こんな「職場での孤独感」に悩んでいる人のために、この記事では次の2点についてお伝えします。
- 「孤独」のストレスは途轍もないという事実
- 職場で感じる孤独への具体的な対処法
僕は小さい頃から10年以上、クラスや部活の仲間と馴染めずに孤独感に苦しみ続けてきたので、孤独の辛さは痛いほどに分かります。
そんな中でも、目の前でみんなが仲良くしてるのに自分だけは孤独を感じる「集団の中での孤立」は本当に苦しかった…
今回は、そんな僕の実体験だけでなく、様々な心理学的な調査の結果も参考にしつつ、「孤独」への対処法をお伝えします。
職場で孤独を感じている人にとっては役に立つ話かと思いますので、ぜひ最後までご覧ください。
「孤独」は交通事故に遭うよりもストレス
こんなふうに「孤独感」を抱えるせいで自信を持てない人に伝えたいのは、
「孤独感を抱える人は、交通事故に遭うよりも大きなストレスを日常的に感じている」
ということです。
このことに関して、次のような実験結果があります。
- 学生たちをAとBに分類して性格テストを受けさせた
- AとBに「性格テストから判明した」と次のとおりウソの未来を伝える
- A:「孤独感に関する不幸(友人や配偶者を失うなど)」
- B:「自分の体に関する不幸(交通事故に遭遇するなど)」
- その後、AとBに「左右それぞれの耳に異なる言葉を聞き取らせる」という作業を行わせた
- その結果、Aの正答率は70%だったのに対して、Bの正答率は90%だった。
この調査で分かるとおり、「孤独」は交通事故に遭うことよりも人間にストレスを与え、集中力を奪います。
例えば身近な例として。
資格の勉強などの自己研鑽を一人で行っているときに、
こんなふうに考えてしまい、集中力が乱された経験はありませんか?
冷静になって考えれば「みんな楽しくやってる」なんて大抵は幻想なんですけどね…
孤独を感じている人は、日頃からすごいストレスに晒されています。
「頑張ってるのに成果が出ないのは、孤独感があなたにブレーキをかけていたから」なんてこともあったかもしれません。
だからもし、自分に自信が持てないときは「孤独感が邪魔してるのではないか?」と振り返ってみてください。
そう考えることで状況が大きく改善するわけではありませんが、何かを変えるキッカケにはなるかと思います。
「孤独感」が人に与えるストレスは途轍もないので、孤独を感じても自己否定をしてはいけない。
職場で感じる孤独への対処法は2つ
さて、本題です。
職場で孤独を感じているときに取るべき行動は次の2つのいずれかです。
- 「何をしてもムダ」と開き直る
- 自分の居場所を変える
「趣味に没頭する」「外にコミュニティを作る」なんて方法も考えられますが、職場での孤独感は減らないので除外しています。
それでは、もう少し掘り下げて説明します。
ちなみに「職場の人たちと仲良くする」というのが根本的な解決策ではありますが、「それができないから悩んでる」という前提なので解決策からは除外しています。
職場で感じる孤独への対処法①:「何してもムダ」と開き直る
一つ目の方法は「何をしても無駄」と開き直ることです。
一見、ネガティブな方法ですが、
- 手っ取り早く行える手段
- 科学的な効果が実証済み
こんなかんじで「避けられないストレス」に対処するにはかなり良い方法です。
また、②の「科学的な効果」ですが、次のような実験結果が存在します。
- 被験者を「悲しい気分」にさせる
- その後、被験者を娯楽がある個室に入れ、「これから行う計算テストの勉強をしてほしい」と伝える
- その後、被験者をA・Bに分け、Aには「アロマテラピーのキャンドルが置かれ「キャンドルの効果でイヤな気分が続く」と伝えられた
- その結果、Aの多くが真面目にテスト勉強を行ったが、Bは勉強をしないことが多かった
つまり、このことから分かるのは、
「『何をしても無駄』と思うと、不快な状態を回復したいという誘惑への気持ちがパタッと覚める」
ということです。
こう思うことができれば、孤独感のせいで集中力が阻害されることが減ります。
また、何かに集中すれば、イヤな感情(孤独)を紛らわせることもできます。
仕事に集中して残業をせずに定時で帰ることができれば、それが最も早く「孤独」から抜け出す方法になります。
「今は何をしても孤独感から抜けられない」と開き直ることが、手っ取り早くて効果も実証されている「孤独」への対処法
職場で感じる孤独への対処法②:自分の居場所を変える
二つ目の方法は「自分の居場所を変えること(転職をすること)」です。
居場所を変えることは、職場の人間関係や雰囲気を変えようと努力するより、よっぽど効果が高く、確実に、すぐに効果が出ます。
僕自身、学生時代は2つの部活に所属していたのですが、2つの環境では全く人間関係が異なりました。
- 部活A:色々と試行錯誤したけど、3年間も人間関係に悩み続けた挙句、退部
- 部活B:特に人間関係に悩むこともなく自然体で4年間を過ごす
こんな経験から、自分に合わない環境にどうにか馴染もうとするより、自然に馴染める環境に身を移した方が効果的と考えてます。
ちなみに、転職など「居場所を変える」ことを提案すると、
こんなふうに「孤独感に耐えて頑張るべき」と考える人もいるかと思いますがこの考えは止めた方がいいかと思います。
孤独が人に与えるストレスはものすごく、その人が本来持つ能力をかなり邪魔してきます。
僕は「孤独感」のせいで、学生時代に色々なことに挑戦できなかったことを未だに後悔しています。
確かに「何でもかんでも逃げ出すのはダメ」という考えには賛成します。
しかし、多くの日本人は部活や学校などで「石の上にも3年」の精神が既に備わっているかと思います。
そのため、「逃げたい」という思いで頭がいっぱいになるようなら、それは基本的には逃げ時だと考えてよいと思います。
自分に合わない環境にいると感じるなら、転職をして職場を変えることが一番効果的な方法
まとめ
今回お伝えした内容をもう一度確認します。
- 「孤独」は非常に大きなストレス
- 孤独への対応法①:「何をしてもムダ」と開き直る
- 孤独への対応法②:自分の居場所を変える
こんなかんじです。
孤独感と戦ってきた僕には「孤独が邪魔をしなければ凄い場所までいけたかもしれない」という後悔があります。
学生時代の勉強や部活動はもちろん、たくさんの夢も孤独感に押しつぶされて心が折れてしまいました。
アナタがそんな後悔をしないで済むよう、1日でも早くあなたの中にある「孤独感」が薄れていくことを願っています。
それでは!