『社会人の1日の学習時間は6分』
これは、総務省が公表した「平成28年社会生活基本調査」という調査から判明した事実です。
言われてみれば、確かに通勤電車の中で周囲を見渡してみても、まともに勉強している社会人は1~2人ほどかと思います。
つまり何が言いたいかというと、
「勉強をすれば、圧倒的に少数派の人材になれる」
ということです。
ただ、多くの社会人は、
- 通勤電車は満員なので本が開けない
- 仕事で疲れて勉強する気になれない
- 帰宅時間が遅く、まとまった時間が確保できない
- 小さな子どもがいるので家で勉強ができない
こんなふうに、勉強できない理由は数多く存在するかと思います。
そこでオススメしたいのが「音声学習」です。
今回の記事では、音声学習に関する、
- メリット
- デメリットとその対策
- 始め方
- (無料あり)使用する教材
これらの情報をお伝えします。
また、記事に入る前に、簡単に僕の自己紹介をすると、
- 30歳
- 大企業に勤めるサラリーマン
- 現在は嫁と子ども(2人)の4人暮らし
こんなかんじのどこにでもいる普通のサラリーマンです。
そんな僕ですが、最低でも1日に3~4時間は勉強や副業などの自己投資に充てることが出来ています。
社会人の平均的な勉強時間が1日6分なので割と自慢気です。笑
そんな努力を1年ほど続けているのですが、
- プログラミング経験0の状態で、上場企業からエンジニアとして内定をゲット
- ブログや投資やらで、いわゆる「お金のなる木」をゲット
こんなかんじで、地味に成功しつつあります。
そんな僕ですが、自己研鑽のうちの1時間は、音声学習によって時間を捻出しています。
社会人の忙しい毎日の中で時間を捻出するのは本当に難しいですが、音声学習であれば、
- 歩いてる時間
- 通勤電車の中
- お昼休み
- 家事の最中
こういったスキマ時間や「ながら作業」が可能な時間を使って、勉強することが可能になります。
冗談のようですが、本気で1ヶ月も勉強すると、見える世界が変わります。
勉強するようになって、ワクワクする事が増えました!
この記事では、音声学習で使える無料アプリも複数紹介してます。
一緒に使い倒して、成長が止まらない自分にワクワクしていきましょう!
音声学習に興味のある人
- 音声学習のメリット・デメリット(対策)
- 音声学習の具体的なやり方とコツ
- おすすめの無料教材
音声学習のメリット
まず、音声学習のメリットですが、具体的には4つあると考えています。
- スキマ時間を活用できる
- 勉強してる感がない
- 勉強の負担感が少ない
- 勉強への意識が高くなる
これについて解説していきます。
メリット1:スキマ時間を活用できる
音声学習の一番のメリットは、
スキマ時間を活用したり、「ながら作業」で勉強が出来る事!
忙しい人にとっては本当に大きなメリットですよね
「本を読んだり、スマホを見るのは難しいけど、他のことに気を取られても問題ない状況」
こういった、微妙に無駄な時間を有効活用できるのは、忙しい社会人にとって大変ありがたい。
日常には、こんな時間がけっこうありふれていますよね
僕が実際に音声学習をしているタイミングとしては、
- 家事をしている最中
- 子どもを保育園に送った帰り道
- 通勤電車に乗るまでの道のり
- 本も読めないような満員電車の中
- お昼ご飯を食べている最中
- 一人でお風呂に入ってるとき
- ランニングや筋トレの最中
こんなかんじです。
もちろんこれら以外にも、音声学習の出来るスキマ時間は見つかるはずですので、ぜひ積極的に探してみてください。
メリット2:勉強してる感がない
音声学習に「勉強してる感」がないのは、特に会社で勉強する際に重宝します!
職場で参考書をガッツリ開いて勉強してる姿を想像してみてください。
- 周囲の目がものすごい気になる
- 「アイツは勉強熱心だから…笑」と変な評判が立つ
- …
…ものすごいやりづらそうじゃないですか?
「やりづらそう」で済むならまだしも、
- 「副業」
- 「転職」
- 「投資」
こういったテーマの勉強をしてたら、マジで目を付けられかねません。
その点、音声学習は、音楽を聴いているようにしか見えないので、周囲の目を気にせず、勉強することが出来ます。
実際、僕は音声学習を使って、会社で副業の勉強をしてます!
