こんな人のために、今回は職場での人間関係を良好にしてストレスを抱えないための方法について4つお伝えしていきます。
この記事の信憑性は次のとおりです。
- 様々な心理学的な実験
- 複数の職場で働いた経験を持つ僕の体験談
「まぁそうだよね」くらいには思っていただけるかと思います。
ぜひ、最後までご覧ください。
目次
結論:アメとムチを使い分けること職場の人間関係では大事
先に結論をお伝えします。
職場の人間関係でストレスを感じないための方法は全部で4つです。
- 相手の望む言葉だけを正直に話す
- 相手にはすぐに返答する
- しっぺ返しをする
- いっそのこと転職をする
一つずつ解説していきます。
職場の人間関係でストレスと抱えない方法①:相手の望む言葉だけを正直に話す
一つ目の方法は「”相手の望む言葉だけを”正直に話す」です。
ここでは「相手の望む言葉だけを」という点がポイントになってきます。
「正直な人間は信頼される」
こんな言葉をどこかで一度は耳にしたことがあるかと思います。
実際、アメリカの心理学者トーマスらが、66人の会社員に行った調査でも「正直な人間がもっとも信頼される」という結果が出ています。
ですが、この言葉を鵜呑みにすると…
例は極端ですが、こんなふうに正直に何でも話せば、信頼されるどころか、ほぼ確実に嫌われます。笑
結局、人は他人に対して「正直さ」を求めてはいますが、それはあくまでも「自分に都合のよい正直さ」に過ぎません。
つまり、全て本音でしゃべるのではなく、
- 好意や褒め言葉は正直に話して欲しい
- イヤな気持ちになることは黙っていて欲しい
こういった使い分けが、職場で人間関係を築く上では大事だと言えます。
「この気遣い自体がストレスなんだけど…」という思いは一旦、胸に秘めておいてください。笑
「相手の望む言葉」だけを正直に話せば、職場の人間関係は円滑になる!
職場の人間関係でストレスを感じない方法②:相手にはすぐに返答する
2つ目のコツは「相手にすぐに返答する」です。
「仕事のできるヤツはレスポンスが早い」
こんな言葉を一度は聞いたことがあるかと思います。
アメリカの心理学者ローズが行った調査でも、「交渉ではとにかく3秒以内に返事をすることが大切」という結果が報告されています。
ちなみに落ちてから3秒以内に食べればOKという「3秒ルール」とは全く関係ありません。
- まずは聞かれたときに何か一言を即答する
- その後でゆっくりと続く言葉を考える
こうすれば、3秒以内に返答したことことで相手の印象も良くなり、職場の人間関係はより良いものになります。
考えるより先にハッキリと返事をして、その後にゆっくりと考えることが大事
職場の人間関係でストレスを感じない方法③:「行動」でしっぺ返しをする
3つ目のコツは「行動でしっぺ返しをする」ということです。
こんな実験があることを存じでしょうか。
- 被験者はコンピューター上である対戦ゲームを行った
- そのゲームでは「相手と協力する」か「相手を裏切る」という戦略を選ぶもの
- このとき、もっとも知的レベルが高いと判断されたのは、「しっぺ返し」戦略をするプレイヤーだった
「しっぺ返し」戦略…自分からは決して裏切らないが、相手が裏切ったら自分も一度だけ相手を裏切り、それ以降はまた協力を続けるという戦略
「しっぺ返し」戦略は実際にゲーム理論の中でも一番得点の高い戦略とされています。
「しっぺ返し」の効果を理解するには戦国時代をイメージすると良いかもしれません。
- むやみに周りを侵略する国:ボロボロになってすぐに滅びる
- とにかく戦争をしない国:いつか他国から滅ぼされる
結局のところ、「自分から攻めないけど、相手が攻めてきたら反撃する国」が一番長生きすることは想像できるかと。
つまり、相手から何かされたら、同じ分だけやり返す。
これが職場の人間関係でストレスを減らすコツになります。
分かりやすい例としては、
同僚から頼み事をされた → 即OKしつつ別の仕事を依頼する
こんなケースでしょうか。
同僚などから仕事を依頼された際、ただ一方的に引き受け入れてしまうと、
- あなた:ストレスが溜まる
- 相手:あなたを格下に扱うようになる
こんなかんじで嫌な思いばかりをすることになりますが即OK&依頼し返すという方法をとると、
- あなた:ストレスが溜まらない
- 相手:「頼み事を聞いてくれた」と感謝する
こんなふうに双方にメリットが生まれます。
だから何か依頼された際は、「もっと楽な仕事になるように交渉しよう」とするよりも、
こんなふうに考えた方がずっと効率的だし、円滑な人間関係を築けるかと思います。
相手の話はよほど無理でなければ一旦OKしてしまって、その上で自分の提案をすると良好な人間関係を築ける
職場の人間関係でストレスを感じない方法④:いっそのこと転職をする
4つ目のコツは「転職をする」です。
ここまで人間関係でストレスをため込まない方法をお伝えしてきましたが、やはり限度があります。
「他人と過去は変えられない。変えられるのは自分と未来だけ」
こんな言葉に代表されるように、他人を変えることはできません。
どうしても職場の人間関係のストレスに耐えられないなら、転職も一つの手段です。
ましてや、人事異動が頻繁に行われていない会社ならば、職場の人間関係は、転職理由として十分です。
定年退職の年齢はドンドン上がっており、今の20~30代が定年退職する頃には80歳まで引き上げられても不思議ではありません。
これから40~50年もの間、人間関係でストレスを感じるくらいなら、転職は一つの手段ではないでしょうか。
といっても、なかなか実際の転職活動に踏み切るには勇気が必要かと思います。
そんな人に向けて次の記事で、職場のストレスを原動力にする方法についてお伝えしていますので、ぜひご覧ください。
いっそのこと、職場での人間関係は諦めて転職を考えることもストレスをため込まないためのコツ
まとめ:職場の人間関係はアメとムチを使い分けることが大事
今回の記事でお伝えした内容を振り返ります。
- 相手の望む言葉だけを正直に話す
- 相手にはすぐに返答する
- しっぺ返しをする
- いっそのこと転職をする
ザっとこんなかんじです。
一言で言ってしまえば、「アメとムチを使い分ける」ことが、職場の人間関係では重要なのかもしれません。
当たり前のような内容も含まれていたかと思いますが、出来てない人は意外にも多いもの。
毎日何時間も同じ時間を共にする職場のメンバーだからこそ、ストレスなく良好な人間関係を保ち続けていきたいですね。
それでは!