こんな人に向けて、今回は「素早く言い返す技術」を解説するよ!
- 弱気で他人にモノが言えない…
- 口が回らず言い返しても言い負かされる…
- 人間関係を壊したくなくて言い返せない…
こんな事に悩んでいる人は多いかと思う。
口ケンカでは勝てないから、言い返さずに過ごすことで、一応の人間関係をキープしている人も多いはず。
でも正直、納得できないよね。
- 思い通りにいかないとすぐキレる上司
- ナメた態度で関わってくる同僚
- 何かと無理な注文をつける取引先
こんな人たちに怒りを感じたのは一度や二度ではないかと思う。
そこで、この記事では、
- リスクは最小限に抑えつつ
- 相手の攻撃を骨抜きにする
こんなノウハウを伝えていくよ!
この記事を読めば、口ケンカが苦手でも言い返せるようになるはず
ちなみに、今回の記事は「ちょっとだけ・こっそり・素早く「言い返す」技術」を参考にしたよ!
この本だけど、
- 世界中で行われた実験結果を根拠にした内容
- 現役の精神科医が心理学な観点から解説
こんなふうに信憑性は抜群!
なので、もしこの記事が参考になったら、ぜひ実際の本を読んでほしい。
マンガは『多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。』の作者Jamさんが担当してるよ
目次
いい人は損をする
まず一つ知っておいてほしいのが、
いい人は確実に損をする!
ってこと。
「いい人=悪口を言われてもガマンする人」ってイメージね
理由としては、
誹謗中傷を受けたときに抵抗しないと、周囲から「アイツは魅力がない」とみなされるから!
こんなかんじ。
これについて、こんな実験を紹介するよ。
- 被験者に「電気ショックで苦しむ人」の映像を見せる
- その後、被験者をA・B・Cの3つに分類する
- Aには「実際は電気ショックを受けておらず、ただの演技」と解説する
- Bには何も説明せず「不当に電気ショックを受けてる」と思わせる
- Cには「電気ショックを受ける代わりに$30の報酬を貰う」と解説する
- その後、被験者に「電気ショックを受けている人は魅力的か?」と質問をした
- その結果、Bは「魅力的ではない」との回答が多かった
こんなふうに、人間は「不当な不幸に遭遇する人=魅力がない人」と判断するんだ。
理由をつけて、その状況を正当化することで「自分だけは大丈夫」と安心したいんだとか
だから他人からの誹謗中傷は、対処しないと確実に自分が損をすることになるんだ!
誹謗中傷に抵抗しないと抵抗できなくなる
そしてもう一つ知っておきたいことが、
ツラい体験は受けたままにすると、行動を起こせなくなる!
心理学的には「学習性無気力」って言うんだ
これについても、こんな実験がある。
- 犬をオリに閉じ込め、その犬に電気ショックを与え続けた
- その後、オリの出口を開けた
- しかし、犬はオリから脱出しようとしなかった
これは人間も同じこと。
ツラい体験をそのままにすると、仮に逃げ出すチャンスがあったとしても、
だから、批判してくる相手には、必ず立ち向かうべきなんだよ
口ゲンカの勝敗は「口数」で決まる
こう考える人は多いけど、これは誤解。
なぜなら、口論の勝敗を左右するのは「口数」だから。
これについて、こんな実験結果があるよ。
- 被験者を5名のグループに分ける
- 彼らに「砂漠で生き残るために大切なもの」について議論をさせた
- その結果、一番多く話してた人の意見がもっとも採用された
口論に負けた後って、
- 知識不足で負けた…
- もっと理論武装すべきだった…
こんなふうに思うかもしれない。
でも、実際はもっとシンプルで、「口数の多さ」で勝敗が決まるんだ!
「発言が多い=信頼性が高い」って無意識に思ってるみたいだね
だから、口論で負けることを恐れずにガンガン立ち向かっていってほしい。
具体的な「言い返す」コツ
少し前置きが長くなったけど、具体的な「言い返すコツ」を解説するよ。
といっても、口下手なあなたは相手の攻撃をかわすことが一番大事。
受け流し方さえ知ってれば、相手の悪口を冷静に聞けるので、相手の隙を見つけやすくなるんだ。
隙が見つかれば、あとは自信を持って言い返すだけ!
心理学者のネルソン・ジョーンズによれば、こんな戦術が有効だそう。
- 反射の戦術
- 分散の戦術
- 質問の戦術
- 延期の戦術
- フィードバックの戦術
これらについて解説していくよ!
①反射の戦術
誰かに突然の宣戦布告をされても勢いに飲まれたらダメ!
こんなときは、
とにかく相手の発言を要約して返す!
まずはこれを徹底しよう!
この「反射の戦術」は、
- とりあえず自分の心を落ち着けるための時間稼ぎになる
- 「話を聞いてますよ」と好意的なメッセージを伝えられる
- 相手の苛立ち具合を大まかに察することができる
こんなメリットがあるんだ!
そして、ここでのポイントは、相手の意見を否定も肯定もしないってこと。
というのも、すぐに肯定や否定をすると、
- 肯定した場合 → 相手の意見を飲まざるを得ない雰囲気になる
- 否定した場合 → 相手の攻撃が更に加速する
こんなふうに苦しい展開になりがち。
「まずは肯定も否定もせずに話を聞く」というのは、交渉で重要なコツなので、ぜひ覚えておいてね!
