ボクシングジムの中には、バンテージ代わりに軍手を貸し出すジムが存在する。
ただ、これは普通に考えて危険だし、疲労骨折や捻挫などの原因になりかねない。
この記事では、
- どうしてジムはバンテージの代わりに軍手を配るのか
- バンテージ代わりに軍手を使うことの危険性
- 軍手のメリットを残したバンテージの紹介
こんなことを解説していくよ。
僕のボクシング歴は3年以上。初心者には参考になるはず
目次
なぜジムはバンテージの代わり軍手を使うのか
そもそもどうして、ボクシングジムはバンテージの代わりに軍手を配るのか。
実際は各ジムの方針によるから断定はできないけど、
- バンテージを買うより安いから
- 軍手の方が管理が楽だから
これらの理由が根底にあるかと思う。
理由①:バンテージを買うより安いから
1日にジムにやってくる練習生を50人と仮定する。
バンテージを持ってくる練習生もいるけど、一応、全ての練習生に対応できる数のバンテージは用意しないといけない。
さらに言えば、
- 練習で貸し出す
- 使い終わって洗濯する
- 予備分
こんなローテーションを組むためには「人数分×3セット」は必要になる。
つまりジムとしては、150個のバンテージを確保しなければいけない。
仮に1つ1,200円で入手したとしても、購入費用は18万円
しかも、バンテージは消耗品なので、半年に1回くらいは買い換える必要がある。
つまり、練習生にバンテージを貸し出すと、年間36万円の支出をすることになる。
一方、軍手であれば1個100円足らず。
しかも、軍手は生地も丈夫だし、多少のほつれは気にならないので、買い替えも1年に1回程度で充分。
そんな軍手について、バンテージと同様に計算すると、年間の支出額は1.5万円。
つまり、年間の維持コストを見てると、
- バンテージ:36万円
- 軍手:1.5万円
こんなかんじで何十倍もの差が生じることになるんだ!
理由②:軍手の方が管理が楽だから
バンテージって、
- 洗濯の際は洗濯ネットに入れる必要がある
- 干した後は丸める必要がある
など、地味に管理がめんどくさい。
仮に1日に来る練習が50人もいれば、1日に100個のバンテージを洗濯したり、干したり、丸める必要がある。
1個が1分の計算でも、毎日2時間弱は時間がかかる…
その点、軍手であれば、
- そのまま洗濯機に放り込める
- 干すのも簡単
- 片づける際に丸める必要もない
などの理由から、管理がかなり楽になる。
こんなかんじで、軍手をバンテージ代わりに使うことは、
- コスト面
- 管理面
いずれの側面からもメリットが大きいと言えるんだ。
軍手を使ってボクシングをやる危険性
とはいえ、軍手をバンテージ代わりに練習するのはオススメできない。
理由は単純に、軍手でボクシングをするとケガする可能性が非常に高いから。
そもそもボクサーがバンテージを巻くのは、「拳の保護」が一番の理由になる。
「拳」って表現だと少し曖昧なので、
- ナックル
- 手首
この2か所を保護することがバンテージの目的だと考えてほしい。
- パンチの衝撃がかかる「ナックル」は、バンテージを重ねたクッションで守る
- ケガをしやすい「手首」は、バンテージで手首を固めることで捻挫を防ぐ
こんなふうにボクサーは、バンテージを使ってナックルや手首を守ってる。
じゃあ、軍手に拳を保護する効果が期待できるかというと、答えはNO!
軍手にナックルを保護するクッションは無いし、手首を固める力は全くない。
言ってしまえば、軍手をバンテージ代わりにするのは、素手にグローブをはめてボクシングをやるようなもの。
非常にリスキーな行為だってことを理解してほしい。
確かにグローブにも多少のクッションは入ってるけど、それだけでは不十分。
実際、多くのボクサーは、バンテージをしっかり巻いていても、「拳が痛い」って悩みを抱える。
僕も軍手で練習してナックルの皮がズル剝けにした経験がある
それにプロボクサーを見て欲しい。
彼らはみんな同じようにバンテージを巻いている。
もし、軍手や素手で問題ないなら、どうしてプロボクサーはバンテージなんて面倒なものを巻くのだろう?
