最近、若い人の「管理職離れ」の傾向は強くなってるらしい。
実際、正社員20~50代の男女400人に行った調査では、
「83%の人が「管理職になりたくない」と回答した」
という結果も出ている。
「出世したくない」って考える人は、
- プライベートの時間が無くなる
- 責任とストレスが増える
- 管理業務が増えて、現場の仕事ができなくなる
などの理由から、「公務員の出世はコスパが悪い」って考えてるかと思う。
一見すると、的を射てる意見のように思えるけど、実は「出世しないリスク」を無視した考えとも言えるんだ。
そこでこの記事では、「出世したくない」と考える地方公務員のあなたに向けて、
- 出世しない公務員のリスク
- 今日からできるリスクヘッジ
などについて解説するよ。
多分、ググッても出てこない話かと
目次
「出世したくない」が抱える最大のデメリット
それは、
「40代~50代になったときに働けなくなるリスク」
だよ。
「出世したくない」って考える人は、出世しないことで様々なメリットが得られると考える。
- 慣れた業務を続けられる
- 責任が増えることは無い
- 気楽な立場で定年までいられる
でも、実際にこんな40代~50代になるのは難しい。
それどころか、職場に居続けることすら難しくなる可能性がある
- 同期や後輩が上司になる
- 熱意&やる気がある20代がライバルになる
(理由①:同期や後輩が上司になる
今、20代~30代であればイメージがしづらいけど、40代を過ぎて出世してないと、
- 隣で働いてる同期
- 自分に懐いてる後輩
こういった人が自分の上司になる。
特に男性にとっては、これらの人に指示されるストレスはかなり大きい。
実際、ある民間企業では、自主退職させたい人に対しては、
「昔の部下をそいつの上司にする」
という人事異動を行ってネチネチとストレスを与えているらしい。
男性的には、かなりプライドが傷つく…
だから、出世しないままでいると、会社に行くのが苦痛になり、会社に居続けることも難しくなってくるんだ。
理由②:熱意もやる気もある若手がライバルになる
- スポーツ
- 勉強
- 仕事
- …
なんであれ、基本的には若い人の方が有利なことは間違いない。
そんな中、
- 転職レベルの異動が数年単位で行われる公務員の世界
- テクノロジーの進歩で仕事のやり方が劇的に変化する時代背景
こんな世界において、若い職員から「〇〇さんスゴイっす!」と認められるのは、マネジメントより大変。
それにも関わらず、若手に実務力で負けてしまえば、
- 出世できない(マネジメントができない)
- それなのに実務もできない
という、「ダメなヤツ」のレッテルを貼られることになるんだ。
10~20歳も年下から「ダメなヤツ」と評価されるのはツラい…
出世しない人の負のループ
こんなかんじで、出世しないと居心地が悪くなり、負のループに陥ることになる。
- 周囲の視線がツラくなる
- 仕事への意欲がなくなる
- 新しい仕事を覚えなくなり、知識レベルが停滞する
- 今の仕事がAI・システムなどに代替される
- その結果、周りからの目線もさらに厳しくなる
そして最後には、
- 同僚や上司とトラブルを起こす
- ますます「ダメなヤツ」と認定される
- 精神的に病んでしまう
という状況になり、最終的には逃げるように職場から去ることになるんだ。
今後はリストラの対象になる可能性も
さらに言えば、今後、出世しない「働かないオジサン」はリストラの対象にもなり得る。
たしかに現時点では公務員がリストラされることはない。
でも、今の安定はいつまで続くのだろう?