メリット3:勉強の負担感が少ない
勉強の負担感が小さいのも、音声学習のメリットです。
イヤホンを耳にセットして、音声だけで勉強をするので、
- 「勉強を始めること」への心理的負担
- 勉強による実際の負担
いずれの負担も軽いため、軽い気持ちで始めることができます。
実際、音声学習に使われる教材は、耳だけで理解してもらうことが想定されており、
- 話すスピード
- 声の抑揚
などが非常に工夫されています。
- サクッと勉強が始められて
- 脳に大きく負担がかからない
こんな特徴がある音声学習は、勉強の負担感が非常に小さいといえます。
メリット4:勉強への意識が高くなる
音声学習に限った話ではないですが、勉強を積み重なることで、
「もっと勉強したい!」という気持ちが湧いてくる
といったメリットがあります。
勉強に限らず、「〇〇したいけど時間がない」という人は本気でそれをしたいと思っていないことが多いです。
例えば、
- 今夜は大好きなあの子と初デート
- ルンルン気分で仕事をこなしてた
- 終業1時間前に、急な仕事が降ってきた
こんな状況だったら、あなたならどうしますか?
死ぬ気で仕事をしたり、仕事のリスケをするなりして、意地でもデートに向かいますよね?
結局のところ、人間は「本気で〇〇をしたい!」と思えば、そのための時間を必死で確保します。
それが出来ないのは、大半の場合、実はそのことに本気じゃなかったりします。
これは勉強も同様で、実は本気で勉強したいと思ってないケースが多い印象です。
「勉強したい」と本気で思うようにするには、「勉強の楽しさを知ること」が一番です。
勉強の楽しさは実際に勉強することでしか感じることができません。
そんな中、音声学習は負担感が小さいため、気軽に始めることができます。
そしてこれまで勉強してこなかった分、少し勉強をすればグングン成長していきます。
それこそ、音声学習を始めて1か月も経つ頃には、
- 普段見てる日常が少し違って見える
- 自分の成長を実感する
- 勉強することが当たり前になっている
こんな変化に気付くことができます。
そして、これらの変化が起きればしめたもの。
「もっと勉強したい」という気持ちが日が経つごとに強くなっていきます。
そしてその結果、
- 意地でも定時で退社する
- 早起きをする
- スキマ時間を探す
- ダラダラした時間を止める
自発的にこれらの行動を行うようになり、勉強の時間はドンドン増えていきます。
こんな正のスパイラルのきっかけに出来るのは、負担感の小さい音声学習をならではのメリットといえます。
音声学習のデメリットと対策
ここまでメリットを紹介してきましたが、当然、音声学習にもデメリットは存在します。
音声学習のデメリットは具体的には3つです。
- 学習効率は読書より低い
- 学習しづらい分野がある
- スマホのデータ容量を食う
対応策も含めて解説していきます
デメリット1:学習効率は読書より低い
座学などと比べて学習効率が下がることは音声学習のデメリットです。
しかし、これは音声学習のやり方を考えれば、やむを得ないことかと。
一般的な机に向かう参考書を使った学習と音声学習を比較した場合、
- 参考書:視覚、聴覚、触覚
- 音声学習:聴覚
使う器官の数がこれだけ違うので、学習効率に差が出るのは当然です。
学習効率が低いことへの対策
このように、音声学習は普通にやっていても学習効率が低いので、定着率を上げる工夫が必要になります。
具体的に僕が実践してる方法としては、
- 繰り返し同じ教材を聞く
- 途中で音声を止めてその場で復習する
こういった方法があります。
学んだことをその場で自分の言葉で説明すると、学習効果が劇的にアップします
しかし、いくら音声学習は効率が悪いといっても、そもそも世の中の大半は全く勉強をしてません。
そのことを考えれば、例え学習効率が半分程度だったとしても、あまり気にする必要ないかと思います。
多少の効率の悪さは目をつぶって量をこなしましょう!