それだけボクシングってスポーツが拳に負担をかけていて、積極的に守るべきって事の裏返しかと思う。
繰り返すけど、軍手をバンテージ代わりに使うのは本当に危険。
ケガを避けるためにも、軍手ではなく、バンテージを必ず使うようにしたい。
安いバンテージ・楽なバンテージ
軍手でボクシングをするのが危険だってことは理解してもらえたかと思う。
とはいえ、これまで軍手を使っていた中でバンテージを勧めても、
- 「バンテージにお金をかけたくないな」
- 「軍手みたいに準備や管理は楽をしたい」
こんな理由でバンテージを使うのはためらってしまうかと思う。
そんなあなたに向けて、
- コスパ最強のバンテージ
- 管理や付け外しが楽なバンテージ
この2つを紹介するよ。
基本的にバンテージは練習のたびに洗う必要があるので、2個以上のまとめ買いがオススメ
安いバンテージ:EasyChange
バンテージにお金をかけたくない人にオススメなのが、EasyChangeのバンテージ!
タイプ | 包帯タイプ(伸縮) |
メリット1 | コスパ最強!価格重視ならコレ! |
メリット2 | 伸縮性があって巻きやすい! |
このバンテージの魅力はなんと言っても、圧倒的なコスパ。
- 通常のバンテージ:1,500円くらい
- Easy Change:300円くらい
こんなかんじで通常のバンテージが3~5個は買えるほど。
とはいっても、プロボクサーの意見を取り入れて開発されていて、品質にも問題はない。
実際、僕が通ったジムでも多くのプロボクサーが使ってたしね
ただこのバンテージを選ぶ際に注意したいのが、
「白色以外は選ぶな!」
ということ。
このバンテージは9色から選べるんだけど、白色以外だと洗濯した際に色落ちする場合があるんだ。
ただ、その点も白色を買えば問題ない。
なので、コスパ重視でバンテージを選びたい人はEasyChangeはオススメだよ!
楽なバンテージ:簡単バンテージ
軍手みたいに付け外しは楽をしたい人にオススメなのが、ウイニングの簡単バンテージ!
タイプ | グローブタイプ |
メリット1 | つけ外しが10秒で完了するほど楽! |
メリット2 | 丸洗いOKなので楽! |
国産ボクシング用品の老舗メーカーのウイニングが開発したグローブタイプのバンテージ。
なんといっても注目すべきは、「装着が楽」って部分。
- 手を入れる
- 手首に巻き付ける
- 手の甲に巻き付ける
これだけで装着は完了するので、ビックリするレベル。
また、ナックル部分には8mmの天然ゴム素材が使われてるので、拳への衝撃もしっかり吸収してくれる。
もし、グローブタイプでも問題ないのであれば、ぜひこのバンテージを使ってみてほしい。
バンテージが売ってる場所
バンテージを購入できる場所としては、
- ISAMIなど格闘技の専門店
- Webのみに出店する格闘技の専門店
- AmazonなどのECサイト
これら3つが候補に挙がる。
ただ、結論から言えば、
- 安く買える
- 買う手間が少ない
- バンテージは現物を見て買う必要がない
こんな理由から、AmazonなどのECサイトで買えばOK!
この辺については次の記事で詳しく解説したので、よければ参考にしてほしい。
さっき表示してた商品リンクからもAmazonなどのECサイトに飛べるので、ご活用あれ
バンテージの代わりに軍手を使う危険性を解説したよ!
今回解説した内容をまとめるよ。
そもそもどうして、ボクシングジムはバンテージ代わりに軍手を配るのか。
- バンテージを買うより安いから
- 軍手の方が管理が楽だから
そこにはこんな理由があると想定される。
とはいえ、軍手をバンテージ代わりにしてボクシングを続けていると、
- 疲労骨折
- 捻挫
これらのケガのリスクがあって危険。
だから、ボクシングでは軍手をバンテージ代わりに使うのは本当にやめた方がいい。
もし「軍手の方が安い」って思うならEasy Changeのバンテージが300円くらいで買えるので試して欲しい。
一方、「めんどうがイヤ」ってバンテージの購入をためらうなら「簡単バンテージ」を使えば悩みは解決するはず。
そして、バンテージを購入する方法は色々とあるけど、
- 安く買える
- 買う手間が少ない
- バンテージは現物を見て買う必要がない
こんな理由から、AmazonなどのECサイトで買えばOK!
繰り返すけど、バンテージの代わりに軍手を使い続ければ、普通にケガをする。
ケガをすればお金はかかるし、通院などの面倒ごとも増える
楽しい格闘技ライフを送るためにも、今日からさっそくバンテージを使っていこう!
この記事が参考になれば幸いです。
それでは!