家族を愛する

子どもの急病やケガに備えて”絶対に”知っておくべきサービス!「子ども医療電話相談」と「こどもの救急」

休日や夜間などの病院が閉まっている時間帯に、子どもがケガをしたり病気になったらどうしたらいいんだろう…

こんなときの強い味方が、「子ども医療電話相談」と、ウェブサイト「こどもの救急」です。

厚生労働省・地方自治体や日本小児科学会(要するに小児科の先生の集団)が中心になって行われているサービスなのですが、ご存じでない人も多いかと思います。

事実、厚生労働省が「子ども医療電話相談」の認知状況について調査を行ったところ、就学前の子どもがいる家庭であっても、「知らない」と答えた家庭は30%近くに達しています。

子ども医療電話相談」と「こどもの救急」 はいずれも、子どもの命を守るために、親が”絶対に”知っておくべきサービスです。

「そんなサービスがあることを知らなかった」なんて理由で、子どもが亡くなることを防ぐためにも、ぜひ最後までこの記事にお付き合いください。

「子ども医療電話相談(#8000) 」について

休日や夜間に、子どもに何かトラブルがあって、

  • どのように応急手当をすべきか悩む
  • 普段空いている病院が開いていない
  • そもそも病院に連れていくべきか判断に迷う

こういった事で悩んだ経験のあるパパ・ママは少なくないはず。

そんなときに医者や看護師に相談を出来るサービスが、「子ども医療電話相談」です。

「子ども医療電話相談(#8000) 」とは

子ども医療電話相談(通称「#8000」)」とは、休日や夜間に小児救急を受診すべきかどうか、小児科医師や看護師に電話相談できるサービスです。

  • 「子どもの高熱が続いているが病院を受診した方がよいのだろうか…?」
  • 「子どもと遊んでいたら、「肘が痛い」と泣き出した。どのように対処したらいいのだろう…?」

このように、「病院を受診すべきかの判断」や「こどもの症状にどのように対処したらよいのか」といったことについて、小児科の先生や看護師に相談をすることができます。

厚労省・各都道府県によるサービスなので、登録などの手続きは不要&無料で使用ができます(ただし通話料は発生します)。

「子ども医療電話相談(#8000) 」の使い方

「こども医療電話相談事業」を利用する方法はとても簡単です。

『お手持ちの電話で「#8000」をプッシュする』

これだけです。

市外局番は無いので、47都道府県のどこでも「#8000」をプッシュすれば、お住まいの都道府県の相談窓口に自動転送されます。

相談窓口には、小児科医師や看護師が待機しているので、そこで子どもの症状に応じた適切な対処の仕方や受診する病院などのアドバイスを受けられます。

ソウ

僕も2回ほど使用した経験がありますが、受診可能な病院を教えてもらうなど、とても丁寧に対応していただきました。

当時は、子育てに慣れておらず不安な時期だったので、本当に助かりました。

「子ども医療電話相談(#8000) 」を利用する際の注意点

「こども医療電話相談事業」を利用する際は2つ注意点があります。

使用上の注意点
  1. 平日の日中は対応していない
  2. 相談可能な時間が自治体によって異なる

上記のとおり、平日の日中は対応していないので、その時間帯に病院を受診すべきか悩んだ場合は、次に紹介するウェブサイト「こどもの救急」を使用して、自分の判断で受診をすることになります。

また、相談が可能な時間帯は都道府県によって異なります。詳しい実施時間帯は厚労省のホームページ「子ども医療電話相談事業(♯8000)について」にてご確認ください。

ウェブサイト「こどもの救急」について

「ネット検索 フリー画像」の画像検索結果

これまで「子ども医療電話相談」について説明してきましたが、こういう電話って、いざかけようとしたら、意外に勇気が必要だったりします。

これくらいのことで「子ども医療電話相談」に相談していいのかな…?

人によっては、このように電話をためらうかと思います(まぁ、病院を受診すべきか判断するためのサービスなので、遠慮せず電話すべきですが…)。

それに平日であっても、「病院まで片道1時間」なんて距離に住んでいたら、子どもを病院に連れて行くか地味に迷ったりするかと思います。

そこで、参考にして欲しいのが、ウェブサイト「こどもの救急」です。

ウェブサイト「こどもの救急」とは

ウェブサイト「こどもの救急」とは、日本小児科学会(要するに「日本中の小児科の先生が所属する、日本で一番小児医療に詳しい組織」)が監修するサイトです。

生後1か月~6歳までの子どもが、病院を受診すべきか判断する際の目安を提供しています。

「”夜間や休日などの診療時間外”に受診すべきかの目安を提供している」とはうたっていますが、普通に日中にも使用可能です。

ウェブサイト「こどもの救急」の使い方

「使い方」といっても、特に難しいことはありません。

ウェブサイト「こどもの救急」のページに飛んで、「気になる症状」の欄から該当する症状を選べばOKです。

あとは、子どもにあてはまる症状をチェックすれば、1分もかからずに結果を見ることが可能です。

こちらも登録不要&無料で使えて非常に重宝します。

ソウ

僕の場合、先ほど紹介した「子ども医療電話相談」に電話する前に使って、ケガや病気の程度をおおよそ掴んでいます。

利用料などは一切発生しないので、困ったらとりあえず使えばよいかと思います。

ウェブサイト「こどもの救急」を利用する際の注意点

利用規約にも記載があるのですが、掲載されている内容の全てがサービス利用時点で正確・完全であることは保障されていません。

要するに少しだけ古い情報になっている可能性があります。

ソウ

医者の中でも小児科の先生は特に多忙を極めます。

そんな先生方が、日進月歩の医学の進歩を反映させ続けるのは困難なので、やむを得ないかと思います。

そのため、最終的には自己判断ということになります。

とはいえ、「こどもの救急」が小児科の先生方が監修するサイトであることに違いはありません。

それに、ほんの少し前までは「正しい」として多くの医師が判断をしていた内容ですので、そこまで大きな問題はないかと思います。

「不安だからとりあえず受診するか」という気持ちを「いったん、様子を見てみるかな」くらいに変化させられるので、利用する価値は十分すぎるほどにあります。

まとめ

「ネット検索 フリー画像」の画像検索結果

今回の記事では、夜間や休日に、子どもがケガや病気をしたときに役立つサービスを2つお伝えしました。

いずれも無料ですぐに使用可能なので、これらのサービスを頭の片隅に記憶しておいて、子どもに何かあった際は、ぜひ積極的にご使用ください。

また、冒頭でも申し上げたとおり、子どもがいる家庭であっても、これらのサービスを知らない人は大勢います。

あなたのパートナーや友人が、「子ども医療電話相談」や「こどもの救急」を知らないようでしたら、ぜひ教えてあげてください。

「そんなサービスがあることを知らなかった」という理由で子どもを亡くしてしまう親がいなくなるよう、ぜひこれらのサービスを広めていきたいと思っています。

それでは!