デメリット2:学習しづらい分野がある
学習しづらい分野というものがあるのも、音声学習のデメリットです。
「高校数学」などがイメージしやすい例かと。
「これから数学の勉強を始めます」という人が、音声だけで勉強を進めることが難しいのは想像できるかと思います。
音声学習が難しいテーマへの対策
こういったテーマを音声学習する際のコツは次の通りです。
- 復習として音声学習をする
- (動画教材ならば)合間合間で画面をチラ見する
こういった方法であれば、音声学習を進めていくことが可能になります。
デメリット3:スマホのパケットを著しく消耗する
Youtubeなど、スマホに保存できないアプリで学習する場合、スマホのデータ容量を大量に消費します。
月の途中で速度制限をくらうとストレスが溜まりますよね…
スマホのパケットを著しく消耗することへの対策
対策は次のいずれかになります。
- スマホにダウンロードできるアプリを使う
- スマホのパケット容量を増やす
速度制限がかかるほどに音声学習をしてるのであれば、自己投資の一環として、パケット容量を増やすことはありかと思います。
ただ、特に教材にこだわりがないのであれば、
などの、コンテンツをスマホにダウンロードできるタイプのアプリを活用する方がコスパはよいかもしれません。
音声学習のやり方
学習のやり方といっても、何も難しいことはありません。
- スキマ時間を見つけて
- 耳にイヤホンを差し込んで
- スマホでアプリを開く
これだけです。
音声学習を行うタイミング
基本的に、音声学習は「スキマ時間」を活用したり、「ながら作業」で行っていきます。
ガッツリ勉強できるなら、手を動かした方が効率はいいですしね
具体的なタイミングとしては、
- 家事をしている最中
- 子どもを保育園に送った帰り道
- 通勤電車に乗るまでの道のり
- 本も読めないような満員電車の中
- お昼ご飯を食べている最中
- 一人でお風呂に入ってるとき
- ランニングや筋トレの最中
こういったものがあるかと思います。
音声学習にイヤホンは必須
種類は何でもいいですが、音声学習にはイヤホンが必須です。
100円ショップでも売っているので、必ず入手してください。
ちなみに僕はこちらを使ってます。
使ってみての感想としては、
- 音漏れの心配がない
- マジで耳から外れない
- 耳が痛くならない
こんなかんじです。
電車通勤の方やランニングが趣味なら、割とオススメできます
音声学習で使うアプリ(無料あり)
音声学習でオススメのアプリは次の5つです。
- audible(無料あり)
- Audiobook(無料あり)
- Youtube(基本無料)
- Voicy(基本無料)
- Udemy
それぞれ解説していきます。
①Audible(無料あり)
「Audible」はAmazonの音声読書サービスです。
- 最初の30日間は無料(その後は月額1,500円)
- 音声をダウンロードするので、パケット通信をあまり消耗しない
- 本のラインナップがもっとも豊富
こんなかんじなので、これから音声学習を始める人には、1番オススメのアプリです。
無料の期間が1ヶ月あるのは、本当にありがたいですね
「Audible」で個人的に好きな本としては次のようなものがあります。
使い勝手もよく、1ヶ月以内に解約すれば無料なので、まずは「Audible」から始めてはどうでしょう?
④audiobook(無料あり)
audiobookは日本のオーディオブックではトップの音声学習アプリです。
オススメは「聞き放題のサービス」ですが、
- 初月30日は無料(その後は月額750円)
- ベストセラーが聞き放題
こちらも先ほどのAudibleと同様、コスパはかなり良いです。
個人的にはAudibleのラインナップの方が好きでしたね
とは言っても、次のように、楽しく聴ける本もたくさんありました!
これらの本も聞き放題で読めるので、
- まずは聞き放題プランを試してみる
- 合わなければ30日が経過する前に解約する
こんなかんじで始めてみてはどうでしょう。
③Youtube(基本無料)
言わずと知れたYouTube。
2018年あたりからビジネス系の投稿が増えており、最近では、有料級の動画も数多く投稿されています。
Youtubeの特徴をまとめると、
- 基本的には無料で学習できる
- 有料級の動画もある
- データ通信量をかなり喰う
こんなかんじでしょうか?