「とりあえず謝る」って選択肢だけは避けようね
②分散の戦術
相手の話を聞いてみて、
- どう考えても自分に非がある
- 相手が決定的な証拠を握ってる
こんな場合があるかと思う。
こういうときは、
「〇〇についてはゴメン」
みたいに、その部分”だけ”を認めよう。
あくまでも負けを認めるのは、その一部分だけね
そして、その「小さな負け」を認めたらいつまでも引きずらないこと!
弱気な態度を見せたら、相手はどんどんつけあがるので、「小さな負け」を認めたら、冷静な態度で接しよう!
相手がほじくり返してきても、その部分”だけ”を認めること
③質問の戦術
これはシンプルに、「どうしてそう思うの?」と理由を掘り下げて聞くこと。
ここで注意したいのが、必ず先に「反射の戦術」と「分散の戦術」を使うってこと!
こういったとき、大半の場合、相手は自分に答えを求めているかと。
そんな中で、相手の発言にいきなり質問を被せようものなら、
とはいえ、質問することには、
- 相手に「話を聞いてます」って印象を与えられる
- 相手の熱が冷めるまでの時間稼ぎになる
こんなメリットがあるんだ。
なので、タイミングを伺いつつも、一度は質問してみてほしい。
④延期の戦術
人は「雰囲気にのまれてしまう」ということがよくある。
そうならないためには、
- 「考えさせてください」
- 「持ち帰ってもいいですか」
など、回答を延ばすのが効果的なんだ。
回答を延期できれば、どんなに勢いに押されていても、戦況を立て直せるはず!
ここでのポイントは、
その場での回答を求められても、粘り強く、結論を延期させてもらうこと!
高威圧な態度で即答を求めてくる場合、
- 実は論理が破綻している
- 少し突けばボロが出る
こんな意見である事が非常に多いんだ。
だからこそ、相手が即答を求めるなら、なおさら回答は延期すべきなんだ!
後日、準備万全の状態で、自分に有利な展開に持ち込もう
⑤フィードバックの戦術
フィードバックっていうのは、
「相手の状態を評価して、その評価を再び相手に戻すこと」
だよ。
具体的には、
- 「あなたは少し怒っています」
- 「声が大きいですね」
- 「さっき、〇〇と言いましたね」
こんなかんじね。
この「フィードバックの戦術」の中でも、特に使いやすいのが「相手の言い方」を指摘する方法だよ!
イメージとしては、
- 「そんな強い言い方をする必要はないかと思いますが…」
- 「すみません。ちょっと聞き取りにくくて…」
- 「もう少しゆっくり話してもらえませんか?」
こんなかんじ!
油断させておいて終盤にたたみかける
相手に反論する場合に焦りは禁物。
- 相手の話を要約する
- 小さく認めてあげる
- 質問を重ねる
- 「相手の言い方」を指摘する
- (場合によっては)回答を延期する
これらを駆使して相手の話を受け止めつつ、まずは矛盾点や言い過ぎな言葉など、反論の機会を探ろう。
そして相手が色々と話し終えた段階で、
- 「先ほど言っていた〇〇についてですが…」
- 「先ほど〇〇と仰いましたが、それは少し違うかと思います。」
こんなふうに一気に反論していこう。
こうやって相手が話し終えた段階で反撃に転じることで、相手は不意をつける、体勢を立て直すのが難しくなるんだ。
手ごわい相手でも、後半に戦力を絞って反撃をすれば、勝率は上がるはず
ここで注意したいのが、
やられた分だけやり返すこと!
喧嘩を売ってきた相手をボコボコにしたい気持ちはよく分かる。
でも、徹底的に相手を潰しにかかると、
- 口が上手い相手から猛攻撃を受けることになる
- その後の人間関係が面倒になる
- 最悪、自分が「悪者」になる
こんなリスクがあるんだ。
だから、言い返す際は「やられた分だけやり返す」に留めるべきなんだ!
「言い返す技術」を身につけてストレスフリーに近づこう
今回は「素早く言い返す技術」について解説したよ!
- 相手の話を要約する
- 小さく認めてあげる
- 質問を重ねる
- 「相手の言い方」を指摘する
- (場合によっては)回答を延期する
- 反撃は最後にまとめて行う
- やられた分だけやり返す
これで口論が苦手な人でも抵抗できるはずなので、ぜひ試してみてね!
また、この記事は「ちょっとだけ・こっそり・素早く「言い返す」技術」を参考にしたよ!
この本には、今回紹介した内容以外にも、
- 攻撃をしてくる人の心理状況
- 説得力が増す一言
- 暴言やセクハラへの返し方
など、口論が苦手な人にとって有益な内容がたくさん掲載されてるんだ。
なので、もし今回の記事に興味を持ったら、マンガも読んでみてね!
千円程度で口ゲンカの苦手意識を減らせるなら安いものじゃない?
この記事と今回紹介した本が、今後のあなたの人生によい影響を与えてくれることを願ってるよ。
それでは!