こんな方に向けて、今回は「睡眠の質を高める方法」を説明します。
インターネットで行われた調査によると、「実際の睡眠時間」と「理想的な睡眠時間」には1時間以上も差があることが判明しています。
- 平均的な睡眠時間 … 5.59時間
- その人が「理想的」と考える睡眠時間 …7.21時間
しかし、忙しい現代において、今より睡眠時間を確保することは難しいのが実際のところかと思います。
そこで、重要になってくるのが「睡眠の質を高める」という考え方です。
睡眠の質を高めれば、
- 短い時間で満足のいく睡眠をとれるようになる
- 人によっては、睡眠時間を今より削ることも出来る
こんなメリットを享受することが出来ます。
僕は睡眠時間を8時間から4時間まで減らすことが出来ました。詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
この記事を読むことで、寝不足の毎日から抜け出すヒントになるかと思いますので、ぜひ最後までお付き合いください。
また、今回の内容は、「スタンフォード式 最高の睡眠」という本を参考にしています。
本格的な睡眠研究機関の所長が書かれた内容ですので、信憑性は抜群です。
そのため、この記事が面白ければ書籍の購入をオススメします。
漫画版もあるので、軽く読みたい方は、最初はそちらでも良いかと思います
目次
睡眠の質を高める具体的な方法
さて、さっそく本題です。
睡眠の質を高めるポイントは次の3つです。
- 脳を動かさない
- 体温を調整する
- 日中を効果的に過ごす
それぞれ詳しく解説していきます。
睡眠の質を高めるコツ1:脳を動かさない
寝る前は何も考えず、頭を働かせない
これが一つ目のポイントです。
脳と体のスイッチをオフにして、眠くなったら寝れる状態にしておくことで、質の高い睡眠に近づくことが出来ます。
また、「脳を動かさない」ための具体的な方法は次の3つです。
- 寝る前にスマホを操作しない
- 単調なことを実施する
- 睡眠前のルーティンを決める
それぞれ説明していきます。
①寝る前にスマホを操作しない
寝る数時間前からスマホを操作しないことは、グッスリ寝るには一番効果的な方法です。
スマホの中には、
- ゲーム
- YouTube
- SNS
このようなアプリがインストールされているかと思います。
これらは、脳を活性化させ、交感神経を優位にさせる存在です
スマホを手に取れば、スムーズな入眠から遠ざかることを自覚しましょう。
②単調なことを実施する
単調なことを意識的に行えば、脳は退屈を覚えて入眠モードになります。
例えば寝る前に読書をするのであれば、
- 良い例:カタい学術書
- 悪い例:ミステリー小説
このように、刺激的なものを控えることがオススメです。
③睡眠前のルーティンを決める
脳は、いつもと同じパターンを好む性質があるので、睡眠前のルーティンがあると、入眠がスムーズになります。
特に難しいことはないのですが、
- いつもと同じ時間に
- いつもと同じ服を着て
- いつもと同じ照明と室温で寝る
このようないつもと同じ流れが、最高の入眠習慣となります。
ベッドでの読書やテレビが習慣になっている人は既にそれがルーティン化しているため、それらをやめる必要はありません。
睡眠の質を高めるコツ2:体温を調整する
深部体温(体の内部の体温)を下げて、皮膚温度(手足の温度)を上げる
これが二つ目のポイントです。
そもそも、人間の体温には大きく分けて次の2種類が存在します。
- 深部体温 …体の内部の温度。変動しづらい
- 皮膚温度 …手や足の温度。日中の活動時は「深部体温」より2℃ほど高い
こんなかんじですね。
そして重要なポイントは、
「深部体温」と「皮膚温度」の温度差が縮まると眠くなる
ということです。
例えば、ウトウトする子どもの手足は温かくなっているかと思います。
これは「手足から熱が放散され、深部体温が下がる」という現象が起こっているためです。
では、どうすれば深部体温と皮膚温度の差を意図的に意図的に縮めることができるか。具体的な方法は2つです。
- 入浴をする
- 足元を整える
それぞれ説明していきます。
①入浴をする