過去にリストラが行われた組織において、
「将来、うちの会社はリストラが行われるかも…」
なんて考えてた人は誰もいない。
実際、ひと昔前は「入社=勝ち組」だった、
- 東電
- JAL
- JR
- …
などの大企業においても、社会情勢の変化とともにリストラが行われてきた。
加えて、変化の激しい現代では、10年先の未来ですら誰にも予想できない。
10年前に「スマホが中心の社会」なんて誰も想像してなかった
そんな現代において、「公務員=安泰」という考え方は非常にリスキーと言わざるを得ない。
そして、「公務員もリストラされる社会」になったときに、
- 給与も少ないのに頑張ってくれる若手職員
- 給与が高いのに最低限の仕事しかやらない高齢職員
どちらをリストラするかは言うまでもない。
もし40代・50代の地方公務員が急に転職しようとしても、
- スキルもない
- 経験もない
- 若さもない
こんな状態では、納得いく年収で受け入れてくれる企業はない。
そんな観点からも、「出世したくない」って考えはリスクがあると言えるんだ。
「出世したくない」と考える地方公務員が採るべき戦略
とはいえ、
「出世するために今以上に頑張りたくない…」
というのが正直な気持ちかと思う。
そんな「出世したくない公務員」はどのように振る舞うべきか。
戦略①:出世したい環境に身を置く
まず、考えられるのが、「出世したいと思える環境に身を置く」という方法。
要するに「転職する」ってことね
ただ、僕は基本的には公務員から転職することはオススメしない。
コチラで解説したとおり、公務員を辞める大半の人は、金銭的に損をするんだ。
戦略②:今のうちに「出世するコツ」を学んでおく
そこでオススメしたいのが、
「出世するコツ」を学んでおく
という戦略。
ポイントは、現時点では「コツを学ぶ」だけで、実際に出世を目指す必要はないって点
「出世するコツ」を学んでおくことで、
- もし社会情勢やあなたの心境が変わってもすぐ行動できる
- コツを実践すれば評判が上がるので今の居心地がよくなる
こんなメリットが得られるんだ。
- いつでも出世できるけど、あえて出世しない
- 出世したくても出席できない
両者は似てるように思えるけど、心の安定感がまるで違う。
しかも、地方公務員には「出世したい」って考える人が少ないので、
- 学歴(高卒・大卒)
- 学部(文系・理系)
- 年齢
- 職歴(新卒・経験者)
- 経験した部署(人事課・財政課)
などは関係なく、本気になればけっこうすぐに出世できる。
だから、出世に興味がない今のうちに、出世のコツを学んでおくのは賢い戦略なんだ。
出世術を学べるオススメの一冊
出世する術を学ぶ上で読みたいのが、「要領よく出世する人」という一冊。
知っての通り、公務員の世界では、
「なんでアイツが偉い立場にいるんだ…?」
って人事が珍しくない。
それは、人事担当の目がふし穴だったケースもあるけど、「そいつの立ち回りが上手かった」ってケースも多々ある。
そんな中、この本の筆者は、
- 大企業
- 中小企業
- 日系企業
- 外資系企業
- …
など、様々な企業で人事責任者と働いた経験を持っている。
そして、そんな人事の目を持つ筆者が「要領のいいヤツ」を解説してるんだ。
この本を読むことで、要領よく出世する人の考え方や習慣を理解できる。
「出世したくない」って人ほど、将来のリスクヘッジのためにぜひ読んでみてね。
1,000円程度の出費で出世をしないことのリスクヘッジができるって最高じゃない?
出世したくない地方公務員のデメリットと対策を解説したよ
今回の内容をまとめるよ。
公務員が出世を目指さなければ、職場での居心地が悪くなって、長い期間働けなくなるってリスクがある。
- 同僚や後輩が自分の上司になる
- 元気な20代がライバルになる
などの理由から、「使えないヤツ」認定されてる雰囲気が漂い、職場での居心地が悪くなるんだ。
とはいえ、「正直、今は出世する気になれない」と考えるのもよく分かる。
そこでオススメなのが、「出世するためのコツ」を学んでおくこと。
「出世するコツ」を学んでおくことは、公務員と働くうえで大きなメリットになる。
- 将来のリスクヘッジになる
- メンタルが安定する
そして、出世する術を学ぶ上で読みたいのが、「要領よく出世する人」。
1,000円程度のこの一冊を読むだけで、
- 要領よく出世する人の考え方
- 上司に気に入られる人の習慣
など、出世のコツを理解できる。
出世したくないと考える人ほど、将来のリスクヘッジのためにぜひ読んでみてね。
出世術は一生ものの知識なので、早いうちに学んでおこうね
ということで、この記事はここでおしまい。
ここまで読んでくれてありがとう。
こんなかんじで僕のブログでは、
こんな地方公務員が知りたい情報を発信してるので、よければ覗いてみてね。
この記事があなたの参考になれば幸いです。
それでは!