なので少し系統は違うけど、早起きが苦手な人には参考になるはずだよ。
実際に僕はこの本のおかげで、毎日2~3時に起きてるよ
集中力を高める方法を解説したよ
今回は「集中力を高める方法」について解説をしたよ。
今回紹介した内容は、いずれも今日から使える方法なので、ぜひ実践して、その効果を感じてみてほしい。
本書では他にも、
- 午後の眠気を避ける方法
- 仮眠の重要性
- 集中力と強い関係がある身体の部位の回復法
など、多くの内容が盛り込まれていて、「集中力が無い…」と悩む人にはオススメの一冊になっている。
なので、もし今回の記事が参考になったと思う人はぜひ本書も読んでみてね!
また冒頭でも解説したとおり、この本はAmazonの「Kindle Unlimited」ってサービスで、スマホを使って30日間、無料で読めるんだ。
「Kindle Unlimited」は「こっちの記事」で解説してるので、「本を安く読みたい!」って人はぜひ確認してね。
本っっっっ当にコスパのいいサービスだと思うからぜひ確認してね
この記事があなたの人生に良い影響を与えられたら幸いです。
それでは!