データ通信をかなり消耗するので、人によっては利用が難しいかも…
YouTuberはたくさんいますが、オススメしたい人は次のとおりです。
- 両学長 リベラルアーツ大学 : お金に縛られず自由に生きていくための知識が学べます。
- サラタメさん【サラリーマンYouTuber】 : 話題となった書籍の内容をかみ砕いて説明してくれます。
- 迫 佑樹 -スキルをつけて人生を攻略する- : スキルを身につけ、自由を手に入れる方法が学べます。
- KENTA / 雑食系エンジニアTV : エンジニアを目指すなら絶対に知っておくべき情報が学べます。
- 税理士大河内薫の税金チャンネル : 税金やお金の話をものすごく分かりやすく教えてくれます。
「誰から学んでいいか分からない」という方はこれらの人から学べば問題ないかと思います。
この中でも更にオススメは両学長による動画です。
個人的に好きな「Giveの精神」の動画を次の記事で解説してます。時間のあるときにご覧ください。
④Voicy(基本無料)
「Voicy」とは、ビジネスの専門家やインフルエンサーなどの発信を聞くことができるアプリです。
こちらもYoutubeと同様、無料で使用できます。
ラジオみたいな感覚で聴けるので割と面白いかも
色々なパーソナリティの方がいるのですが、僕のオススメは次の3人です。
- キングコング西野さん(西野亮廣エンタメ研究所)
- 堀江貴文さん(ホリエモンチャンネル)
- 田端信太郎さん(タバラジ by田端信太郎)
いずれも有名人なので説明は不要かと思います。
③Udemy
Udemy は世界最大級の学習プラットフォームです。
受講できるコースは100,000 を超えるとのことで、
- マーケティング
- 自己啓発
- デザイン
- プログラミング
- …
などなど、コースは多岐に渡ります。
僕はプログラミングの勉強でお世話になりました!
音声学習は難しい教材も一部ありますが、音声学習に限らず、普通に勉強になるものばかりです。
通勤中に資格の勉強をしたい人なんかにはオススメのアプリと言えますね。
これから音声学習を始めるなら
5つのアプリを紹介しましたが、「どれから始めればいいか分からない」となるかと思います。
そんな人にアドバイスするなら、
こんなかんじです。
ただ正直、使うアプリの順番よりも、いますぐ勉強を始めることを優先してもらえたらと思います。
「あとで…」なんて言ってたら一生勉強は始まりません。今すぐアプリをインストールしてください!
参考:プログラミングを音声学習する方法
今話題のプログラミングについて、音声学習で学ぶ方法に関しても触れたいと思います。
正直、プログラミングは音声学習に向きません。
例えば次のようなコードを書くように説明があった場合、
def index
@bananas = Banana.all
end
「でぶ いんでっくす あっと ばなな いこーる ばなな どっと おーる えんど」
こんなかんじで聴こえてきます。
プログラミング初心者なら、画面を見ない限り、理解は不可能かと…
とは言っても、プログラミングを音声学習する方法が無いわけではありません。
要するに、音声を聞いたときに画面がイメージできればよいので、
- 既に学習した内容を復習する
- ときどきスマホ画面を確認して内容を理解する
こういった方法をとれば、プログラミングなどでも音声勉強は可能です。
とはいえ、ここまでして勉強するなら、他ジャンルを勉強した方が効率的かと…
プログラミングの音声学習は「どうして時間を確保できない」ってときの「苦肉の策」として考えておくのが良さそうです。
まずは音声学習をスタートさせよう
今回の記事をまとめると、
- 忙しい社会人と音声学習は相性抜群!
- 音声学習に必要な最低限はスマホとイヤホン
- 音声学習にもデメリットはあるが、対策は可能
ザっとこんなかんじです。
…さて、冒頭でも解説しましたが、社会人の大半は一切勉強をしません。
だから、少し勉強するだけで、割と簡単に「コイツすごい…」ってレベルには到達できます。
騙されたと思ってくれて構いません。
まずは1ヶ月だけでいいので、勉強を続けてみてください。
「あれ?もしかして、俺ってかなり成長してる…?」
こんな感覚を味わうことが出来るはずです!
あなたの毎日が勉強によって、最高に刺激的で充実したものになることを願っています。
それでは!