人間は「受ける喜び」より、「与える喜び」の方が大きい生き物
と言われています。
実際、カナダのブリティッシュコロンビア大学の3人の心理学者が行った研究では、「2歳未満の幼児でも、お菓子をもらうことより与えることの方に喜びを感じる」という結果が報告されています。
この実験結果からも分かるとおり、本来、人は誰かに何かを与えることで豊かになれる生き物です。
しかし一方で、他人に何かを与えれば与えるほど、幸せになれないどころか、不幸になる人すらいます。
そこで今回は「不幸になってしまうGiveの考え方」について、リベラルアーツ大学(通称「リベ大」)の両学長の動画を参考にしつつ、説明していきたいと思います。
僕自身、この「Giveの精神」を理解してから、人に与える喜びを感じられるようになったので、ある程度の効果は期待できる内容になってるはずです。
ぜひ最後まで読んで、これからのあなたの生活に役立ててください。
人に何かを与えると自分が苦しくなる人
- 自分が不幸になるGive
- Giveをする上で大事なこと
間違ったGiveのかたちは4つ
冒頭でも説明をしたとおり、基本的に人は与えられることよりも与えることに喜びを感じる生き物です。
それにも関わらず、人に何かをGiveをして苦しくなる場合、あなたは次のいずれかのGiveを行なっている可能性があります。
- 自己犠牲のGive
- 見返りを求めるGive
- 義務のGive
- 誰かれ構わず八方美人的なGive
いずれも、多くの人が無意識に行っている可能性の高いものばかりです。
これらについて、詳しく解説していきます。
自己犠牲のGive
「自己犠牲のGive」とは、その言葉の通り「自分を犠牲にしながら行うGive」です。
「人に何かを与える = 自己犠牲のGive」で考えてしまう人が結構います。
しかし、このような自分の身や精神を削るGiveをすると、
- 無理してるので長続きしない
- 相手に見返りを求めてしまう
こんな問題があり、自分を幸せすることが難しくなります。
もし、「自己犠牲のGive」に心当たりのある方は、
- まずは自分を最優先する
- 出来る範囲で無理なく人にGiveをする
このように考えることをオススメします。
見返りを求めるGive
こういった「見返りを求めるGive」の中でも特に日本人がやりがちなのが、精神的な見返りを求めることです。
- ご飯をおごったのだからお礼を言われて当然
- お金を貸したのだから感謝されて当然
- 家族のために我慢するのだから、感謝されて当然
人に何かをしてあげたとき、「お礼くらい言われて当然」と考える気持ちは分かります。
それでも、相手に何かを求めてしまえば、それが返ってこないときに苦しい気持ちになるのは結局自分です。
それに、与えられる側としても、見返りを求められつつGiveされるのは、気分もよくありません。
ですので、誰かにGiveをするときは、
「相手に見返りを求めてしまいそうなら、いっそGiveをしない」
こう考えるべきかと思います。
それでも、相手に見返りを求めてしまったのであれば、少し大きすぎるGiveを与えてしまったのかもしれません。
そうであれば、次は相手が何も感じなくても不快にならないサイズのGiveに変更してみてください。
義務のGive
「義務のGive」とは要するに「~だから(本当は面倒だけど…)」というニュアンスを含んだ、後ろ向きなGiveです。
「義務のGive」は日本人が特にやりがちなGiveだと考えています。
- 「お中元だから(面倒だけど…)」
- 「お歳暮だから(面倒だけど…)」
- 「上司だから(面倒だけど…)」
- 「イベントだから(面倒だけど…)」
こういった義務感を感じつつGiveしたところで、幸せにはなれません。
もしGiveをする際に「面倒だなぁ」というマイナスな感情が生まれたときは、そのGiveを止めることをオススメします。
ちなみに、僕はこの「義務のGive」が非常に嫌いなので、
- 「もうすぐ母の日だから何かあげなきゃ」 → その年は何もプレゼントしない
- 「もうすぐ母の日だし、何かあげよう」 → その年はプレゼントをあげる
こんなかんじで、自分の中で主体的に何かをしたいと思ったときにだけプレゼントを渡すようにしています。
こうやって「義務のGive」から解放されるとたくさんのメリットがあります。
- プレゼントを探す時間が楽しい
- 相手から反応が無くても気にならない
- 相手からお礼を言われると嬉しさ倍増
もし「義務のGive」に心当たりのある人は、
「記念日なんて関係なく、自分がGiveしたいと思ったときにGiveをする」
ということを心がけてみてください。
きっと、人に与える喜びを実感できるはずですよ!
八方美人的に誰かれ構わずGive
人を選ばずにGiveをすると自分が不幸になります。
一般的に、人を選り好みすることは良くないとされてますが、Giveする相手に関してはキチンと選ぶべきです。
というのも、世の中には3種類の人間がいて、Giveする相手を間違えるとドンドン不幸に近づくからです。
- ギバー:人に惜しみなく与える人
- テイカー:真っ先に自分の利益を優先させる人
- マッチャー:双方の損得のバランスを考えられる人
この中のテイカー(例:「DV夫」「メンヘラ彼女」など)にGiveをすると自分がドンドン不幸になっていきます。
残念ながら世の中には、どれだけ与えても、つけこんで攻撃したり搾取してくる人が存在します。
間違ってもそんな人にGiveをしないように相手は選ぶ必要があります。
自分が幸せになれるGive
これまで間違ったGiveのかたちについて説明してきました。
つまり正しいGive、自分が幸せになれるGiveは、これの逆ということになります。
- 自分にとって無理のない範囲で
- (精神的なものも含め)見返りを求めず
- 義務感からではなく、「人に与えたい」という気持ちに基づき
- 相手を限定したGive
人は誰かに何かを与えることで豊かになれる生き物です。
まずは自分の出来る範囲で少しづつやっていけばよいかと思います。
もし家族のある方は、仕事帰りにコンビニのお菓子を買って帰るところから始めてはどうでしょう。
家族の笑顔を想像しながら買い物をする時間は楽しいですし、何よりきっと、家族が大喜びで受け取ってくれるはずですよ。
まとめ
今回の記事についてまとめると、
- 人は「誰かに何かを与えることで幸せになれる生き物」
- 不幸になるGiveのかたちは4つ
- 幸せになるためには、「不幸になるGive」とは逆のことをする
ザっとこんなかんじですね。
さて、今回の記事は冒頭に説明したとおり、リベラルアーツ大学(通称「リベ大」)の両学長による動画を参考にしています。
今の時代、このような素晴らしいコンテンツがさまざまな媒体にて、無料で入手することができます。
しかし一方で、そんな素晴らしいコンテンツがあるにも関わらず、忙しくて学ぶことができない人も多いかと思います。
そんな忙しい人にオススメしたいのが、「音声学習」という方法です。
音声学習のメリットやはじめ方などは以下の記事で詳細に説明させてもらっているので、ぜひご覧ください。
それでは、音声学習がキッカケで皆さんの人生が好転することを願っています。