大切なことは、一人で育児することの大変さを理解した上で、家族でいる時間を必死で確保することだと思います。
具体的な内容について説明していきますね。
奥さんが第1子を妊娠したサラリーマン男性の方(今のところ、奥さんだけが育休を取得する予定をしている)
奥さんを支えるための具体的なアクション
目次
行動1:ワンオペ育児の大変さを知る
赤ちゃんはうっかり死ぬ
まず一つ覚えておいて欲しいのですが、赤ちゃんは、うっかり死にます。
実際にあった事例として、寝返りを覚えたての赤ちゃんが、寝返りでうつ伏せになった後、柔らかいベットに顔を覆われて窒息したという事件がありました。
また、それまで元気だった赤ちゃんが、何の予兆や病歴のないまま、眠っている間に突然死する「乳幼児突然死症候群」は、平成30年の乳児期の死亡原因の第4位(60名)になっています。
ワンオペ育児は、これ程までに脆い赤ちゃんを、24時間365日休まずに一人きりで育てること他なりません。
頼れる者は自分以外におらず、好奇心旺盛な赤ちゃんをキチンと見張りながら家事や雑務をこなすことになります。
赤ちゃんを面倒を見ることは、少しも気が抜けず、想像以上に気力が削られることだと覚えておいてください。
下手なブラック企業よりブラック
そしてもう一つ理解しておくべきことは、子育てをしているお母さんは、想像以上に自分の時間が自由に確保できていないということです。
- ゆっくりご飯を食べたりトイレに行けない
- お風呂ではゆっくり頭を洗っていられない
- 夜遊びや飲み会には当然参加できない
- 熟睡していても夜泣きで叩き起こされる
こんなかんじで、食事・睡眠・トイレなど、人間の生理現象までを妨害されるので、下手なブラック企業よりもハードだと思います。
そして、子どものお世話をしているうちに、いつの間にか夕方になっている外を見て、
などと、ひどく自己嫌悪に陥ったりしています。
色々と書いてしまいましたが、ワンオペ育児をすると、奥さんには非常にストレスがかかるということを理解してください。
行動2:二人で子育てする時間を増やす
育休を取得してください
ワンオペ育児の大変さを理解した上であなたがとるべき行動は、子育てを奥さんに任せっきりにする時間を減らすことです。
つまり、育休を取得してください。
仕事の都合もあるので、人によっては育休を取得することが難しい人もいるかもしれません。
もしそうならば、せめて絶対に定時で帰るようにしましょう!
- 仕事に優先順位をつける
- 上司に事情を話してタスクを減らしてもらう
- お昼休みは外食に行かず仕事をしながらとる
上に書いたのは仕事を早く切り上げる方法の一例です。
本気で定時で帰りたいと思えば、他にも方法はいくらでも見つかるはずです。
僕自身の経験から思うこと
ただ僕としては、やはり育休を取得してほしいと思っています。
というのも、僕自身が、第一子が小さい頃に育休を取得せずに後悔しているからです。
当時、僕は仕事を必死で片づけ、毎日、ほぼ定時退社をしていました。
それでも家に帰ると、妻は疲れた顔をして、
と、いつも漏らしていました。
そんなこともあり、二人の子どもが産まれた現在、育休を取得して、子育てに更に時間をかけるようにしました。
これが功を奏したか、今のところ妻から前回のような愚痴は聞いていません。
そんな経験がありましたので、赤ちゃんが産まれたら、ぜひ育休を取得して欲しいと思っています。
行動3:奥さんだけの時間を確保する
そして、奥さんの体調が出産直後の状態から回復するにつれて、奥さんだけの時間を確保するよう努めてください。
「〇〇くんのママ」という側面しか持てていない奥さんには、とてもストレスが溜まっています。
そのため、「一人の女性」になれる時間を意識的に取ってもらうことで、リフレッシュしてもらいましょう。
奥さんが自由になれる時間を確保する方法はたくさんあります。
例えば僕が実際に行った行動はこんなかんじでした。
- 「友達と遊んできなよ」と頻繁に伝える
- 赤ちゃんと二人きりで、ベビースイミングなどの習い事に連れていく
- 実家には「奥さんが体調を崩した」と伝えつつ、赤ちゃんを連れて二人きりで実家へ帰る
- 奥さんがフラっと「今日遊びに行ってきていい?」と言える雰囲気を作る
まだ慣れていないなら、あなたがワンオペで頑張る時間は、そこまで長くなくても良いと思います。
ただ、その時間の間だけでも、子どもの全責任をあなたが背負うことで、奥さんを「〇〇くんのママ」から「一人の女性」に戻してあげてください。
ちなみに、僕が実践したとき、特に効果を感じたのは③です。
僕としても、子どもと二人きりの小旅行はとても楽しかったですし、
家で待っていた妻も、
と言って、心なしか僕に優しくなった気がしました。
話をまとめますと、どんな方法でも構いません。奥さんが自分の時間が作れるよう、あなたから積極的に動いてみてください。