こんな人に向けて、この記事では、
- ストレスを感じたときの正しいの考え方
- そのことに関する科学的な根拠
- それらを踏まえた具体的な行動
について解説します。
また、先にお伝えすると、この記事は「マンガで分かる診療内科~ストレスコントロール編~」という本を参考にしています。
この本の特長としては、
- 図やグラフ、絵が豊富なので直感的に理解できる
- 実験結果や実際の事例などの客観的データが随所にあるので、説得力がある
- ギャグ要素が多く、単純にマンガとして面白い
こんなことが挙げられます。
今回の記事で少しでも興味が湧いたら、500円ほどで買えるので、ぜひ購入することをオススメします。
残念なことに、本屋に置いてない場合が多いので、ネットで買うのが確実です
たった一つの思い込みを改めるだけで、辛く苦しい毎日が変わるとしたら最高じゃないですか?
ぜひ最後まで読み進めていただき、そのコツを学んでいただければと思います。
目次
ストレスを感じたときの正しい考え方
結論から先にいうと、
『ストレス=悪いもの』ではなく『ストレス=いいもの』と考える
たったこれだけです。
とはいっても、これだけだと非常に胡散臭い話に聞こえるので、
- 「ストレスのとらえ方」による影響の科学的根拠
- 「ストレスはよいもの」という科学的根拠
について説明していきます。
①「ストレスのとらえ方」による影響の科学的根拠
根拠となる調査はいくつかありますが、有名な調査としては、1998年にアメリカで行われた調査があります。
3万人を対象に行われたこの調査の結果、2つの事実が判明しました。
- 強度のストレスがある人は死亡リスクが43%高い
- 強度のストレスはあるが、「ストレスは体に悪くない」と考える人は「ストレスがほとんどない」人よりずっと健康で長生きだった
つまりこの結果から、
「ストレスに対する認識」を変えるだけで、寿命や健康にまで影響を及ぶ
ということが分かります。
この他にも、心理学者マリア・クラムが行った調査によると、『ストレスは「良いもの」だと考える人はうつ状態になりにくく人生の満足度も高い』 ということが判明しています。
②「ストレスはよいもの」という科学的根拠
こんなふうに思う人いるかもしれませんが、どうやらこの考えも断言できないようです。
ジョンズ・ホプキンス大学の研究によると、
「ストレスを受けた妊婦の赤ちゃんほどストレスにも強く脳の発達も良かった」
といった報告がされています。
また、121ヶ国で1212万人を対象にした調査でも「毎日ストレスがある人ほど寿命も幸福度も高かった」という結果が出ています。
さらに言うと、イギリスで行われた9,000名を10年にも渡る調査の結果、「目的意識や生きがいがある人ほど、ストレスは大きいが死亡率は30%も低く、長生きしている」ことが判明しています。
これらの調査結果を踏まえると、ストレスは人に良い影響を与えるものだと分かるかと思います。
定年退職後や子育て後にウツになる人が多いことを考えても「ストレス≠悪いもの」と考えることができますね。
「ストレスは心を強くして、人生を成功させるもの」と認識を改めることが最大のストレス対処法
とは言え、ストレスがツラい場合の考え方
「ストレスがツラいときは、『ストレスは良いもの』と認識を改めることが効果的」という話をしましたが、
こういう人もいるかと思います。
そういう人は「憂鬱な感情をエネルギーに変換して行動すること」がオススメです。
とはいえ、どうしようもないストレスが長期的に続くと、身体にまで影響を及ぼす場合があるので、その場合は医療機関を受診してください。
ストレスに対する反応は2つ
そもそも、人がストレスを感じたときの具体的な反応は次の2つです。
- 挑戦反応:「こんちくしょう!今に見てろ!」という反応
- 思いやり反応:「人の温もりが恋しい。誰かと繋がりたい」という反応
つまり本来であれば、
こんなふうに行動へ繋げることが健全な反応と言えます。
「ストレス=悪いもの」と誤解してると消化不良が起きる
それにも関わらず、ストレスから逃げたり、イライラする人は多いもの。
それは「ストレスは悪いもの」という思い込みが原因です。
「ストレスは悪いもの」と考えると、「挑戦反応」や「思いやり反応」が起ころうとしているにも関わらず、
としか認識することができません。
その結果、ストレスのエネルギーをうまく行動に結びつけることできず、
- 現実逃避をする
- 他人に八つ当たりをする
などといったマイナスの行動に走ってしまうのです。
ですので、ストレスを感じてツラい場合、その感情を抑え込んだり、否定的に考えるのではなく、
「このモヤモヤした気持ちでパワーアップしてやる!こんちくしょう!」
と開き直り気味に前向きに捉えることが重要だといえます。
ストレスは「こんちくしょう!今に見とけ!」というエネルギーに変換することが大事
ストレスフルな人が取るべき行動
では、ストレスフルを実感してる人は、具体的にどのような行動を取るべきか。
それは、苦しみを感じつつ、先ほど説明した「挑戦反応」などに沿った行動をすることです。
例えば、月曜日が憂鬱な人(=仕事が憂鬱な人)ならば、次のような行動をとることが適切な行動といえます。
- 仕事にコミットして成果を出す
- 転職してしまう
- 副業をはじめる(軌道に乗ったら転職 or 独立)
どれであっても、問題はありません。
とはいえ、個人的には、月曜日を憂鬱に感じるほど仕事がイヤなら、
と考えて転職する方が健全かと思いますが…
また、転職や副業に限らず、「プログラミングを学ぶ」という選択肢は今のご時世、検討してもいいかと思います。
もし、興味のある方は「エンジニア転職には、大半の人はプログラミングスクールが必須」をご覧ください。
僕の経験を元にした記事なので参考になるかと思います
月曜日が憂鬱に感じるなら転職や副業をはじめるべき!
どんなストレスにも意味がある
そして僕が何よりも伝えたいことは、
どんなストレスにも必ず意味はある!
ということです。
- 旅行をしてしばらく経った人に「今、幸せか」と質問をした
- その結果、『全てが予定通りだった人』よりも『旅行は予想外ばかりで大変だった人』の方が幸福感が高かった
こんな調査から分かるとおり、
『ずっとうまくいく人生』より『苦しくつらい経験をした人生』の方が、思い出深い幸せが手に入ります!
ストレスを抱えている今の状況は、旅行で例えるなら、一つのトラブルに過ぎません。
そこで立ち止まらず、先へ進むことで、大きな幸福を手に入れることが出来るはずです。
憂鬱な気持ちを消して月曜日を迎えよう
今回は「マンガで分かる診療内科~ストレスコントロール編~」を参考に、ストレスコントロール法を解説しました。
もし、この記事の内容に興味を持ったら、ぜひ実際にマンガを購入することをオススメします。
というのも、このマンガにはここには無い、
- 数百円とはいえ「お金を払う」という行為が、自分の考え方を改める際の後押しになってくれる
- 本書には、この記事に無いコツも収録されている
- 何より普通にマンガとして面白い
こんなメリットが存在するからです。
もちろん、この本が誰にとってもピッタリの一冊になるとは限りません。
しかし、たった数百円で、ストレスコントロール法のコツが手に入るのも事実です。
一緒に、ストレスを「イヤなもの」から「人生のスパイス」に変えていきましょう!