2人の小さい子どもがいる普通のサラリーマンでも、毎日5時間は読書の時間を確保できる方法をお伝えしますね。
こんにちはソウです。
この記事では「読書をする時間がない」という悩みに限らず「時間がない」というより根本的な悩みを解決する方法をお伝えします。
これから先の人生で間違いなく役立つ情報になっているかと思いますので、ぜひ最後までお付き合いください。
- 仕事や家事に追われて読書の時間が確保できていない人
- 「忙しいから」と読書することを諦めてる人
- 忙しいアナタが読書する時間を作るコツ
- 誰でもできる速読のコツ
目次
社会人の読書事情・読書をするメリット
社会人の平均的な読書量
そもそも、一般的な日本人はどれくらい本を読んでいるのでしょうか。
まず学生ですが、(公社)全国学校図書館協議会という団体が行った「第65回学校読書調査(2019年)」によると、次のとおりです。
- 小学生:11.3冊
- 中学生:4.7冊
- 高校生:1.4冊
悲しいことに年代が上がるにつれて、読書量は減少しています。
では一方の社会人の読書量はどのようになっているか。
とある民間企業が162人を対象に行った調査によると、次のとおりです。
- 読書しない:45%
- 1~2冊ほど:33%
- 5~10冊:10%
- 10冊以上:12%
このように大半の社会人は小学生・中学生よりも読書を行っていないことが明らかになっています。
ちなみにこのデータを補強するものとして、総務省が実施した「平成28年社会生活基本調査」 があり、
「有業者が『学習・自己啓発・訓練』に充てる時間は1日当たり平均6分間」
という結果が出ています。
つまりこれらの調査から「大半の人はまともに読書や自己研鑽を行っていない」といえます。
読書とお金持ちとの関係性
ではどうして大半の人は読書(自己研鑽)を行わないのでしょうか。
恐らくはこういった理由かと思います。
- 忙しい、時間がない
- 疲れて本を読む気がおきない
- そもそも本に興味がない
しかし、僕はこういった理由があったとしても、読書を読むための時間は作るべきだと考えています。
その理由を一言で言ってしまえば「金持ちになれるから」です。
それを示すデータはいくつかあるのですが、例えば、2009年の日経新聞が行った調査では次のような結果が報告されています。
- 年収800万円以上の人:平均2,910円
- 年収400万円~800万円の人:2,557円
- 400万円未満の人:1,914円
「お金があるから読書にお金をかけられる」のか「読書をするからお金持ちになった」のか、因果関係は不明ですが、読書量と本に使うお金には正の相関関係があることが分かっています。
他には雑誌「PRESIDENT」が実施したアンケートによると年収と読書量の関係を次のように発表しています。
- 年収1500万円以上:34.6%
- 年収800万円台:17.8%
- 年収500万円台:17.0%
更に、アメリカ「Business Management Degree」での調査では、ビル・ゲイツ氏やウォーレン・バフェット氏を含めた富豪たちと年収の低い層の読書量の違いを次のように比較しています。
- お金持ちの88%が1日30分以上ビジネス書などを読む(「年収300万以下層」は2%)
- お金持ちの86%が読書家である(「年収300万以下層」は26%)
これらの調査を見る限り、お金持ちと年収の低い層と比較すると読書量の違いは明白であり、読書量の多さが年収の高い要因であることが考えられます。
様々な調査から「読書量を増やせば、年収増に繋がる可能性が高い」ということが判明しています。
「読書する時間がない」は気持ち次第で解決する
なんで、最初に長々とこんな話をしたかというと、
少しでもこういう気持ちになって欲しいと考えたからです。
というのも、少し厳しい言い方ですが、読書する時間は気持ち一つで作ることができます。
例えば、マイクロソフトを立ち上げたビルゲイツは「1日1時間は必ず読書をする」と話しています。
メルカリの創業者の山田進太郎さんは「1日1冊は買っている」とインタビューに答えています。
他には、SHOWROOMの創業者である前田裕二さんも「1日1冊本を読む」といった発言をされています。
その他にも、成功者の多くは大抵が読書家であることは皆さんも何となくご存じかと思います。
要するに「読書する時間がない」というのは、「自分は成功者の大半よりも忙しい」と言っているようなものです。
そこまで本当にあなたは忙しいと言い切れますか?
