プログラミング・エンジニア転職

【裏技?】エンジニア未経験の人が自社開発企業に転職する確率を上げる具体的な方法2つ

この記事の想定読者

これからエンジニア転職行う人

この記事で学べること

業務未経験の人が自社開発企業から内定を得るための方法

前回の記事では、未経験者がエンジニアへ転職をする際、「未経験OK」と言っている企業に転職することはあまり良い選択肢ではないと説明をしました。

今回はそのことを踏まえつつ、多くの自社開発企業が「未経験可」と記載しない理由と、未経験者がそういった企業に内定するための方法について解説していきます。

この記事で説明する方法は、実際に僕がWeb系の自社開発企業から内定を貰った際に取った方法ですので、再現性は十分にある方法かと思います。

これからエンジニア転職をする人にとっては、役にたつ情報になっているかと思いますので、ぜひ、最後までお付き合いください。

「未経験可な」と自社開発企業が記載しない理由

まず大前提として知っておいて欲しいことがあります。

それは、

「未経験可」と書いてないけど、本当は業務未経験の人でも構わないと考えている企業が結構な数で存在している。

ということです。

では、どうして未経験OKな自社開発企業が「未経験OK」と言わないのか。

理由
  • 正真正銘の「未経験者」からの応募が殺到するから
  • 技術レベルの低い会社という烙印を押されるから

こういった理由があるからです。

これらについてもう少し詳しく解説していきます。

一応補足しておくと、これから説明する内容は、複数の面接官や現役のエンジニアから僕が直接聞き取った内容です。

そのため、おおよそ全ての企業がこのように考えていると考えて差し支えないかと思います。

正真正銘の「未経験者」からの応募が殺到するから

「未経験の人でも構わないけど、本当に完全な未経験な人は遠慮したい」

どうやらこれが採用する企業側の本音のようです。

面接官の方いわく、今は過去に類を見ないほどに、エンジニア転職が盛んになっており、未経験者の応募も多数あるのが実情で、もはや、ある種のブームとすら感じるそうです。

そのような状況の中で「業務未経験OK」と記載をすれば、たちまち多くの募集が殺到します。

申込みが多いということは、企業側にとっては嬉しいことではあるようですが、その中には、

  • プログラミングに触ったことすらない人
  • プロフィールが完全に未記入の人
  • スクールで作ったものをそのままポートフォリオとしている人
  • そもそもポートフォリオを作ってすらいない人

こういった「論外なレベルの人」からの申し込みも多数含まれます。

こういった人は、使い物にならないどころか、完全に「お荷物」になるため、当然、排除することになります。

しかし、申し込みが多いと「論外なレベルの人」だけでも結構な量で、除外するだけでも採用担当者にとって大きな負担になります。

要するに、

  • 実践経験が無くとも、ある程度はプログラミングについて理解している
  • 学習意欲が高く、大幅な成長が見込める
  • 一緒に働く仲間として、最低限のマナーや常識を持っている

こういった人材が集まるように、例え業務未経験可である企業であったとしても、「未経験OK」と記載をしていません。

技術レベルの低い会社という烙印を押されるから

『未経験可』と銘打つと、自社の技術レベルが低いと思われ、採用活動全般に支障が出るから。

これがもう一つの理由です。

先ほども説明したとおり、ある程度のレベルがあれば、たとえ業務未経験の方であっても採用したいのが、企業側の本音です。

ですが、その一方で「未経験可」と記載すれば、現役エンジニアや他企業から「あの会社の技術レベルは低い」と認知されてしまいます。

そうなると、今度は経験者の採用に支障が出てきてしまうので、

  • うちの会社は優秀な人しか採用しない
  • うちの会社のエンジニアは全員優秀である

こういった建前を維持する必要があります。

そのため、例え実際は業務未経験の人も採用対象だとしても、募集要項に「未経験OK」と記載する企業はそれほど多くはありません。

エンジニア未経験者が自社開発企業に転職する方法

これまで、多くの自社開発企業が「未経験可」と記載しない理由について説明してきました。

では、業務未経験の人が自社開発企業に内定するにはどうしたらよいか。

具体的な方法は2つです。

  • 「必要な業務経験が半年~1年」の会社を中心に応募する
  • 正規ルート以外の方法で面接に進む

これについて詳しく説明していきます。

「必要な業務経験が半年~1年」の会社を中心に応募する

募集要項に「必要な業務経験は半年~1年」と記載されている企業を中心にとにかく大量に応募する

結局のところ、これが一番確実で簡単な方法だと感じました。

もちろん、必要な業務経験がそれ以上に長い期間の企業も臆することなく、ドンドン応募していきます。

ただ、実際に転職活動した僕の感覚としては、2~3年程度の業務経験を求める会社は、本当にそういった実力を有している人を求めている印象(要するに「業務未経験」は対象外)でした。

ちなみにいうと、

募集要項の条件を満たしていないのに、申し込んで問題ないんですか?

このように感じた人もいるかと思いますが、これに関しては全く問題ありません。

面接官の方いわく、

「募集期間はあくまで目安なので問題ない」

との事でした。

とは言っても、ポートフォリオすら作成してないのであれば応募は控えた方がよいです。

厳しい言い方ですが、「未経験可」と記載していない企業にとって、ポートフォリオすら作っていない人からの応募は迷惑にしかなりません。

正規ルート以外の方法で面接に進む

正規のルート以外から面接に進む

これが、未経験者が内定を勝ち取るために取るべきもう一つの方法です。

一般的な転職活動では、サイトの「採用情報」といったページやwantedlyなどの転職サイトから面接を申し込むかと思います。

ですが、そういった「正規ルート」を進むと、画一的に判断されて不採用となる可能性があります。

例えば、年齢の上限を「30歳まで」と会社の中で基準を設けてた場合、実際にあなたにどれほどの魅力があったとしても、面接を行ってもらえません。

一方、別ルートから面接に漕ぎつけた場合、「例外」として、そのような画一的な対応から除外されます。

また、具体的な別ルートですが、

  • 家族などのコネ
  • 知人のエンジニア
  • 勉強会で知り合ったエンジニア

などが考えられますが、方法は他にもあるかと思います。

エンジニアによる勉強会は、東京を中心に頻繁に行われています。たとえ「業務未経験」でも、参加可能なケースが多いようですので、積極的に参加してみてください。僕の場合はwantedlyで勉強会を見つけました。

ちなみに、こういった別ルートから面接にこぎつけると、

  • 「あの人からの紹介だから」
  • 「既にSNSで繋がってるから」

などのバイアスがかかるため、正規ルートから面接を受けに行く場合よりも、内定を獲得しやすくなります。

まとめ

今回の記事をまとめると、

こんなかんじですね。

今回の記事では、少しイレギュラーに聞こえる方法を説明したので、もしかしたら実践するには勇気がいるかもしれません。

だからこそ、大半の人は実際に行動に移すことができませんし、実践することで他の人に大きく差をつけることが出来ます。

ですので、この記事に共感をしていただけたなら、「フーン」と思うだけでなく、実際に行動してみてください。

「未経験から自社開発企業へ転職する方法」をお伝えしましたが、どんな知識も持っているだけでは全くの無意味です。

ぜひ、この記事で学んだことを少しでも実際の転職活動に生かしてください。

あなたの転職活動が成功することを願っています。