家族を愛する

嫁が不機嫌?奥さんと良好な関係を続けるために知っておきたい「人の思考のクセ」

最近、妻とケンカをすることが多くて…。どうしたら良好な関係を築くことができますか?

あなたは奥さんとの関係はうまくいっていますか?

我が家は、最近、嫁とケンカする回数が増え、お互いに不機嫌でいることが増えました笑

そして、そんな状況を少しでも打破すべく色々と調べることが増え、その過程で知ったんですが、仲が良い夫婦を「オシドリ夫婦」なんて言いますが、アイツら全然仲良しじゃないんですね。

知ってビックリしたのですが、オシドリは、生涯の中で繁殖期間が7~8回あるんですが、基本的に繁殖期のたびにパートナーを変えているようです。

もはや「オシドリ夫婦」って悪口なんじゃないかと思うレベルです。笑

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まぁ、そんな余談はさておき、家庭がうまくいっていないというのはメンタル的にも問題になるようです。

オーストラリアの心理学者であるエロイ博士らは678名の夫婦を対象に調査を行った結果、「家庭がうまくいっていない夫婦ほど仕事でのストレスが強くなる」と発表しています。

また、仕事に限らずとも、全般的にストレスを受けやすくなる可能性があり、メンタルにかかる人には家庭で悩みを抱えている人も多いようです。

そこで、今回は、夫婦関係を良好を保つ上で知っておきたい「人の思考の性質」についてご説明します。

奥さんとケンカした直後でしたら、頭に血が上っていて、この記事を読んでもあまり実践したいと思わないでしょうから、冷静になれたらもう一度この記事を訪れてみてください。

きっと、夫婦喧嘩を減らしたいというあなたの力になれるはずです。

この記事の想定読者

最近、奥さんと喧嘩をする回数が増えてしまっている男性の方

この記事で得られるもの

嫁さんとの良好な関係を継続する上で知っておきたい人間の思考のクセ

大事なことは嫁を「不機嫌」にしないこと

これは夫婦関係に限らずそうなのですが、

人間関係を長く良好に保つコツは、相手にプラスの感情をあげること

自分が逆の立場になれば分かりますよね。

  • 一緒にいると気持ち良くなれる女性
  • 一緒にいると不快になる女性

どちらと一緒にいたいか、という話ですよね。

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このことについて、オレゴン大学の心理学者デーウィスらは、多くの夫婦を対象に「夫婦がどれだけ結婚に満足感や幸福感を抱いていているか」について調べました。

その結果、 結婚への満足・幸福感は、

結婚への満足・幸福感 = 性行為の回数 - 口論の回数

こんなシンプルな式で表されました。

これはあまりにド直球すぎるので、もっとシンプルに「嬉しいことが辛いことより多ければ、人間関係は長続きする」と説明していると考えて問題ないかと思います。

だから、奥さんと性的な回数を増やせれば、それが夫婦の関係を良好に保つ上では一番いいのですが、実際、ケンカ中の奥さんとそういう関係を持つのは難しいかと思います。

ちなみに精神医学者であるリチャード・W・ロゥキマも、

性的欲求を減らす一番の要因は『怒り』や『敵意』である

と説明しています。

ですので、性行為を増やすことは大きな改善策ではありますが、それに限らず、とにかく相手を喜ばせる行為を増やそうと考えることが大切なのかもしれません。

  • 奥さんの好きな料理を作ってあげる
  • たまにはマッサージをしてあげる

こんなかんじで、まずは自分の出来るところから少しづつ始めてみてはいかがでしょうか。

人は「~してあげた」を覚えている生き物

さて、奥さんとの関係を良好に保つためには、相手が喜ぶ行為を増やしていくことが大切ですが、その前に一点知っておいて欲しいことがあります。

それは、

「~してあげた」という記憶は「~してもらった」という記憶の何倍も残りやすい

ということです。

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このことについて、アメリカの心理学者であるトラフィモウらは次のような調査を行いました。

  • 調査対象は400名の大学生
  • 「人にしてあげた親切な行動」と「人にしてもらった親切な行動」をそれぞれ書き出させた
  • その結果、「人にしてあげた親切な行動」を35倍も多く覚えていたことが判明した。

「人から親切にされた」とは言い換えれば相手に借りのある状態で、心の重荷にもなります。

一方、「人に親切にした」ことは、本人にとって心地いいことなので、心にも強く残ります。

もし、このことがイマイチ実感できなければ、次の2つを書き出してみてください。

  1. 奥さんにしてあげたこと
  2. 奥さんにしてもらったこと

きっと①の方が多くなっていることかと思います。

①が多い人は、「自分からの恩を強く覚えている人」と言えます。

奥さんに対しても「あれだけしてやったのに…」と考えがちなので注意が必要です。

一方、②が多い人は「かなり謙虚で優しい人」と言えそうです。

ただ、そこにつけこんでくる人もいるので注意が必要と言えます。

繰り返しになりますが、「~してあげた」という記憶の方が、「~してもらった」という記憶よりも何倍も残りやすいという特性があります。

色々と尽くしてあげたのに…

恩をあだで返されている…

こういった考えが実は誤解だったという可能性もおおいにあると、頭の片隅にでも入れておいていただけたらと思います。

そして、自分がどちらのタイプなのかをしっかりと理解をして、その上で自分のこと冷静に考えられるようにしたいですね。

GIVEの精神は自分が気持ちよくなれる

ここまで色々と説明をしてきましたが、

理由は何となく分かるが、それでも、なんで自分ばかりが相手に色々としてやらないといけないんだ!!

こう思う人もいるかと思います。

そういう人はこちらの動画をぜひ見てみてください。

「相手のためにやってあげる」という考えだと、どうしても腹がたちます。

そうではなく、

「自分が幸せな気持ちになるために相手に何かをしてあげる」

こういう気持ちで考えてみてください。

きっと最初の一歩を踏み出せるかと思います。

[無料イラスト] プレゼントされたカーネーションの花束を抱えるお母さん

また、動画中で、自分が不幸になるGiveがあると解説しているのですが、

  1. 自己犠牲のGive:自分が我慢しないといけないGiive
  2. 見返りを求めるGive:「~したんだから」と考えるGive
  3. 義務のGive:「~だから〇〇しないといけない」的なGive
  4. 誰かれ構わないGive:与える相手を一切気にしないGive

なかでも僕が気を付けて欲しいと思うのが②です。

僕がよくやりがりなのですが、例えば、サプライズで何かをするときに

〇〇をプレゼントしたら喜んでくれるはずだ

などと考えてとしまうのも「喜んでいる様子」という見返りを求めていることになります。

相手に何かをしてあげる際は、その過程を楽しむようにして、プレゼントを渡したらラッキーくらいに考えておくと丁度よいかと思います。

嫁との関係を良好にするために

今回説明したことについてまとめると、

こういったところでしょうか。

いずれにせよ、「あれだけやってあげたのに…」なんてケンカをしても何も変わりません。

大切なことは過去の記憶にとらわれず、今この瞬間から、また新しく相手に色々としてあげること。

そうやって相手に接することで、奥さんとの関係は良好になるはずですし、その気持ちはきっと奥さんにも伝わるはずです。

…と自戒を込めてこの記事を終わりにしたいと思います。笑

僕はこの記事を書き終えたら、とりあえず嫁をマッサージしてあげるところからはじめようと考えています。

皆さんは大切な奥さんにどんなことをやってあげますか?