こんにちはソウです。
こんな人に向けて「行動できない」という悩みを解決する方法をお伝えします。
よくネットで見かける「俺流のノウハウ」ではなく、キリアムという心理学者が提唱する説をもとにした内容です。
そのため、信憑性のある記事かと思いますので、ぜひ安心して読み進めてください。
心理学的な観点から見た正しい「アメとムチ」の使い方
目次
行動できない人は「アメ」と「ムチ」を間違えている
この記事の結論を先にお伝えします。
行動できない人は、自分のタイプにあった「ご褒美」や「罰」を設定することで、「行動できない」という悩みを解決できます。
具体的には、「アメ」と「ムチ」のどちらに反応するタイプかで、次のとおり答えが変わってきます。
- 「アメ」に反応するタイプ:「報酬」が効果的
- 「ムチ」に反応するタイプ:「罰」が効果的
このことについて解説していきます。
人は2種類に分けられる
アメリカの心理学者であるキリアムによると、人間は「到達欲求型」と「回避欲求型」に分けられます。
人のタイプ①:到達欲求型
「到達欲求型」とは、行動をする際に「こういうプラスがあるから頑張ろう」という気持ちが強い人のことを指します。
こんなタイプの人ですね。
人のタイプ②:回避欲求型
一方の「回避欲求型」とは、「こういうマイナスの事態になるとイヤだから頑張ろう」という気持ちが強い人のことを指します。
こんなタイプの人を指します。
参考:両者の比率について
ちなみに「到達欲求型」と「回避欲求型」の比率は、
- 到達欲求型…40%
- 回避欲求型…40%
- バランス型…20%
こんな比率になっているようです。
あまり興味のない話かとは思いますが、参考までに。
行動できないあなたの傾向を探る心理テスト
さてここで、あなたが「到達欲求型」と「回避欲求型」のどちらの傾向が強いかを確認するための心理テストがあります。
質問は全部で3つあるので、確認してみてください。
学生時代にあなたが勉強をした理由はどちらですか?
- いい成績を取るのが楽しみだったから
- 成績が悪くなるのがイヤだったから
仕事で休みをとる理由として多いのはどちら?
- 行きたい場所ややりたい事があるから
- 仕事をずっとしてると疲れるから
恋人と別れる理由として多いのはどちら?
- 新しい恋人が出来た or 一人になりたいと思ったから
- 付き合うのが苦痛・マイナスになると感じたから
どのように考えましたか?
この記事の結果は次のとおりです。
- ①が多い人:「到達欲求型」の傾向が強い人
- ②が多い人:「回避欲求型」の傾向が強い人
では、この結果をもとに「行動できない」の解決策を見ていきます。
タイプ別に見た「行動できない」の解決策
先ほどの心理テストで、あなたが「到達欲求型」と「回避欲求型」のいずれかイメージが掴めたかと思います。
では、それぞれのタイプに適した「行動できない」を解決する方法をお伝えします。
到達欲求型の「行動できない」の解決策
「到達欲求型」の傾向が強い場合、何をするときも「報酬」を意識することが「行動できない」を抜け出すためには効果的です。
などと、ゴールした先の報酬を明確にイメージすると、「行動できない」と悩む回数は減っていきます。
「仕事終わりのビール」などの分かりやすいものでもOKです!
また、仕事や勉強の中に「楽しみ」を見出すことも「行動できない」という悩みを解決するには効果的です。
「到達欲求型」の傾向が強い人が行動できないならば「報酬が無かったから」と考えるべし
回避欲求型の人の「行動できない」の解決策
一方、「回避欲求型」の傾向が強い人は、仕事や勉強で『罰』を認識することが、「行動できない」を脱するには効果的です。
こんなかんじで、冷や汗をかくような「バッドエンド」をイメージするのが、「回避欲求型」で行動できない人には効果的です。
ちなみに僕の場合、「もう30歳なのに何も成果を出してないのってヤバくない?」って思いが仕事やブログを書く原動力です。
「回避欲求型」の傾向が強い人が行動できないようであれば「罰をハッキリさせなかったから」と考えるべし
補足:「行動できない」から更に抜け出すために
「行動できない」という状態を解決するために1点補足があります。
それは「アメ」と「ムチ」が両方あるとなお良いということです。
「うまくいったら〇〇という幸せがあるが、うまくいかなかったら××という不幸がある」
こういう状態のときに、人は最も大きな行動力を発揮します。
だから、
- 「到達欲求型」の人 → たまに「罰」を意識する
- 「回避欲求型」の人 → たまに「報酬」を意識する
こんなふうに、ときどき普段の自分に適したものとは逆のものを認識すると、「行動できない」と悩む回数は更に減ります。
「妻が止めるから行動できない」と考える人へ
ここまで「行動できない」という悩みを持つ人に向けて、行動できない状態を抜け出す方法をお伝えしてきましたが、
こういう人に向けて、自戒を込めつつ、補足させていただきます。
「到達欲求型」「回避欲求型」という人間の特性ですが、心理学者のキリアムによると
『長く付き合っているパートナーは、片方が「到達欲求型」でもう片方が「回避欲求型」になっていく』
ということです。
つまり、もしあなたと奥さんの間で、
こんな会話ばかりになっていても自然ですし、むしろこういう役割分担が出来てるからこそ、バランスが取れているとも言えます。
さらに言えば、二人が同じ傾向(例:到達欲求型)の場合、傾向が低い方は自然に反対の役割(回避欲求型)を担います。
夫婦ともに積極的にリスクを取るタイプだと、万が一失敗したときのダメージも大きいですしね。
つまり何が言いたいかというと、
「奥さんがいつもあなたの行動を止めてきたとしても、それはあなたを信じていないからではない」
ということです。
「到達欲求型」「回避欲求型」の傾向は「アクセル」と「ブレーキ」の関係のようなもので、二つが揃ってるから家族は前に進んでいけるのです。
こんなふうに思ってしまったときは、そのことを思い出してください。
「妻のせいで行動できない」なんて考えちゃダメ!
まとめ
今回の記事についてまとめると、
- 人は「到達欲求型」「回避欲求型」に分かれる
- 到達欲求型なら「報酬」が効果的
- 回避欲求型なら「罰」が効果的
- 「行動できない理由」を妻に見つけてはダメ
ザっとこんなかんじになるかと思います。
今回は、「行動できない」と悩んでいる人に向けて、行動できない理由とその解決策についてお伝えしてきました。
しかし、この記事で悩みが解決できてない人もいるかと思います。
もしまだ、「行動できない」という悩みを解決できていなければ、次の記事も併せて読んでみてください。
きっとあなたの「行動できない」という悩みを解決する手助けになることかと思います。
それでは!