つまり、僕があなたにお伝えしたいのは、
「どれだけ忙しくとも、本気になれば、読書の時間は誰でも作れる」
という、時間を作るための根本的な考え方です。
読書をする時間の作り方
「本気で読書がしたい」と考えることが読書の時間を作る第一歩だとお伝えしたところで、具体的な時間の作り方をお伝えします。
時間の作り方についてですが、実は既に他の記事で詳細に説明をしているので、今回はそちらを引用させていただきます。
読書をするために効果的な時間の作り方は次の9個です。
- 早起き・短眠をする
- 通勤時間を活用する
- お昼休みを活用する
- 定時退社を死守する
- 家事にかかる時間を減らす
- アフター5を効率的に過ごす
- 有休を積極的に使う
- 日常のパフォーマンスを上げる
- 付き合う人は厳選する
本当はどれか一つだけ抽出して説明をしようとも考えたのですが、どれも効果的な方法になるので、詳しく知りたい方は「【時間の作り方】4stepと10個の具体的な方法で詳しく解説!【時間が無い人必見】」にて詳細をご覧ください。
どれか1つでも実践すれば、あなたの可処分時間は間違いなくグンと増えてくれます。
スキマ時間を活用した読書
先ほどお見せしたリストは、まとまった時間を確保するための方法ですが、そもそも、読書をする上ではまとまった時間を確保する必要はありません。
- 電車の乗り換えを待つタイミング
- 友人を待つ数分の間
- トイレに入ったとき
こういった、細切れのスキマ時間を活用して、読書をすることも十分に可能です。
1回で2~3ページ程度しか読めないかもしれませんが、それでもスキマ時間が1日に5回もあれば、1か月で新書一冊は簡単に読み切ることができます。
「読書する時間がない」と悩んでいるようならば、こういったスキマ時間も見逃さずに有効活用していきたいです。
わずかなスキマも見逃さないように、常日頃から本を取り出しやすいところに置く習慣をつけておきましょう。
音声学習や電子書籍という選択肢
「紙の感覚が好きなんだ」という人でなければ、音声学習や電子書籍という方法での読書も選択肢として検討してみましょう。
- 音声学習:歩いてる最中、家事をしてる最中
- 電子書籍:入浴中、子どもを寝かしつける最中
こんなふうに、「何かに有効活用できそう」なタイミングで読書が出来るので、音声学習や電子書籍はオススメです。
特に両手が塞がっていても読書ができる「音声学習」はぜひ取り入れてみてください。
僕自身、「通勤電車に乗るまでの歩く道すがら」や「一人で皿洗いをしているとき」などに音声学習で勉強しており、便利さは実感しています。
読書をするなら「audiobook」という日本のオーディオブックではトップの音声学習サービスが良いかと思います。
- べストセラーとして本屋に置かれている本が聴ける
- 初月30日は無料で何冊でも聞き放題
- 月額750円の聞き放題プラン
こんなかんじでコスパは良いので、まずは登録して30日を無料で聞いてみるところから始めてみてはどうでしょう。
ちなみに僕は「音声学習」が好きで、「【忙しい社会人へ】音声学習は効果抜群!具体的なやり方からメリット・デメリットまで徹底解説」で音声学習について詳しく説明してるので、興味のある方はご覧ください。
(蛇足)本を早く読むコツ
最後に、蛇足かもしれませんが、「読書時間を確保する方法」だけでなく、「本を早く読むコツ」についても簡単に説明します。
「【知らないと一生損をする】読書スピードが遅いならこの方法で速度を上げる!」で具体的に説明してるので、興味のある方はこちらも併せてご覧ください。
コツ①:一つのジャンルに絞って読む
要するにこういうことです。
- 悪い読み方:英語関係の本 → 歴史の本 → ブログの本
- 良い読み方:歴史の本 → 歴史の本 → 歴史の本
一つのジャンルに絞って読むと、1冊目の知識が入っているので、2冊目を読むときは少しスピードが速くなっています。
ちなみにですが、特定の分野の本を10冊も読めば、その分野はほぼ学んだと考えて間違いないかと思います。
コツ②:目次、前書き・あとがきを熟読する
①と似た理屈ですが、目次を読んで本のおおよその流れを理解しておけば、本全体の文脈が理解しやすくなり、結果として、本を読むスピードが上がります。
また、目次に目を通しておくことで、自分がどこを読みたいかアテをつけることもできます。
一方、本の前書きとあとがきは、本の導入部分と要約部分で、その本で一番言いたいことが書かれているので、こちらも熟読しておくと、読書の速度が上がります。
僕の感覚的には目次・前書き・あとがきを3回ずつ読んでから本文に入ると、文書の理解が進みます。
コツ③:気になる箇所だけ重点的に読む
どのみち読んだ内容の大半は忘れてしまうので、自分が気になった箇所以外は適当に読んでしまいましょう。
感覚としては新書サイズの本なら1ページ10秒くらいで読み飛ばして問題ないかと思います。
その代わり、自分が興味を持った箇所は重点的に読み込むようにして、読書に緩急をつけましょう。
まとめ:「読書する時間がない」から卒業しよう!
今回の記事について振り返ると、
- 読書をすることでお金持ちになれる可能性が上がる
- 「読書をする時間がない」は言い訳
- 具体的な読書時間の作り方は9つ
- 電車の乗り換えなどのスキマ時間も有効活用すべき
- 音声学習や電子書籍という選択肢も検討する
- 速読をしたいなら3つのポイントを押さえる
ザっとこんなかんじかと思います。
多くの著名人が伝えているように、読書はあなたの人生をより良い方向へ導いてくれる重要な習慣となります。
毎日は忙しいかと思いますが、どうにか時間を作って読書を習慣にしていきたいですね。
それでは!