皮膚温度と深部体温の差を縮める最も有効な方法は、『入浴』です。
理由としては、
- 変動しづらい深部体温をも動かす強力なスイッチになるから
- 深部体温が持つ「上がった分より大きく下がろうとする性質」が反応し、熟睡に繋がる
こんなかんじです。
また、具体的な入浴方法についてです。
40℃のお風呂に15分浸かった場合、体温は0.5℃上昇し、深部体温が元に戻るまでには約90分要します。
つまり、スムーズに入眠をするためには、
寝る90分前までに、40℃以上のお風呂で、入浴を済ませておく
これが大事なポイントになります。
寝る90分前に入浴できない場合や、入浴後にすぐ寝たい場合は、深部体温が上がりすぎないよう、ぬるい入浴やシャワーで済ませましょう。
②足元を整える
こういう女性の方は多いかと思います。
しかし、「靴下を履いたまま」ベットに入ると、入眠時に足からの熱放散が妨げられ、深部体温は下がりにくくなります。
つまり、結果的に睡眠の質の悪化に繋がります
ですので、靴下は寝る直前まで履いておいて足を温め、ベットに入ったらすぐに脱ぐ方がグッスリ眠ることができます。
睡眠の質を高めるコツ3:日中を効果的に過ごす
起きている時間帯にしっかり覚醒することが、結果的に質の高い睡眠に繋がります。
起きている時間の覚醒を促す方法はいくつかありますが、今回は僕が行っている3つの方法に厳選してお伝えします。
- 日光を浴びる
- 冷たい水で手を洗う
- 夕食を抜かない
これらについて説明していきます。
①日光を浴びる
起床後ベットから出たら、天気に関わらず日光を浴びることが効果的です。
日光を浴びることで、体内時計が調節され、睡眠をうながす物質「メラトニン」の分泌リズムが整います。
その結果、
- 日中は覚醒をキープできる
- 夜になると自然に眠くなる
こういった下地が整います。
室内でも十分な光量が得られるので、まずはカーテンを開けて外の光を取り込みましょう
②冷たい水で手を洗う
起きた際に顔と一緒に手を洗うことで覚醒が促されます。
ポイントは「冷たい水で洗うこと」
手を水に浸けて、「深部体温」と「皮膚温度」の差を広げることで、よりスピーディに気持ちよく覚醒することが出来ます。
③夕食は抜かない
夕食を食べないことで、覚醒物質「オレキシン」の分泌が促進されます。
この「オレキシン」には、
- 食欲を増大させる
- 交感神経の活発にする
- 体温上昇を引き起こす
こういった効果があるため、寝る前に分泌されるのはマイナスです。
食事をすれば「オレキシン」の活動は低下し、覚醒度も落ち着きますが、遅めの夕食や食べすぎは消化不良を招きません。
ですので、
『寝る1時間前までに夕食を取る』
これが質の高い睡眠を得るために効率的な食事の方法となります。
ちなみに、揚げ物など消化に時間のかかるものは夕食に避けたり、余裕を持って食べ終えるようにする必要があります
睡眠の質が向上させて人生を充実させよう!
今回は「睡眠の質を向上させる方法」について解説してきました。
この記事の内容を実践すれば、
- 短い時間で満足のいく睡眠をとれるようになる
- 人によっては、睡眠時間を今より削ることも出来る
こんなメリットを享受できるはずです。
ぜひ実践して、寝不足を解消して、充実した毎日を過ごしてください。
また、冒頭で解説したとおり、今回の記事は「スタンフォード式 最高の睡眠」という書籍を参考にしています。
この記事で睡眠習慣を改善したいと思ったら、書籍を買うことをオススメします。
理由としては次のとおりです。
- より信憑性が高く、深い知識を入手できるので、今回紹介したコツを実践する可能性が上がる
- 数百円とはいえ「お金を払う」という行為が、短眠を実践する後押しになってくれる
- 本書には、この記事に無いコツも収録されている
もちろん、この本が誰にとってもピッタリの一冊になるとは限りません。
しかし、たった千円程度で、最高の睡眠習慣を身に着けるコツが手に入るのも事実です。
下手な自己啓発本よりも、この本一冊を買うことを何倍もオススメします
是非、この記事と今回紹介した書籍を参考に、睡眠習慣の改善を実践してみてください!
それでは!