こんな風に考えるあなたに向けて、「出世したくないマインド」を持つ公務員が抱えるデメリットを解説するよ。
多分、ググッても出てこない話かと
目次
「出世したくない」が抱える最大のデメリット

最近、若い人の「管理職離れ」の傾向が更に強くなってるらしい。
ある調査によると、
- 男性の若手・中堅社員:5割前後
- 女性の若手・中堅社員:8割以上
こんな結果も出てるみたい。
恐らく、「出世したくない」って考える人の大半は、
- プライベートの時間が無くなる
- ストレスが増えたり、責任が重くなる
- 管理業務が増えて、現場の仕事ができなくなる
こんな理由から、「公務員の出世はコスパが悪い」って考えてるかと思う。
一見すると、すごく的を射てる意見のように思えるかもしれない。
でも、その一方で「出世をしない最大のリスク」を無視した考え方とも言えるんだ。
その「出世をしない最大のリスク」っていうのが、
「40代~50代になったときに働けなくなるリスク」
だよ。
「出世したくない」って考える人は、出世しなければ、
- 仕事は慣れた仕事
- 責任が増えることは無い
- 気楽な立場で定年までいられる
こんなふうに考えがちだけど、実際にこんな40代~50代になるのは難しい。
じゃあどうして、「定年まで平社員でいいや」と思ってたのに、会社に居られなくなるのか。
その理由は、
- 居心地が悪くなる
- リストラの対象になる
この2つ。
それぞれ解説していくよ!
理由①:出世しないと居心地が悪くなる

出世しないと居心地が悪くなる理由は次の2つ。
- 同期や後輩が上司になる
- 熱意もやる気もある若手がライバルになる
同期や後輩が上司になる
40代を過ぎて出世してないと、
- 同期
- 後輩
こういった人が自分の上司になるんだ。
男性なら共感してもらえると思うけど、
- 昔は隣で働いていた同期
- 「先輩~」と懐いてきた後輩
こういった人たちに、指示をされるのは、正直かなりのストレスになる。
実際、ある民間企業では、自主退職させたい人がいるときに、
「昔は部下だった人を、自主退職させたい人の上司にする」
という人事異動を行ってるみたい。
男性からすれば、かなりプライドが傷つくよね…
熱意もやる気もある若手がライバルになる
- スポーツ
- 勉強
- 仕事
- …
なんであれ、基本的には若い人の方が有利だよね。
例えば、戦国モノのマンガなんかを想像して欲しいんだけど、
- 前線で活躍する兵士
- 本陣で作戦を練る軍師
これらは全然年齢が違うよね。
そんな中、
- 「転職レベル」の異動が数年単位で行われる公務員の世界
- 日々、新しい技術が出てきて、仕事のやり方も変化する時代背景
こういった世界において、若い兵士から「オッサンもなかなかやるな!」と言ってもらうのは、マネジメントより大変かと。
それにも関わらず、もし、若手に実務力で負けてしまえば、
- 出世できない(マネジメントができない)
- 実務もできない
という、「ダメなヤツ」のレッテルを貼られることになるんだ。
10~20歳も年下から「アイツはダメだ」と評価されるのはかなりツラい
そして、居心地が段々と悪くなると、
- 新しい仕事にチャレンジする意欲もなくなる
- 今の仕事がAI・システムなどに代替される
- 周りからの目線もさらに厳しくなる
こんな負のループに陥ることになる。
そして最後には、
- 同僚や上司とトラブルを起こす
- ますます「ダメなヤツ」と認定される
- 精神的に病んでしまう
という状況になり、最終的には逃げるように職場から去ることになるんだ。
理由②:リストラの対象になる

公務員の世界は年功序列。
だから、
仕事がデキる20代 < 役立たずな40代
こんな「あり得ない図式」が成り立ってしまう。
あなたの職場にも「仕事をしないクセに高給取りなヤツ」がいるのでは?
そして、そんな出世していない40代~50代は、財政状況が悪くなれば、真っ先にリストラの対象になるんだ。
…自分がある企業の社長になった状況を想像してほしい。

会社の業績が悪くなって、社員をリストラしないと会社が潰れるってときに、
- 若くて、給与も少ないのに頑張ってくれる社員
- 給与が高い割に、最低限の仕事だけやってればよいという高齢の社員
どちらをリストラするだろう?
40代になってから急に転職しようとしても、納得のいく年収で受け入れてくれる企業は、まず無い。
後悔しても「後の祭り」というわけなんだ。
この話を聞いて、
こんなふうに思った人は考えてほしい。
確かに今は公務員がリストラされるなんでことは想像もできない。
でも、その安定はいつまで続くんだろう?
過去、リストラが行われた組織において、「将来、うちの会社はリストラがされる」なんて考えてた人は誰もいない。
- 東電
- JAL
- JR
- …
事実として、「入社した時点で勝ち組」だった大企業であっても、社会情勢の変化とともに、リストラが行われてきた。
そもそも、変化の激しい現代社会において10年先の未来は誰にも予想できない。
実際、今から10年前に「スマホが社会の中心になる」なんて想像できた?
だからこそ、「公務員 = リストラにならない」なんて現実から目を背けた考え方をしてはダメなんだ。
会社組織はピラミッド構造

残酷な話だけど、「会社組織はピラミッド構造」ということが事実なんだ。
組織人である以上、高い位置にいた方が、
- 権限・裁量は増える
- 周りから大切にされやすい
- 影響力のある仕事をやれる
会社組織に入りながら「出世しなくて良い」ってスタンスでいるのは、ゲームに参加しておいて「勝たなくて良い」と言っているのと同じ。
それでは、いつかゲームからはじき出されることになるんだ。
みんなでサッカーやってるのに、コートの草むしりをしてる人がいたら、邪魔だよね
「出世したくない」は実はハイリスク

「出世なんてしなくて良い」って人は、
- 管理職になってアップする年収
- それと引き換えに増える責務
この2つを比較して「コスパが悪い」と判断しがち。
だけど、「出世しなくて良い」ってスタンスには、「いつか会社にいられなくなるリスク」があるんだ。
いつまでも出世しないと、
- 同期や後輩が、自分の上司になる
- やる気も熱意もある若手と競い続けるハメになる
- 周囲から「あいつはダメなヤツ」って目で見られる
こんな理由から、働く環境がドンドン悪くなっていくんだ。
「早く時間が過ぎないかな」と1日の大半を過ごすのは、思っている以上に過酷
じゃあ、それでも「出世したくない」って考える人はどうしたらいいか?
そういう人は、
- 「仕事がデキる人」になる
- いっそのこと転職を考える
このいずれかを方向に向けて行動するのが賢明かと思う。
個人的なオススメは①。
なぜなら、公務員を辞めてしまうと、多くの人は金銭的に損することになるんだ。
だから「どうしても辞めたい!」って強い気持ちが無い限り、僕は基本的にオススメしない。
とは言っても、「どうやったら仕事がデキるヤツになれるのか?」って話だよね。
その話については、僕なりの考えを別記事で紹介してるので、よければ参考にしてほしい。
仕事は、本来楽しいもの。
仕事も遊びも真剣にやるからこそ、人生にハリ・彩りが出て楽しくなると思ってる。
最初から負ける気で参加するゲームなんて面白くない。
もちろん、人生勝ち負けではないし、お金が全てではないとも思ってる。
でも、どんなことでも真剣に取り組めば、間違いなく輝く人生になるはず!
どうせ生きるなら、楽しい人生にしよう
それでは!