ボクシング

「最強モンスター井上尚弥はこうして作った」を読んでみたよ!【読書レビュー】

この記事では、大橋ボクシングジムの会長が書かれた「最強モンスター井上尚弥はこうして作った」のレビューをお伝えするよ!

この本に興味のある人はぜひ最後まで読んでいってね!

この本を読むべき人

「ポイント」と書かれた画像

とりあえず、間違えないで欲しいのが、

この本はボクシング関係の自己啓発本じゃないよ!

だから、現役ボクサーがモチベーションを上げる意味ではオススメしない。

ソウ

ボクサー本人や、別スポーツの選手が書いた自伝の方が間違いなくモチベーションは上がるよ!

一方、作者の大橋秀行は、

  • 5名の世界チャンピオンを輩出にした大橋ボクシングジムの会長
  • 自分自身も世界チャンピオンになった経験を持つ

というジムの運営に関しては間違いなく日本でトップクラスの人!

なので、あなたがトレーナーやジムの会長なら、間違いなく一読の価値がある本だよ!

それからオススメしたいのが、「ボクシングに特に興味はないけど、本が好き」って人!

「ボクシングジムの会長」という、大半の人は経験しない経歴の人が書いた本なので、単純に読み物としては面白いかと思う。

ソウ

いずれにせよ、1時間足らずでサクッと読めるので、軽い気持ちで買ってもらえればいいんじゃないかな!

「最強モンスター井上尚弥はこうして作った」の構成・概要

しおりを挟んだ本の画像

この本の構成は、

  • 第1章:ジムの会長目線で見た井上尚弥の凄さ
  • 第2〜3章:大橋ジムを運営する際に大橋会長が気を付けていること
  • 第4〜5章:大橋ジムに所属する世界チャンピオンをジムの会長から見て感じたこと
  • 第6章:大橋ジムの会長、大橋秀行が現役時代の話

ザックリとこんなかんじ!

実はこの本、僕は表紙だけしか見ずに買った本だったんだ。

タイトルや表紙の雰囲気から、内容の半分以上は井上尚弥のマネジメントに関する内容だと思っていた。

でも実際のところは、井上尚弥のマネジメントに関する内容はページの半分にも満たないよ!

ソウ

ぶっちゃけ、「軽く詐欺じゃない?」って思ったよ。笑

まぁでも、

  • 副題にはしっかりと「5人の世界チャンピオンを育てたマネジメント術」って書いてある
  • 目次を見れば、第一印象と内容に乖離があることに気づくことが出来た

こういうことだし、僕の不注意だと言われたらそれまでの話。

それに、「当初の目的とは少しズレたけど、けっこう面白い本だったから個人的には満足してる!

じゃあ、実際にどんな内容が書かれていたのかザックリと解説していくよ。

第1章:井上尚弥のマネジメント

とりあえず井上尚弥が本当に凄い選手だってことが改めてよく分かる内容だったよ!

  • アマチュア時代に7冠を達成
  • 日本人最速で世界チャンピオンになる
  • 14年間ダウンをしたことがない相手にKO勝ちする
  • 自分のパンチ力に耐えきれずに拳を脱臼する

こんなのマンガの世界だけの話だろ…って言いたくなるような輝かしい実績ばかりだよね。

そして、そんな既に圧倒的に光る選手だったからこそ、大橋会長の

  • 井上尚弥をケガさせないように慎重に試合を組みたいという気持ち
  • 「強い相手としか戦わない」という井上尚弥の信念にマッチした相手を選ぶ責任

この両方の感情が混在していたことが伺える内容になっていたよ!

2〜3章:大橋ボクシングジムの運営での本音

2~3章では、特定の選手にフォーカスせず、大橋会長がジムを運営する中での様々な苦悩が描かれているよ。

個人的に「なるほどな」って思ったのが、章の前半に書かれた経営戦略に関する部分!

ネタばれをすると、大橋会長が採用した経営戦略っていうのが、

  1. まずは練習生をたくさん集める
  2. 人が集まれば、プロボクサーが誕生したり、ランカーが生まれることで、ジムのブランドが上がる
  3. その結果、才能がある選手が集まりやすくなる
  4. そうなると、更に多くのプロボクサーやランカーを世に排出できる
  5. だからまずは練習生の質より量を重視するために、「楽しいジム」を作る

こういったものだった!

ソウ

ジム設営当初とはいえ、世界チャンピオンを5人も出したジムで、携帯電話をイジりながらサンドバックを打つ人がいたのは驚いた!

この「ハード面とソフト面のどっちを先に充実させるか」って考え方は、ボクシングに限らず参考になるんじゃないかな!

4~6章:大橋ジムに所属するトッププロの裏話

4~6章にかけては、井上尚弥以外の選手について、ジムの会長から見た様子が描かれているよ。

具体的には、

  • 第4章:川嶋勝重について
  • 第5章:八重樫東について
  • 第6章:大橋秀行(会長本人)について

こんなかんじね!

読んでみると、選手ごとに個性や歴史があるんだなぁと感じた。

特に八重樫東は、テレビで応援してたけど、

  • 元々は全く才能が無い選手だった
  • 社会人になってからプロボクサーを目指すようになった

と、当時は知らなかった話もあったりしたので、「へー」と思う部分がたくさんあったよ!

「最強モンスター井上尚弥はこうして作った」を解説したよ!

「まとめ」と書かれた画像

井上尚弥が所属する大橋ボクシングジムの会長、大橋秀行が書いた本「最強モンスター井上尚弥はこうして作った」を解説したよ!

冒頭でも言ったけど、普段は絶対に関わらない立場の人が書いた本なので、本の題材としてはとても面白いかと思う!

1時間程度で読める内容になっていて、通勤・通学の合間に読めるので、是非読んでみてね!

ソウ

それこそ、中学生の子どもに、朝の10分間読書として読ませても面白いかもね!

さて、今回は「最強モンスター井上尚弥はこうして作った」という本に関して解説したけど、僕のブログでは他にも、

  • どうやったら強いパンチが打てるようになるの?
  • ボクサーはプロテインを飲むべき?
  • ボクシングって独学でも学べるの?

こういった「ボクシングに関する様々な情報」を発信してるから、ぜひ他の記事も読んでいってね!

それでは!