- 「どんなclass名を付けたらいいか毎回悩む…」
- 「class名を見てもどの部分か分からない…」
こんな事が多々ありましたが、最近、ようやくコツが見えてきたので、自分なりのポイントを解説します。
目次
コツ1:英語で書く
基本的な事ですが、ときどきサボりそうになりますね。
/* 悪い例 */
.chuo{
…
}
/* 良い例 */
.center{
…
}
今はGoogle翻訳ですぐに翻訳できるので、英語表記はサボらないように意識しています。
ちなみにGoogleで「訳」と検索すると一発でGoogle翻訳が表示されます
ただし、場合によっては、敢えて日本語で書いた方が分かりやすい場合もあります。
最近触れた事例でいうと、「柚子」に関するコードを書きましたが、
/* 悪い例 */
.citron{
…
}
/* 良い例 */
.yuzu{
…
}
こんなふうに、「柚子」の場合は、英語の「citron」よりも「yuzu」の方が直感的に理解できるかと思います。
ですので、何でもかんでも、思考停止して英語に訳すというよりも、
基本的には英語で表記しつつ、「日本語の方が直感的に理解しやすいかも?」という視点も忘れない
これくらいの感覚でいると丁度いいかんじになりました。
コツ2:タグ名を入れる
- header
- nav
- main
- footer
このあたりの「直感的に理解できるHTMLタグ」をクラス名に入れるのは有効です。
具体的なイメージとしては、
<header>
<div class="header-inner">
<div class="header-left">
…
</div>
<div class="header-right">
…
</div>
</div>
</header>
こんなかんじですね。
コツ3:無理に表示を省略しない
文字数の多い単語だとやりがちですが、無理に略式表示をすると、コードを書いて数日後には訳が分からなくなります。
例えば「container」という単語を「con」みたいに訳す場合ですね
とはいえ、クラス名の文字数が多いと、それはそれで読むのに一苦労かと。
なので、結局は「将来の自分や他人が直感的に理解できるか」って視点が大事かと。
コツ4:子結合子(E>F)で表示するのはアリ
liタグでよく使うのですが、敢えてクラス名を付けずに「.〇〇 >li」と書くと読みやすくなります。
<ul class="product-a">
<li class="product-a-li"></li>
<li class="product-a-li"></li>
<li class="product-a-li"></li>
</ul>
<ul class="product-b">
<li></li>
<li></li>
<li></li>
</ul>
/* 良い例 */
.product-a{
…
}
.product-a-list{
…
}
/*悪い例 */
.product-a{
…
}
.product-a >li{
…
}
こんなふうに、「product-b」の方がスッキリして見えるかと思います。
コツ5:コメントを入れる
命名規則とは少しズレますが、適度にコメントが入っていると、コードの可読性が高まります。
CSSのコードに関しては、
- 「ヘッダー」や「フッター」などの大きなセクションの前後
- javascriptに関連する部分
このあたりは積極的にコメントを付けるのが良いかと思います。
コメントは頻繁に使うので、ショートカットキーの暗記は必須
コツ6:「-outer」や「-inner」の使い方を決めておく
特定の要素に対して、一回り大きな(小さな)要素を追加したいときは多いかと思います。
そんなときによく使うのが、
- 「-wrapper」
- 「-outer」
- 「inner」
- 「-content」
こんな表現かと。
これらを記載するときに統一的なルールを決めておくと、時短にもなるし、キレイなコードにもなります。
ちなみに僕の場合は、
「-wrapper」→「-outer」→本体→「-inner」
こんな構造になるように意識しています。
例えば、「お問い合わせ(contact)」に関する部分のコードで見ると、
<div class="contact-wrapper">
<div class="contact-outer">
<div class="contact">
<div class="contact-inner">
…
</div>
</div>
</div>
</div>
こんなかんじですね。
自分の命名規則をまとめました!
コードを書くのが自分だけという状況だと、けっこう適当にクラス名を決めがちです。
しかし、その場合でもある程度のルールに則らないと、作業の後半になるにつれて、訳が分からなくなりがちです。
将来の自分が苦しまないためにも、読みやすくてイメージしやすいクラス名をつけていきたいと思います。